ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が、いよいよ本日5月21日(金)にTBS赤坂ACTシアターにて開幕する。初日開幕に際して、潤色・演出の小池修一郎、ロミオを演じる黒羽麻璃央と甲斐翔真、ジュリエットを演じる伊原六花と天翔愛のコメント及び、舞台写真が届いた。
東京公演は6月13日(日)まで。その後、7月3日(土)~11日(日)には大阪・梅田芸術劇場メインホール、7月17日(土)~18日(日)には愛知・愛知県芸術劇場 大ホールにて上演。ライブ配信も行われる。【写真 ©岡本隆史】
本作は、2011年初演となったミュージカル『ロミオ&ジュリエット』<日本オリジナルバージョン>。これまでにロミオ役には城田優、山崎育三郎、柿沢勇人、古川雄大、大野拓朗らが、ジュリエット役には昆夏美、生田絵梨花、木下晴香、葵わかなたちがつとめ、上演の度に大きな注目を集めるこのメガヒット作品だ。
ロミオ役に今回配されたのは、黒羽麻璃央と甲斐翔真という気鋭の若手たち。一方のジュリエット役には、伊原六花と天翔愛というフレッシュな二人が大抜擢。期待膨らむ舞台の写真とコメントをご覧ください。
小池修一郎(宝塚歌劇団)
ロミオとジュリエットは青春の物語で、そこに演技者自身が自己投影できるか、自分や身近な人と重ねることができるかというところが重要です。今回のロミオとジュリエットはとてもクリアでビビットに自分たちの青春と重ねる部分があるのではないかと受け取れますし、ほかの出演者たちも若返っていて、フレッシュなメンバーで新たな作品を作るという感覚で臨みました。
黒羽君は、前回のマーキューシオでともかく繊細な演技が印象的な人だと思い、今回はロミオに挑戦してもらいました。ちょっと陰影のあるロミオがすごく魅力的です。甲斐君は対照的にとても屈託のない天真爛漫なロミオで、そんなロミオが悲劇に巻き込まれていくというところで逆に悲劇性が浮かび上がると思います。
伊原さんは非常に安定した役作りでリアリティのあるジュリエット像です。踊りは周知されていますが、歌も非常によく頑張っていて、ミュージカル界の新生だと思います。そして天翔さんは本当の初舞台で、今はまだ未知数ですが、生まれたばかりという感じのピュアなところが素敵ですし、将来性を感じさせます。
ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」の魅力は、ジェラール・プレスギュルヴィックの大変甘美な陶酔感を持たせる音楽を持つことと、シェイクスピアが今から約400年前に書いた戯曲であるにもかかわらず、今見ても感動する恋愛劇の古典で、現代に通じる永遠性がある物語である、というところです。愛を貫く若い2人の恋が、争いを止めない社会の犠牲者となり、結果その社会を変えるという在り方がとても感動的です。この音楽と物語の二つの要素の掛け算が、初演から10年経っても色褪せない魅力なのだと思います。
恋人たちが死に彩られながらも、それを恐れず突き進んでいく。演技者達に、ほとばしる青春を自分と重ねさせることが、私の使命だと思っています。
ロミオ/黒羽
黒羽麻璃央
フレッシュな仲間たちと毎日楽しく充実した稽古期間を過ごし、この作品に打ち込んできました。やれる事は全部やりきりました!!
このような状況なのでみんなでご飯!!という事はできなかったのですが、それでもとてもステキなチームが完成したと思います。空き時間にみんなで筋トレしたり(笑)あと、味方くんが日に日に痩せていった(健康的に)のが印象的でした!
