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KERAと緒川たまきの「ケムリ研究室」が第二回公演『砂の女』仲村トオル出演で

sunano onna flyer

2020年、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)と、女優・緒川たまきが結成した演劇ユニット「ケムリ研究室」が、、第二回公演として『砂の女』を上演する。
公演に先んじて、6月にはケムリ研究室主催のリーディング&トークイベントも開催する。

2020年9月、旗揚げ公演として『ベイジルタウンの女神』を上演した演劇ユニット「ケムリ研究室」。KERAが描いたロマンティック・コメディは、コロナ禍にあった観客の張り詰めた気持ちを弾ませ和ませ大きな反響を呼んだ。第2弾となる『砂の女』では、作風は一転、全く異なる趣となる安部公房の小説「砂の女」を原作として、KERAが上演台本と演出を担当する。
「砂の女」は、1962年に書き下ろされ、近代日本文学の傑作と評されるとともに、世界20数カ国で翻訳され安部公房を世界に知らしめた作品。

sunano onna cast photo

出演は、KERAとともにケムリ研究室の主宰である緒川たまきを始め、数々のKERA作品に出演、緒川との相性も抜群の仲村トオル、そしてオクイシュージ、武谷公雄、吉増裕士、廣川三憲、とKERAの信頼が厚い俳優陣が顔を揃える。

描くのは、ある砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれる一軒家を訪れることから始まる物語。
そこに住む一人の寡婦は、家の中にひっきりなしに流れ込む砂を掻き出し続けている。
男は脱出を試みるが、女や村人たちに逃げ道を阻まれて閉じ込められ…。

複雑怪奇な作品かと思いきや、リアルな心理描写や肌ざわりが、読むものを惹きつけて離さない、中毒性を持つ作品を、KERAがどう舞台化するのか。

『砂の女』上演に向け、ケムリ研究室から届いたコメントは以下のとおり。

『砂の女』上演にあたって

ケムリ研究室にとって『砂の女』はある種の憧れに満ちた題材です。
絡めとられた男、絡めとった女、欲望剥き出しの村人たち、そして砂-。強烈なイメージの数々。
安部公房氏の長編小説『砂の女』が、読者のその後の空想の中で自由に育ち続けているように、ケムリ研究室による舞台『砂の女』もまた、妄想と実験精神たくましく育てあげる所存です。
刺激的な時間をご来場の皆様とご一緒に過ごせることを楽しみにしています。

ケムリ研究室
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
緒川たまき

kemuri logo

ケムリ研究室no.2
『砂の女』

原作:安部公房
上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:
緒川たまき 仲村トオル
オクイシュージ 武谷公雄 吉増裕士 廣川三憲

公演日程:
2021年8月22日(日)〜9月5日(日) シアタートラム
9月兵庫公演あり

東京公演チケット一般発売:2021年7月予定

公演の最新情報は http://www.cubeinc.co.jp

イベント開催決定!!
ケムリ研究室『砂の女』を研究する 〜リーディング&トーク〜
6月11日(金) LOFT9 Shibuya
出演 緒川たまき
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
お問い合わせ:LOFT9 Shibuya 03-5784-1239