岡本圭人と 岡本健一が親子役を演じる 舞台『Le Fils 息子』の上演が決定した。2021年8月30日(月)~9月12日(日)に東京芸術劇場 プレイハウスを皮切りに、北九州など全国7か所でも上演。
『Le Père 父』は、ロリアン・ゼレールが家族三部作の一つとして手掛け、2018年にフロリアン・ゼレール作、ラディスラス・ショラー演出でパリのシャンゼリゼ劇場にて初演。フランス最高位の演劇賞であるモリエール賞にて最優秀新人賞を受賞するなど高い評価を受け、ロンドンのウエストエンドなど世界13ヵ国で上演されている。
2019年に東京芸術劇場にてラディスラス・ショラー演出で上演され絶賛された作品。
2020年にアンソニー・ホプキンス主演で自身が初監督を務めて『ファーザー』のタイトルで映画化。今年の第93回アカデミー賞に作品賞をはじめ6部門(作品賞、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞、編集賞、美術賞)にノミネートされて注目を集めている。
息子ニコラ役は、岡本圭人が務める。9歳でイギリス留学した経験もある英語力を生かし、18年よりアメリカ最古の名門演劇学校であるアメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツに学んだ岡本圭人。鋭い感受性と華やかさを感じさせる居ずまいで、10代特有の繊細さと荒々しさを瑞々しく表現する。本作が満を持して待望のストレートプレイ初舞台、さらに単独初主演となります。
ニコラの実母アンヌ役には『Le Père 父』で第27回読売演劇大賞 優秀女優賞を受賞、演出のショラーからの信頼も厚い若村麻由美。息子に対する豊かな愛情と、それ故の激情やニコラの父である前夫ピエールへの複雑な感情と、様々な情感があふれる役どころを演じます。ピエールの再婚相手ソフィア役に伊勢佳世、医師役に浜田信也、看護師役は木山廉彬が演じます。
父親ピエール役は、舞台を中心に活躍を続け、第26回読売演劇大賞 最優秀男優賞、第45回菊田一夫演劇賞 演劇賞、第55回紀伊國屋演劇賞 個人賞、第71回芸術選奨文部科学大臣賞と数々の演劇賞を総なめにし、高い実力が評価されている岡本健一。
ニコラの実母アンヌ役には『Le Père 父』で第27回読売演劇大賞 優秀女優賞を受賞、演出のショラーからの信頼も厚い若村麻由美。ピエールの再婚相手ソフィア役に伊勢佳世、医師役に浜田信也、看護師役は木山廉彬がつとめる。
岡本圭人
初めて、『Le Fils 息子』の台本を読ませて頂いた時に、
僕は劇作家フロリアン・ゼレールの描く物語に強い感銘を受け、
この作品に巡り合えたことに運命を感じました。
僕がこれまで歩んできた人生と、主人公ニコラの人生とが重なり、彼の心情や言葉がまるで自分のことのように痛いほど理解することができました。
そして、台本を読めば読むほど、僕の中で「ニコラのことを救いたい…」
という気持ちが膨らんでいきました。
「どうすれば彼のことを救えるのか…」と考えたときに、ゼレールが描いた
この物語を 1 人でも多くの方々に知っていただくことで、
もしかしたら世界中にいるニコラのような子、そしてその家族を救うことが
できるかもしれないと思いました。
演出家のラディスラス・ショラーさん、大先輩でもある父・岡本健一や
若村麻由美さんを始めとするキャストの皆様、そして素晴らしいスタッフの
皆様と共に、『Le Fils 息子』の物語に生命を吹き込めるように、
全力を尽くします。
是非、劇場まで足を運んでいただき、この物語を皆様と共有できることを
心から望んでいます。
よろしくお願い致します。
岡本圭人
岡本健一
誰もが考えてしまうであろう家族の物語です。
子供達、親達が抱えている問題。
お互いがどんなに理解しようとしても、その思いが伝わらない問題。
自分の思いと相手の思い。
どうすれば解決出来て、どうすれば救えて、どうすれば助けて貰えるのか。
あの時にこうすれば、ああすれば良かった。
こんな思いにならなければ、こんな思いをさせなければ良かった。
いずれにせよ、すべてが過ぎ去っています。
これからが大切だと生きて行くしかないのですが、この思いを抱えて、
これからを生きて行くしかないのです。
『Le Fils 息子』この物語の登場人物達は、
それぞれがどんな思いで、どんな出来事があったのでしょうか。
私は、この作品を読む度に心が打ち砕かれて、ページが進まなくなり、思考回路が止まってしまうような場面がいくつかありますが、稽古に入る頃には克服しているでしょう。
私達は様々な状況の中で生活していますが、これからを生きて行く世代の為にも、出来るかぎり沢山の方々に、この作品を伝えなければならないと思っています。
劇場では感染対策を万全にしていますので、どうかお身体を大切に健康でいて、
血の繋がった父と息子が織りなす、ある家族の物語の生活を、劇場にて公然と覗き見て下さい。