この仲間たちが集まったことで完成した、僕たちの『ロミオ&ジュリエット』を皆様にお届け出来ることに幸せを感じております。
小池先生は、相変わらずエネルギッシュで誰よりも熱量を持って、細かなところまで演出してくださいます。そんな小池先生と、今回は演出家と主役という立場でタッグを組ませていただき、プレッシャーもありますが、とても嬉しいです。稽古中に小池先生から「計算してお芝居を作っている」と言われて、そのことには僕自身全く気付いておらず、意図してないところをご指摘いただき、改めて「役を演じる」ということを考えるきっかけも与えていただきました。
場当たりからは今回2年ぶりにこのセットに立って、不思議な懐かしさと新鮮さがあり、ロミジュリの世界観にすごくワクワクしています。ご観劇くださった方々が明日への活力、希望を感じていただけるような作品になったと思います。どうか最後までよろしくお願いいたします。
ロミオ/甲斐
甲斐翔真
今回こんなに同世代の方が多い現場が初めてだったのですが、麻璃央くん含め、いろんな事を話し合いやすい柔らかい雰囲気だったので、本当にみんなで作ってきたんだなというのを、実感しています。自分の中の課題はまだまだ山積みですし、本番中にお客様から得ることもたくさんあると思います。より一層今まで作り上げたものを良いものにするために、探究心を忘れずにいたいです。
稽古中は、食事に行ったりはできませんでしたが、それが逆に制限された中で、いい意味で熱を帯び、今まで以上に共演者の方やスタッフさんとコミュニケーションを取ろうという意識を持って稽古に臨めました。
小池先生には、自分自身ミュージカルデビューしてからずっと課題だった、感情を歌に乗せるということを改めて指摘していただきました。またお客様から見られる事を意識した細かな演出やその理由など、改めてミュージカルの在り方を教えていただき、今回ご一緒できてとても勉強になりました。
今この時代の中で演劇ができることは本当に奇跡です。そのことへの感謝は絶対に忘れたくない。その上で、この夢の世界を通して、普段フラストレーションを抱えている方たちの固まった気持ちを解きほぐすことが出来たらと思います。これまで全力で稽古してきたので、僕たちも後悔したくないし、お客様にも後悔してほしくない。皆様の心の拠り所や希望になれたら。ぜひ楽しみにしていてください。
乳母/原田薫 ジュリエット/伊原
伊原六花
稽古場では、学びや発見がたくさんありました。そして劇場に入ると作品世界により入れて、ロミオやお母様、乳母との関係がより自分の中でしっくり感じています。まだまだ努力は必要ですが、ジュリエットを演じさせていただくことが、自分にとっても、すごく素敵な時間になるんじゃないかとワクワクしています。
稽古中は、小池先生と二人でお話しできたときに、「毎回どのシーンも適切な芝居をしてるけど、もっと大げさに、もっと前に気持ちを増幅させて伝えることができたら、本当にいいと思う」「殻を破って」と言葉をいただいて。その言葉を持ちながら作品に向かっていると、動きや、相手から貰うエネルギーがすごく自分の中で大きくなっていく感覚があります。
この作品は同年代の共演者が多く、切磋琢磨することができ、素晴らしい先輩キャストの皆様からも日々たくさんの刺激をいただいています。
お客様の前でこの世界を表現するという感覚が全て掴めていないところはあるのですが、日々の公演をより良いものにしていきたいです。そして、明日どうなるかわからないという環境で劇場に足を運んでくださるお客様には本当に感謝してもしきれないです。私達にとっては、お客様がいらっしゃるからこその作品なので、だからこそ来て良かったと思ってもらえるよう努めたいです。劇場では何も考えずロミジュリの世界に浸かっていただけたらと思います。
ジュリエット/天翔 ロミオ/甲斐
天翔愛
今回初舞台で真っ白の状態から始まった私に、素晴しい先輩方やスタッフの皆様がたくさんの励ましの言葉や手を差し伸べてくださいました。皆様がいたからこそここまで来れましたし、舞台は1人ではできないということを実感しました。
相手役である黒羽さんや甲斐さんは、稽古場で緊張している私に、演技の方向性やアドバイスなど日々声をかけてくださり、すごく支えていただきました。スタッフの皆様からのあたたかい激励も本当に嬉しくて、カンパニー全体で初日開幕に向けて1つになっていこうというそんな雰囲気に溢れていて、感謝の気持ちでいっぱいです。
