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石田ひかり、峯村リエ、小泉今日子出演「ピエタ」リーディング

10月1日から本多劇場(下北沢)で開催されている小泉今日子が代表を務める「明後日」が企画する『asatte FORCE』。

トップバッターをつとめたブス会*「女のみち2020〜アンダーコロナの女たち〜」を始め、連日色とりどりの演目が上演されているが、興行の最終日となる10月18日に上演されるのは「ピエタ」リーディング。

ピエタメインビジュアル

原作は大島真寿美による同名小説。18 世紀ヴェネツィアを舞台に作曲家ヴィヴァルディを取り巻く女性たちの姿を描き、2012 年本屋大賞第3位に選ばれた。

脚本はペヤンヌマキ(ブス会*)、演出はペヤンヌマキ・小泉今日子。本来「asatte FORCE」の期間の本多劇場はこの「ピエタ」を二人の共同演出で上演予定だったが、コロナ禍の影響により延期された。再開時期は未定だが、将来の本公演に向けて、小泉今日子・ペヤンヌマキによるタッグ初の作品となる。

出演は石田ひかり、峯村リエ、小泉今日子。
美しい音楽が流れるヴェネツィアで運命に弄ばれながらもささやかな幸せを探し始める女性達の愛の物語を、3人の女優が朗読で紡ぐ。

音楽・演奏に多彩な楽器をあやつる演奏家・アーティストでありブス会*「エーデルワイス」「男女逆転版・痴人の愛」でペヤンヌマキの信頼も厚い、向島ゆり子。

【小泉今日子 コメント】
大島真寿美さんの「ピエタ」という小説に出会ったときに、物語の素晴らしさに感動しました。これは、たくさんの方に伝えたい物語。しかし18世紀ヴェネツィアの物語は映像では実現が難しい。もちろん、イタリアでイタリア人をキャスティングすれば可能ではあるのだが(笑)。そんな時、より自由度の高い舞台なら実現可能だ!と閃き、ずっとチャンスを伺っていました。ペヤンヌマキさんに脚本の執筆をお願いし、二人で演出をすることを決め、スタッフィングもキャスティングも決まり、打ち合わせを重ね、諸準備を進めていました。そんな中、公演の発表目前で新型コロナウイルスに見舞われてしまいました。スタッフ、キャストにはいつか必ずリベンジさせて頂くことをお約束し、「asatteFORCE」という演劇フェス的な企画に切り替えましたが、そのお約束に血判を捺すような気分で今回のリーディングをイベント最後の日に上演させて頂きます。「ピエタ」まずはリーディングでお楽しみ頂ければと思います。

【ペヤンヌマキ コメント】
小泉今日子さんが長年温めてきた『ピエタ』舞台化の脚本と演出(しかも小泉さんと共同で!)のオファーをいただいた時、天にも昇る気持ちでした。というのも小泉さんが50歳で「明後日」というプロジェクトを立ち上げられた時、その志がなんて素敵なんだと秘かに自分の目標にしていたからです。

コロナウィルスの影響で、公演は発表目前で延期となってしまいましたが、今回なんとかリーディングという形で上演できることになりました。

原作の大島真寿美さんの小説『ピエタ』は18世紀ヴェネツィアが舞台です。孤児、貴族、高級娼婦という身分や立場の違う女たちが、導かれ絆を深めていくという物語は、私がブス会*で描いてきたテーマにも通ずる作品だとおこがましくも思っております。小泉さんと、石田ひかりさん、峯村リエさん、音楽・演奏の向島ゆり子さんという素敵すぎるメンバーでお届けできることが楽しみで仕方ありません。

数年後の本公演も絶対に実現させるんだという小泉さんの想いの詰まった公演です。ぜひお立ち合いください。

『ピエタ』リーディング
<原作> 大島真寿美「ピエタ」(ポプラ社)
<脚本> ペヤンヌマキ (ブス会*)
<演出> ペヤンヌマキ 小泉今日子
<音楽> 向島ゆり子
<出演者>
石田ひかり 峯村リエ 小泉今日子 / 向島ゆり子(音楽・演奏)
<公演日程>
2020年10月18日(日)14:00/17:00
<上演時間>  約70分
<劇場チケット>
ローソンチケット https://l-tike.com/asatteforce/(Lコード:31440)
一般:¥6,000(前売り・当日共/全席指定/税込)
U-22:¥2,000(当日指定席引換券/枚数限定/要身分証明書提示/税込)
<配信チケット>
Streaming+(ストリーミングプラス) https://eplus.jp/asatteFORCE/
(販売期間:9月24日(木)12:00から10月31日(土)21:00迄)
配信:¥2,000
https://asatte.tokyo/asatte-force/
公演に関するお問合せ:株式会社明後日 TEL:03-6412-7205