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本日より公演! 日本舞踊 未来座=祭(SAI)= 『夢追う子』ゲネプロレポート

昨年新型コロナウイルスの影響で残念ながら公演が延期となっていた第 4 回 日本舞踊 未来座=祭(SAI)= 『夢追う子』が 2021 年 6 月 4 日(金)~6 日(日)国立劇場小劇場に て上演される。公演に先立ち、6月3日(木)に公開ゲネプロが行われた。

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タイトルにある SAI とは「Succession And Innovation」、すなわち継承と革新。日本舞踊 の伝統をつなぎながら、”いま”こそ輝き、そして”未来”へと光を放つ公演でありたい、そ んな願いが込められている。

2017 年、日本舞踊への固定概念を打破すべく、松本幸 四郎ら日本舞踊協会のメンバーが十世 坂東三津五郎の遺志を継ぎ、“未来座”と銘打ち、立ち上げた新たなシリーズで、2017 年の第 1 回公演では “水”をテーマに「水ものがたり」「女人角田~たゆたふ ~」「当世うき夜猫」「擽-くすぐり-」の 4 演目 を上演。それぞれ水の流れと、過去・現在・未来という時の流れに愛、女性、共感、命などを重ね合 わせ、現代の私たちに共通するテーマで、今まで日本舞踊に親しみのなかった方にもわかりやすく 表現され、大きな反響を得た。

2018 年の第 2 回公演 SAIが象徴するワードは“裁”。世界的オペラ「カルメン」を 題材に、様々な運命に裁かれながら生 きる女と男を描き、日本舞踊の伝統をつなぎながら、ファムファタルの妖艶な世界を表現しました。 2019 年第 3 回公演 “彩”をテーマに、誰もがご存知のピノキオの物語が新作舞踊でよみがえった「檜男=ぴのきお=」、人間国宝 井上八千代を迎え四季 をテーマに舞と踊りで綴る舞踊絵巻「春夏秋冬」の趣の異なる2本立てで上演し、子供から大人まで楽しめると好評を博した。

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そして今年、第 4 回公演でキーワードは SAI=“祭”。
祭とは、神に捧げる舞。舞うとは、魂を込めて体を動かす姿。そ のためには修練が必要。互いに競いながら、分かち合いながら強い心を養ってゆく。養う心の支えに”夢を持つ”。”夢”を 抱く日本舞踊家の今の心を、新進気鋭の若手からベテランまで総勢 46 名の舞踊家がエネルギッシュに踊る。 さらに今回はなんと「夢追う子」のてっぺんからつま先まで松本幸四郎による構成・演出・出演のトリプルコンボでお届けする。

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初日に向けて 松本幸四郎コメント
いよいよ明日、2 年越しの公演『夢追う子』が開幕いたします。多くの流派の日本舞踊家の集合
体「日本舞踊協会」が、「踊りたい」、「観ていただきたい」との思いを力に 50 名以上の方々とリモー
ト稽古から公演に向けて前進し、その集大成を皆様に御披露する日がっやってきました。
日本舞踊家が夢に向かって舞い踊る力強いエネルギーを、ぜひ劇場で受け取っていただきたいです。
皆様の未来への希望や勇気となりますように。心より御来場をお待ちしております。

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第四回 日本舞踊 未来座=祭(SAI)=『夢追う子』 公演概要
【日程】6 月 4 日(金)~6 月 6 日(日)【場所】 国立劇場小劇場
構成・演出・出演:松本幸四郎 ※当日券あり