ミュージカル「ドッグファイト」が、本日、9月17日(金)にシアタークリエで開幕するのに先立ち、プレスコール&囲み取材が前日16日(木)に行われた。
4年ぶり3度目の主演をつとめる屋良朝幸と、この再演から参加した昆夏美、藤岡正明、大久保祥太郎、壮一帆がフォトコールに登場。プレスコールでは、髪を切り、肉体改造した屋良はエネルギッシュなダンスを披露した。
本作は、ベトナム戦争に出征する若い海兵隊員たちが参加するゲーム [ドッグファイト] を巡る一夜の恋と、兵士たちの友情を描くミュージカル。
「ラ・ラ・ランド」「グレイテスト・ショーマン」の楽曲で注目を集めた現代最高のミュージカルヒットメイカー、ベンジ・パセック&ジャスティン・ポールの原点にして出世作だ。
2015年の初演、2017年の再演と主演をつとめてきた屋良朝幸が、3度目の主演となり、その他のキャストは今回一新。舞台セットも新しくなり、さらにパワフルな感動を届ける。
【フォトコール】
♪最後の夜
ベトナム戦争へ出征の前夜、海兵隊員たちが街に繰り出し海兵隊伝統のゲーム「ドッグファイト」をするぞ!と意気込んでいるシーン。
エネルギッシュに踊る!踊る!踊る!
♪ヘイ彼女
待ちで「ドッグファイト」に参加するためのパートナーとなる女性を探す海兵隊員たち。
女性たちの華やかさも加わって明るく弾むシーン。
♪パーティに行こう
ウエイトレスのローズ(昆夏美)に出合ったエディ(屋良朝幸)は、ローズなら「ドッグファイト」に勝てると踏んで粘り強くローズをパーティに誘う場面。
エディが魅力いっぱいに誘う真剣な姿と、勝負を計算する男のズルさがのぞく表情、そして生真面目なローズの迷いの表情が、ハラハラさせる面白過ぎる場面!
わずか3シーンの公開だったが、本当に踊りっぱなし歌いっぱなし。
この楽しさがどこまで続くのか⁈ その先の物語にも期待が膨らんだ。
【初日前日囲み取材】
大久保祥太郎 藤岡正明 屋良朝幸 昆夏美 壮一帆
屋良朝幸、藤岡正明、大久保祥太郎は海兵隊員スタイルで登場。昆夏美はフォトコールでの少しぽっちゃりした姿から、物語上で4年経って少し細くなった姿で登壇。壮一帆は、娼婦役のスタイルで現れた。
屋良:新しい『ドッグファイト』を作る気持ちで、前回・前々回をなぞることもなく、セットも全部新しくなって、新生『ドッグファイト』としてやらせて頂いています。(髪を短く切って)髪型が今日の推しです。
半年前くらいから(体を)作らせて頂いて、筋トレを増やしました。食事も結構こだわりました。筋肉量は6㎏増やしました。
藤岡:僕は体重はあまり増やさないようにしていましたが、ジムに行っていました。僕とやらっちがずっと筋肉の話をしていて…。
屋良:まっちゃん(藤岡)が筋肉番長なんです、海兵隊員の中で。
大久保祥太郎:筋トレを避けてきた人生だったので、今回も大して筋トレはしてないのですが…。
藤岡:(屋良・藤岡・大久保)のBが付く名前の3人のうち、(大久保の演じるバーンスタインは)筋トレしてなくても、ちょっとヒョロっとしていてもいいようなキャラクターでもあるので、救われたね。
昆夏美:初演の千穐楽を一番後ろの客席で観ていました。とても素敵な作品で、ローズ役も素敵だと思っていたので、こうして明日から同じ舞台をお届けできる側ということで、とても感慨深い気持ちで臨んでいます。
壮一帆:ひとり9㎝ヒールで、髪の毛も盛っているので、身長190㎝くらいになって(笑)この作品イチ、デカいのではないかと思いながら、デカさが邪魔にならないようにと。
ミュージカル界を引っ張る素晴らしいキャストの方々とご一緒できるということで、自分自身に負けないように、少しでも上を目指して頑張ってきたので、まだまだ終わりじゃないと思って、始まってからも頑張って行きたいと思っています。
実は8月末にコロナウィルスに感染した屋良。症状は軽く、2週間の療養で復帰できたそうだが、復帰後10日ほどの稽古でこの日を迎えた。稽古を休んでいる間も、リモートで振り付けを習ったり、大勢の人に助けられたと感謝を示し「2日は昆ちゃんに根気よく(稽古に)付き合って頂いた。皆さんがいい空気感を作ってくださったので、不安もそんなになかったです。初日を迎えられるのは奇跡かもしれないし、明日から幕を開けられるのは本当に幸せなことだと思っています。千秋楽まで誰一人欠けることなく走って行きたいと思っています」と思いを述べた。
最後に、屋良は「これだけ踊る『ドッグファイト』は、おそらく世界で日本だけ。なので、楽しんで頂きたいと思います」と自信あふれる言葉で囲み取材を終えた。
ミュージカル『ドッグファイト』
2021年9月17日(金)~10月4日(月) 日比谷シアタークリエ(東京)
2021年10月6日(水) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール (愛知)
2021年10月21日(木)~10月24日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪)
【スタッフ】
作曲・作詞:ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール 脚本:ピーター・ドゥシャン
翻訳:小田島恒志 訳詞:高橋亜子 演出:山田和也
【キャスト】
エディ・バードレイス:若い海兵隊員・・・屋良朝幸
ローズ・フェニー:ミュージシャンを夢見る女の子・・・昆 夏美
ボーランド:エディの親友。若い海兵隊員 現実的な兄貴キャラ・・・藤岡正明
バーンスタイン:エディの親友。若い海兵隊員 素直な弟キャラ・・・大久保祥太郎
フェクター:若い海兵隊員 一番の新入り・・・小川 優(ジャニーズJr.)
スティーヴンス:若い海兵隊員・・・今江大地(関西ジャニーズJr.)
ギブス:若い海兵隊員・・・一色洋平
ルース・トゥーベアーズ:若い女性 ドッグファイトに参加する・・・池谷祐子
ローズのママ:地元で食堂を経営・・・彩乃かなみ
ラウンジ・シンガー:パーティーで歌う歌手・・・坂元健児
マーシー:ボーランドのドッグファイト相手 娼婦・・・壮 一帆
【作品公式HP】 https://www.tohostage.com/dogfight/