劇場に入ってからは、空間の臨場感や衣裳やメイクを着けての動きなど、気持ちが稽古場とは全然違って作品により入り込めますし、新鮮な気持ちで挑めています。
小池先生は、このお稽古の期間、本当にたくさんのお声をかけてくださいました。私が抜け落ちてしまうことも、先生ご自身が動いて指導して、愛情を込めて私が変わるための第一歩を授けてくださり、先生のお言葉一つ一つが自分の力になっていくので、心から感謝しています。
開幕してからも、1回1回の公演に心を込めて、千秋楽まで感謝の気持ちを忘れずに成長し続けたいです。その日しか観劇できないお客様もたくさんいらっしゃると思うので、作品のテーマである“愛”を持って、今私にできる全てを注ぎたい。愛に生きるジュリエットの生き様を通して、”愛”の力の素晴らしさを思いおこすきっかけになれたら嬉しいです。
ティボルト/立石
ティボルト/吉田
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』
原作 ウィリアム・シェイクスピア
作 ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出 小池修一郎(宝塚歌劇団)
出演 黒羽麻璃央/甲斐翔真(Wキャスト)、伊原六花/天翔愛(Wキャスト)、
味方良介/前田公輝(Wキャスト)、新里宏太/大久保祥太郎(Wキャスト)、立石俊樹/吉田広大(Wキャスト)、
春野寿美礼、原田薫、石井一孝、宮川浩、秋園美緒、兼崎健太郎、岡幸二郎、松村雄基
小㞍健太/堀内將平‹K-BALLET COMPANY›(Wキャスト) ほか
公式サイト www.rj-2021.com
公式Twitter @musical_RJ
企画制作 TBS/ホリプロ/梅田芸術劇場
【東京公演】
公演期間 2021年5月21日(金)~6月13日(日)/TBS赤坂ACTシアター
チケット料金 S席13,500円 A席9,000円 B席5,500円
お問合せ 梅田芸術劇場 0570-077-039(10:00~18:00)
主催 TBS/ホリプロ/東宝/梅田芸術劇場
【大阪公演】
公演期間 2021年7月3日(土)~11日(日)/梅田芸術劇場メインホール
チケット料金 S席13,500円 A席9,000円 B席5,500円
お問合せ 梅田芸術劇場 06-6377-3800(10:00~18:00)
主催 TBS/ホリプロ/東宝/ABCテレビ/梅田芸術劇場
協力 FM802/FM COCOLO
【名古屋公演】
公演期間 2021年7月17日(土)~18日(日)/愛知県芸術劇場 大ホール
チケット料金 S席14,000円 A席9,500円
お問合せ 中京テレビ事業 052-588-4477(平日11:00~17:00/土・日・祝日 休業)
主催 中京テレビ放送
【配信日程】※アーカイブ配信はございません
・6月5日(土)17:30公演
〈ロミオ:黒羽/ジュリエット:伊原/ベンヴォーリオ:味方/マーキューシオ:大久保/ティボルト:吉田/死:小㞍〉
・6月6日(日)12:30公演
〈ロミオ:甲斐/ジュリエット:天翔/ベンヴォーリオ:前田/マーキューシオ:新里/ティボルト:立石/死:堀内〉
【チケット発売日】 2021年5月22日(土)10:00より、各回の開演30分後まで購入可能
【ご購入・ご視聴サイト】 PIA LIVE STREAM(ぴあ) https://www.rj-2021.com/article/26
【配信チケット料金】
・ライブ配信視聴券:4,000円(税込)⇒[GoToイベント]適用で3,200円!
・公演パンフレット郵送サービス付きライブ配信視聴券:6,000円(税込)⇒[GoToイベント]適用で4,800円!
・電子パンフレット付きライブ配信視聴券:6,000円(税込)⇒[GoToイベント]適用で4,800円!
※GoToイベントとは、GoToキャンペーンの一環として、イベント・エンターテイメント関連のチケットを購入の際、2割相当分の割引(上限2,000円)・クーポンの支援をする政府の事業です。
※出演者変更の場合でも払い戻しは致しかねます。
※ご視聴の際は通信環境の整っている場所でご視聴ください。
※数量に限りがございますので、予定枚数に達し次第、販売を終了いたします。手数料別途。