平方元基、ウエンツ瑛士、笹本玲奈が出演するブロードウェイミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』が、本日5月17日(月)に開幕する。 前日16日に行われたゲネプロの模様を動画でお伝えする。公演は5月31日(月)まで、新国立劇場 中劇場にて。その後、愛知、大阪公演も予定されている。(動画も含め、ネタバレになっている部分があります)
本作は、『スウィーニー・トッド』を手掛けた鬼才、スティーブン・ソンドハイムの作詞・作曲により1981年にブロードウェイで初演されたミュージカル。ショービジネスでの成功を夢見る3人若者の夢と挫折を、平方元基、ウエンツ瑛士、笹本玲奈が演じる。さらに昆 夏美、今井清隆、 朝夏まなとが出演。アンサンブルキャストも含めて、歌に演技に達者な俳優陣が勢ぞろいし、耳にも心にも訴えかける作品となった。
フランク(平方元基)は、ブロードウェイで作曲家として頭角を現し、今や映画ブロデューサーとして成功。
スターの妻(朝夏まなと)を持ち、華やかな暮らしを送っている。
だが、フランクには今の自分が・暮らしが空虚に思われて仕方なかった。
思い出すのは、無二の親友だったチャーリー(ウエンツ瑛士)とメアリー(笹本玲奈)との若き日々。
アメリカンドリームを体現したフランクは、どうやってここまで駆け上って来たのか⁈
大成功を収めているのに、なぜ虚しさを感じるのか?
3人の人生を、1970年代から60年代、50年代へと20年の時をさかのぼって描いていく。
時間がさかのぼるにつれて、観客は少しずつフランクの過去を知る。ひとつ謎が解き明かされると、また一つ、新たな謎が生まれて、物語から目が離せなくなる。謎に導かれ、ソンドハイムの不思議なメロディに揺さぶられながら作品の世界に没入していく。
そして、ラストに待っているのは、きっとあなたの心にも埋もれている、あの時代の、あの時の思い…。
時間が逆行するために、出演者は話が進むにつれてどんどん若返っていく。それは見た目にとどまらず、醸し出す雰囲気さえ変えていくキャストたちの力量にも注目したい。
ちょうど前日に開幕したミュージカル『17 AGAIN』は、主人公が突然17歳に戻ってしまう物語で、奇しくも、2作品ともに自分の人生を振り返ってみる物語。だが2つのミュージカルは構造も音楽も、全く異なっていてる。ぜひとも両方を観て、その違いも楽しんでほしい。
公演は5月31日(月)まで、新国立劇場 中劇場にて。その後、愛知、大阪公演も予定されている。
ブロードウェイミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』~あの頃の僕たち~
作曲・作詞:スティーブン・ソンドハイム
脚本:ジョージ・ファース
Based on the original play by George S Kaufman and Moss Hart
演出:Maria Friedman
キャスト:
フランク 平方元基
チャーリー ウエンツ瑛士
メアリー 笹本玲奈
岸祐二
上口耕平
渚あき
中別府葵
宮原浩暢
中井智彦
井阪郁巳
家塚敦子
三木麻衣子
森 加織
ベス 昆 夏美
ジョー 今井清隆
ガッシー 朝夏まなと
<東京公演>
日程:2021年5月17日(月)〜5月31日(月)
会場:新国立劇場 中劇場
料金:S席 12,800円/A席 7,500円/Yシート 2,000円(※20歳以下対象・当日引換券・要証明書)(全席指定・税込)
U25 5,000円(※25歳以下対象・当日引換券・要証明書)
※未就学児入場不可
※本公演のは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。
主催・企画制作:ホリプロ
https://horipro-stage.jp/stage/merrily2021/