『ハロルドとモード』
【作】コリン・ヒギンズ 【上演台本・演出】G2
【出演】黒柳徹子 藤井流星(ジャニーズWEST) 森川葵 小林大介 石丸謙二郎 高島礼子
【東京公演】2021年9月30日(木)~10月14日(木) EXシアター六本木
【大阪公演】2021年10月16日(土)~18日(月) 森ノ宮ピロティホール
【チケット発売日】東京:2021年8月28日(土) 大阪:9月19日(日)
公式サイト www.haroldandmaude.jp/
昨年の初演より黒柳徹子のライフワークとして定期的に上演される作品となった『ハロルドとモード』が9 月 30 日(木)より東京:EX シアター六本木、大阪:森ノ宮ピロティホールにて上演されることが決定した。
今回の第二弾公演で、昨年の生田斗真からのバトンを受け継ぎ、黒柳演じるモードに恋する19 歳のやんちゃな少年ハロルドを演じるのは、昨年上演された『正しいロックバンドの作り方 夏』以来 1 年ぶりの舞台出演となるジャニーズ WEST の藤井流星。
さらに、森川葵、花組芝居の小林大介、石丸謙二郎、高島礼子と若手からベテランまで豪華な顔ぶれがそろう。
◆上演台本・演出:G2 コメント
朗読劇に全く興味はありませんでした。ですが、徹子さんの「どうしても『ハロルドとモード』をやりた
い」という熱意に共感し、昨年、この作品を朗読劇として台本も新たに「今までにない朗読劇を」のスロー
ガンのもと上演しました。たくさんのお客さまに喜んで頂きましたが、「朗読劇ではなく、普通の芝居を見て
いるようだった」という感想が圧倒的に多かったのが印象的でした。また私自身、徹子さんの演じたモード
があまりにもキュートすぎて心を奪われてしまうという事件も起きました。
今年、キャストを一新しての再演にあたり、ハロルド役には奇才(と私は勝手に思い込んでますが)
藤井流星くんを迎えます。同じ台本・演出でも、作品に必ずや新たな息吹をもたらしてくれることでしょ
う。私も心を更地にして取り組む所存です。
キュートな装置、グラマラスな衣装、ハートフルな音楽、そして何よりも俳優の息の合ったやりとり、ちょ
っぴりブラックなジョークの連発に多いに笑っていただき、そして最後は……。
人間や人生についてピュアに感じることができる舞台、生きている素晴らしさを実感できる時間をお過ごし頂けるはず。
■黒柳徹子コメント
昨年の朗読劇は、私にとって初めてと言っていい経験でしたけど、皆さまの想像力をいっぱいにさせる、素
晴らしいものだと知りました。装置がなくとも、動きがなくても、皆さまの想像力が、それをはるかに上回
る、とわかったのです。
好評につき、今年もやらせて頂くことにしました。おもしろいお婆さんモードと、青年ハロルドとのラブス
トーリーです。ハロルドは、お金持ちの息子ではありますが、孤独で、「人生、死んだ方がまし」と考えてい
るような手のかかる青年です。でも、変わってるモードに対しては、心を許していきます。
昨年は、ハロルド役を生田斗真さんにやっていただきましたが、今回は、ジャニーズ WEST の藤井流星さん
にお願いしました。
私が、「ハロルドとモード」の舞台を最初に見たのは、1977 年。モードを演じたのは、フランスの名優、ジ
ャン=ルイ・バローの奥さんのマドレーヌ・ルノーでした。その後、文学座の先輩でもあった長岡輝子さんの
舞台も見ましたが、笑いと涙が交錯して、とっても印象的でした。芝居が終わっても、私はずっと、泣いて
たような気がします。その頃から、私は、モードの役を演じてみたいと思っていました。喜劇でも、最後に
は、泣く事もあるのです。
是非、ご覧ください。お待ちしています。
■藤井流星(ジャニーズ WEST)コメント
今回の出演が決まり、とても嬉しかったですし、朗読劇と聞き、驚きと新しい経験がが出来る事にワクワクし
ました。前回は事務所の先輩でもある生田斗真くんがやられていた役なので、同じ役を演じる喜びと同時に
プレッシャーもあります。そして、黒柳さんとご一緒できることは凄く驚きました。小さい頃からテレビで
拝見していた雲の上の存在というイメージで、まだ共演をする実感が湧いていないのですが、貴重な機会を
頂けた事に感謝していますし、色々と学ばせていただきたいです。この作品は、最初は変わり者の少年とフ
ァンキーな老婦人に見えますが、その裏には様々な事情もあり、話が進むにつれ見えてくる人間らしさや、
モードが発する一言一言がぶっ飛んで聞こえるのですが、実際は凄く考えさせられるもので、そこが魅力だ
と思います。舞台は、映像と違いリアルタイムでお客さんの反応が返ってくるので、緊張感もありますが逆
にそれが楽しくもありますし、毎公演、勉強になります。
朗読劇は初挑戦ですが、素敵なキャストの皆さんとご一緒出来る事が光栄ですし、凄く楽しみです。
見に来て頂ける方に『ハロルドとモード』を楽しんでもらえる様に頑張ります