笑って泣いて！舞台「ッぱち！」開幕！ゲネプロ＆囲み取材

越岡裕貴（ふぉ〜ゆ〜）主演、室龍太共演の舞台「ッぱち！」が5月13日（木）から幕を開ける。開演に先立ち、行われたゲネプロと囲み取材が行われた。
本公演は、5月19日（水）まで銀座 博品館劇場にて、5月28日（金）〜6月6日（日）には東京虎ノ門・ニッショーホールにて上演される。

本作は霧島ロックの作・演出作品で、大阪を舞台にした、全編ほぼ関西弁での演劇。関西出身の二人越岡と室が20年ぶりに再会した小学校の同級生を演じる、笑って泣ける、感動の人情劇。
残念ながら大阪での公演は中止になってしまったが、東京公演を行うことが叶った。

【ゲネプロ】

物語の舞台は、大阪の街の片隅で、優しく不器用な人たちに囲まれた古道具屋。
店主の吉岡雅人（越岡）が暮らすのは、

妹のミチル（天野弘愛）

親戚のような孝明（後藤英樹）

右）居候の御前崎（三谷健秀）

という個性あふれる3人と暮らす。ある日、吉岡を小学校時代の旧友河野裕之（室龍太）が訪ねてきた。

20数年ぶりの再会で、最初はぎこちなかった二人も、吉岡の家にやってくるにぎやかな友人との交流もあって…

ミチルと　友人の祥子（中央　斉藤ゆき）玉子（右　香月健志）

登場人物たちは、誰もかれもが個性強め。自分の気持ちに正直に生きて、しっかりと笑わせてくれる。

吉岡と河野も次第に昔のように打ち解けて、心のうちを語り始めた。

関西出身の筆者にとって、ドラマや映画で聞く関西弁にはイントネーションのみならず、言葉使いにもストレスを感じることが多いのだが、本作では関西弁であることをすっかり忘れて見入ってしまっていた。
物語も、心にスッとしみこむあたたかな物語だ。

【囲み取材】登壇したのは、作・演出の霧島ロック、越岡裕貴（ふぉ～ゆ～）、　室龍太。

　室龍太　越岡裕貴　霧島ロック

霧島がこの2人について「キラキラ輝いていて！稽古場に現れた時から太陽のように輝いていて。牽引していくタイプではないが、皆が一緒についていきたくなる。すごいなと思いました」と語る傍から「そんなに褒めてもらっても、何も出ないですよ」「出してよ！」と掛け合う。「稽古が楽しすぎた」と霧島が言うのも「なるほど」と思わせられた3人の関西人によるつっこみ合戦となった。

「東京公演だけでも幕が開くのは、幸せを感じて、お客様に見て頂けるのだという嬉しさでいっぱいです」と挨拶したのは、越岡。意外にも関西弁での芝居は初めて。「稽古には一人だけ最後に参加して、不安もあったが、すごいいい方ばかりで迎え入れてもらって、その中に飛び込んでいくだけだった」。

室は「キャストとスタッフが力を合わせて作った作品を世に出せて幸せを感じています」。一つ前の公演も大阪公演が中止になった室は「『なんか悪いことしたかな』という台詞がぐっときた」と心の内も吐露。とはいえ、ジャニーズJr.を卒業したことについては「実感はないのですが、期待していることといえば、ジャニーズJr.を卒業して、お給料もあがるのかな？と。関西ですから、お金も大事じゃないですか！」と力説。アドバイスを求められて越岡は「目の前のことを一生懸命やる。そうしていけば大丈夫！」と室を見つめた。

じっくり共演するのは初めてとなった室については越岡は「室くんとは、一度も一緒に芝居はしたくなかったのですが」と言って室に「言葉、まちがってる！」と突っ込まれて「共演してこなかった」と笑いながら言い直して「室くんはむちゃくちゃいい役者です。刺激を受けた。堂々としている感が」といえば、そこでも室は「脇汗びちゃびちゃでしたよ」と笑いを起こした。

室は越岡を「こっしゃんさん」と呼び「こっしゃんさんは本当に優しいんです。行き過ぎるとおこられるかなと思いますが、そんな境界線もなく」といえば、越岡は「器がデカいでしょ」室「わんこそばぐらい」越岡「小さいやないか！」と漫才そのものの掛け合いを繰り広げた。

公演概要
タイトル：舞台「ッぱち！」
作・演出：霧島ロック
出演：越岡裕貴（ふぉ～ゆ～）／室龍太／三谷健秀／天野弘愛／香月健志／
斉藤太一／斉藤ゆき／後藤英樹
【東京公演】
公演日程：2021年5月13日（木）～5月19日（水）全10公演
会場：銀座 博品館劇場（東京都中央区銀座8-8-11）
【大阪公演】　中止
公演日程：2021年5月21日（金）～5月25日（火）全7公演
会場：松下IMPホール（大阪府大阪市中央区城見1-3-7 松下IMPビル）
【東京凱旋公演】
公演日程：2021年5月28日（金）～6月6日（日）全14公演
会場：ニッショーホール（東京都港区東新橋1-1-19 ヤクルト本社ビル）

チケット：全席指定9,300円（税込）
一般発売日（予定）：2021年4月25日（日）AM10:00～
問い合わせ：
＜東京公演＞サンライズプロモーション東京 0570-00-3337（平日12:00-15:00）
＜大阪公演＞キョードーインフォメーション 0570-200-888（月～土11:00-16:00）
公式サイト：https://pachi-stage.com
公式Twitter：＠pachi_stage
企画・製作：ニッポン放送／ミックスゾーン