2020年12月7日(月)~12月30日(水)PARCO劇場にて上演する舞台『チョコレートドーナツ』に、東山紀之と谷原章介の出演が決定した。東山紀之が演じるのは、シンガーを夢見るショーパブの口パク・ダンサー。
1979年のウェスト・ハリウッドで、ゲイの男性が育児放棄された障がいを持つ子供を育てたという実話に着想を得て製作された映画「チョコレートドーナツ(原題:ANY DAY NOW)」を世界で初めて舞台化する。演出は宮本亜門。東山紀之が魅惑のダンス、唄、演技で世界初の舞台に挑む。
東山紀之が演じるのは、映画ではトニー賞受賞俳優アラン・カミングが演じたシンガーを夢見ながら、ショーパブの口パク・ダンサーとして日銭を稼ぐルディ。出口の見えない生活の中、運命の人ポール、隣室のダウン症のある少年マルコと出逢うことで変わっていく。
ルディと共に少年マルコを育てようと、世間と闘う地方検事ポールを演じるのは谷原章介。
またダウン症のある少年マルコ役として、実際にダウン症のある高橋永と丹下開登がダブルキャストで出演。高畑淳子、モロ師岡、堀部圭亮、八十田勇一らが共演する。
演出:宮本亞門 コメント
この難役に東山さんが挑戦することに、心から敬意を表します。今までドラァグクイーン役は日本でも多くの男優が演じてきましたが生半可ではできません。特に今回のルディは、傷つき、ボロボロになっても真っ向から社会と戦う、愛情深い人間です。原作の映画でもアラン・カミング氏が壮絶な演技で観客の心を鷲掴みにしました。東山さんは、蜷川幸雄氏が演出した「さらばわが愛 覇王別姫」や「サド侯爵夫人」で女形や女性を演じられていますし、今回の生々しいドラァグクィーン・ルディをどう演じるか、演出家としてとても楽しみです。また、谷原さん演じるポールも作品を通して戸惑い変化していく難しい役です。東山さん、谷原さん、そしてダウン症のある少年マルコ役の高橋君、丹下君がみせる愛の姿、このコロナ禍で、本気で挑む舞台に是非ご期待ください。
東山紀之 コメント
この作品は苦しい状況の中でも“愛”や“希望”の為に必死に立ち向かう人間の姿を描いています。
私が演じるルディは、感情の起伏が激しいけれど、愛情深い人物なので、とても難しい役柄だと感じています。
宮本亞門さんが表現する世界観を楽しみながら全身全霊で演じたいと思います。
ルディとして、谷原さん演じるポールとダウン症のある少年マルコ役の高橋くん、丹下くんを最後まで愛し抜きます。
ドラァグクイーンのショーシーンでは様々なダンスを披露しますし、名曲の歌唱シーンもありますので、どうぞ楽しみにしていて下さい。
谷原章介 コメント
「チョコレートドーナツ」甘いタイトルですが切なくて悲しくも温かい物語。劇場で映画を観て大好きになった作品でした。
今回、東山さんのドラァグクイーン姿、踊り、歌、そして何よりダウン症のある役者さん高橋さん丹下さんとお芝居できることが楽しみ。亞門さんの演出が優しくそして暖かく皆を包み込んでくれる事間違いなしです。深いテーマはそこにありますが、まずは難しい事抜きにして楽しんでいただきたいと思います!
PARCO劇場オープニング・シリーズ「チョコレートドーナツ」
■公演日程
2020年12月7日(月)~12月30日(水)@PARCO劇場 (追記12月6日) 初日12月7日(月)の公演延期が決定 今後の予定はhttps://stage.parco.jpにてご確認ください。
他、地方公演:2021年1月~ 長野、仙台、大阪、愛知
原作:トラヴィス・ファイン(トラヴィス・ファイン監督『チョコレートドーナツ』より)
翻案・脚本:谷賢一 訳詞:及川眠子 演出:宮本亞門
出演:
東山紀之
谷原章介
堀部圭亮 八十田勇一 大西多摩恵 下総源太朗
まりゑ エミ・エレオノーラ 矢野デイビット
高橋永/丹下開登(ダブルキャスト)
穴沢裕介 佐々木崇 高木勇次朗 シュート・チェン 米澤拓真
モロ師岡 高畑淳子
■チケット前売り開始:2020年10月25日(日)
■お問合せ:パルコステージ 03-3477-5858(時間短縮営業中)
https://stage.parco.jp
企画・製作:パルコ