7月12日(日)19時半からBunkamuraシアターコクーン初のライブ配信が予定されている森山未來・黒木華共演の公演『プレイタイム』の稽古写真が到着した。
約4か月休館していたBunkamuraシアターコクーンの再始動となる本公演は、 岸田國士の「恋愛恐怖病」ほかの戯曲から、構成・演出を梅田哲也、演出・美術を杉原邦生が担当して映像と演劇の境界を泳ぎながら新しい観劇体験を生み出そうとするもの。
森山未來、黒木華のコメントとともに、その可能性を感じてほしい。
【森山未來コメント】
普段シアターコクーンさんと仕事をさせていただく時は、脚本があって いろいろ決まっていることの中に入っていくのが基本。でも今回は、立 ち上げから関わらせていただいて、何を作るかみんなで話し合うという ところから作ってきました。フレミングがはっきりして作るものは硬質な イメージだけど、今回は生まれたての何かしらの柔らかさがあるような、 そういったものを扱っている感触があります。 この作品は、配信と謳っていますが、当日は観客もいて僕としては 不思議な感覚になると思います。いわゆる演劇を映像用に収録す る作品ではないので、映像として楽しめる作品になっていると思いま す。その中で、華ちゃんと作り上げている言葉の世界、演劇の世界をどう体感してもらえることになるのか。まだ作 り途中ですが(!)、生で見る、体感することが演劇体験なのならば、それって何だろうと一緒に考える時間になって 欲しいなと。
観劇に食指が動かない人や、演劇というものに抵抗がある人、いろんな角度の人からこの作品を見てもらってどう 感じるのかを僕は知りたいです。
【黒木華コメント】
本番への手ごたえはまだわからないのですが、初めてご一緒する梅田さん、杉原さんと、これまで立たせてもらって いたシアターコクーンで、劇場のあらゆるものを使って一つの新しいかたちの作品が出来上がっていく、動き出して いくのを体感できることがすごく楽しく、自分の中になかった新しい発見もあることがとても面白いです。 未來さんとの共演は、未來さんにどういう風に見られているのかちょっと怖いです(笑)。 未來さんが面白がってくれることをやりたいけど、自分も楽しんでいなければいけないし、観ている方をハっとさせた いし、そういう方が面白いと思うんです。 劇場に来たくても来られない方たち、舞台が好きな方たちにはもちろんそうですが、お芝居を観たことのない方が 映像で観て、生でいつか観てみたいなとも思ってもらいたいです。 パソコンや携帯、テレビなどの平面の中でもそこに座っているかのように劇場の空間を感じてもらえるように、頑張り たいです。
『プレイタイム』
原作 岸田國士「恋愛恐怖病」ほか
構成・演出: 梅田哲也
演出・美術: 杉原邦生
出演 :森山未來、黒木華、北尾亘
演奏 :角銅真実、秋生智之、ハラナツコ、竹内理恵、巌裕美子、千葉広樹、古川麦
スタッフ
撮影:渡邉寿岳、衣裳:藤谷香子、音楽:角銅真実
舞台監督:南部丈、照明:田中基充、音響:武田安記、ヘアメイク:山口恵理子 :劇場機構操作:渋谷ステージセンター
主催/企画・製作 Bunkamura 協力 NTT東日本
会場 Bunkamuraシアターコクーン
●イープラス「Streaming+」ライブ配信チケット ※配信チケットはイープラスのみの取り扱い
ライブ配信日:2020年7月12日(日) 配信開始:19:30〜(上演時間約55分)
チケット料金:2,500円(税込) チケット発売日:2020年7月9日(木)10:00〜7月12日(日)23:59
チケットお申込み:eplus.jp/playtime/ ※ご利用には「e+(イープラス)」への会員登録が必要となります(入会金・年会費は必要ありません)
※ライブ配信終了後、アーカイブ配信として2020年7月19日(日)23:59までご視聴いただけます。
配信チケットに関するお問合せ:eplus.jp/streamingplus-userguide/
「プレイタイム」公式サイト:https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/20_playtime/
「プレイタイム」公式twitter:twitter.com/cocoon_live
公演に関するお問合せ: Bunkamura 03-3477-3244(10:00〜18:00)