岡本健一
:Le Fils(ル・フィス) 息子
作:フロリアン・ゼレール
翻訳:齋藤敦子
演出:ラディスラス・ショラー
出演:岡本圭人 若村麻由美 伊勢佳世 浜田信也 木山廉彬 岡本健一
<STAFF>
美術:エドゥアール・ローグ 照明:北澤真 音響:井上正弘 衣裳:十川ヒロコ ヘアメイク:佐藤裕子
演出助手:城田美樹 通訳:加藤リツ子 舞台監督:瀧原寿子
アーティスティック・コラボレーター:三原英二 制作:藤野和美
宣伝美術:永瀬祐一(BAT DESIGN) 宣伝カメラマン:設楽光徳
宣伝衣装:十川ヒロコ 宣伝ヘアメイク:佐藤裕子 宣伝ヘアメイク(若村麻由美):長縄真由美
宣伝・公式サイト制作:DIPPS PLANET
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
企画制作:東京芸術劇場
公式サイト https://lefils-theatre.jp
お問合せ 東京芸術劇場ボックスオフィス
0570-010-296 (休館日を除く10:00~19:00) https://www.geigeki.jp/
<TICKETS>
[東京公演]2021(令和3)年8月30日(月)~9月12日(日)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
チケット一般発売 2021年7月10日(土)10:00~
チケット料金 S席:8,800円 A席:7,500円 65歳以上(S席):7,500円
(全席指定・税込) 25歳以下(A席):4,000円 高校生以下:1,000円(対象日限定)
■チケット取扱
●東京芸術劇場ボックスオフィス
WEB https://www.geigeki.jp/t/ ※24時間受付(メンテナンスの時間を除く)
電話 0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)※一部携帯電話、PHS、IP電話からは、ご利用いただけません。
窓口 営業時間:休館日を除く10:00~19:00
★[北九州公演] 北九州芸術劇場 中劇場
9月17日(金)~19日(日)
9月17日(金)19:00
9月18日(土)13:00/18:00
9月19日(日)13:00
主催 公益財団法人北九州市芸術文化振興財団
共催 北九州市
お問合せ=北九州芸術劇場 093-562-2655(10:00~18:00)
★[高知公演] 高知市文化プラザ かるぽーと 大ホール
9月22日(水)~23日(木・祝)
9月22日(水)19:00
9月23日(木・祝)12:30
主催 公益財団法人高知市文化振興事業団
お問い合せ=公益財団法人高知市文化振興事業団 088-883-5071
★[能登公演] 能登演劇堂
9月26日(日) 13:30/18:30
主催 公益財団法人演劇のまち振興事業団
お問合せ=公益財団法人演劇のまち振興事業団 0767-66-2323 (9:00~17:00/月・祝日を除く)
★[新潟公演] りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
9月29日(水)~30日(木)
9月29日(水)19:00
9月30日(木)12:00
主催 公益財団法人新潟市芸術文化振興財団
お問い合せ=りゅーとぴあチケット専用ダイヤル 025-224-5521(11:00~19:00/休館日除く)
★[宮崎公演] メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場) 演劇ホール
10月3日(日)14:00/19:00
主催 公益財団法人宮崎県立芸術劇場
共催 MRT宮崎放送
お問合せ=公益財団法人宮崎県立芸術劇場 0985-28-3208
★ [松本公演] まつもと市民芸術館 主ホール
10月9日(土)~10日(日)
10月9日(土)18:00
10月10日(日)13:00
主催 一般財団法人松本市芸術文化振興財団
後援 松本市 松本市教育委員会
お問合せ=まつもと市民芸術館チケットセンター 0263-33-2200(10:00~18:00)
★[兵庫公演] 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
10月14日(木)~10月17日(日)
10月14日(木)18:00
10月15日(金)13:00/18:00
10月16日(土)13:00/18:00
10月17日(日)13:00
主催 兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
お問い合せ=芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255(10~17時 月曜休/祝日の場合翌日)