2021年7月より東京・PARCO劇場、8月より大阪・東大阪市文化創造館 Dream House大ホールにて、関ジャニ∞の安田章大主演パルコ・プロデュース『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』を上演することが決定した。
原作は、原田マハ著「リボルバー」(5月26日発売予定)。フィンセント・ファン・ゴッホと彼にまつわる物語で、2020年2月から21年2月まで『小説幻冬』(幻冬舎)で連載されていた。
舞台化に当たり、原田自らが筆を執り、ゴッホが実際に活躍した19世紀当時を物語の舞台とし、謎に満ちたゴッホとゴーギャンの愛憎入り混じる関係にフォーカス小説版とは異なる新たな物語として作り上げる。
ゴッホ役に挑むのは、関ジャニ∞としての活動はもちろんのこと、俳優としても映画やドラマで活躍する安田章大。
【作】原田マハ コメント
ゴッホは自殺したと言われているが真相は定かではない。本作は、ゴッホが自殺に使ったとされる拳銃がパリのオークションに登場した事実に取材し、ゴッホがいかにして【ゴッホ】になったかを読み解く物語である。ゴッホ役の安田章大さんはまっすぐアートに向き合う等身大の【ゴッホ】を演じて下さるだろう。演出の行定勲監督は芸術家たちの心情をあぶり出すに違いない。この舞台で、誰も見たことがない【ゴッホ】が誕生するはずだ。
【演出】行定勲 コメント
ゴッホとゴーギャンという誰もが知っているスターであるふたりの愛憎関係とゴッホの死への境地。卓越した視点で美術史に深く切り込んできた小説家の原田マハさんが革新的な解釈でふたりを照射する。安田章大さんは、どことなく風貌がゴッホに似ているじゃないか。彼がゴッホと同化する姿を想像するだけで楽しみです。私にとって6年ぶりの舞台演出になりますが、これまでにない時空を超えたスケールに緊張するとともに胸が高鳴っています。
【主演】安田章大 コメント
実在する人物を演じるのは初めてで、しかもゴッホというすごく著名な人。でも、現時点でこの世に生きている人は、誰も彼の実際の姿を知らないし、正解の人物像もない。本当の正解を知らないからこそ、人それぞれのゴッホ像があり、可能性が無限にあると感じています。なので、ご覧いただいた方皆さんに納得してもらえるように演じる自信がありますし、そういう覚悟を持ってステージに立ちます。
PARCO劇場で上演された三谷幸喜さんの『12人の優しい日本人』が大好きで何度もDVDを見ていました。ついに、その場所に立てるなんて、不思議な感じです。関ジャニ∞のメンバーは、まだ誰も立っていない舞台なので、ほかのメンバーにもきちんと、バトンを繋げることができたらうれしいです。
昨年はグループでの活動をメインに集中しようと自分の中で決めていたので、今作が1年半ぶりの舞台となります。ライブということをとても大切に感じている僕としては、この状況下で、ファンの方と直接会える環境を作れて幸せですし、観に来てくださる方々の心を動かす作品にしたいです。作品に触れることで、心の機微を感じることができ人生を動かすこともある、それがアートだと思っています。
無名の画家だったゴッホは、死後その名を世界中に轟かせ、いまや作品は億を超える価値となっているので、この『リボルバー』の1公演も、お客様にとってそのくらいの価値と感じていただけるような舞台にしたいです。
パルコ・プロデュース『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』
作 原田マハ
演出 行定勲
主演 安田章大
東京公演 2021年7月 PARCO劇場
大阪公演 2021年8月 東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール
企画・製作 株式会社パルコ
https://stage.parco.jp/