本日、9月18日(土)より日本青年館にて、ロック☆オペラ「ザ・パンデモニアム・ロック・ショー」が開幕する。初日に先立ち、前日17日(金)にゲネプロが公開され、初日前会見が行われた。
【初日前会見】制作陣、メインキャストがずらり登場。
後)玉城成実 浜中文一 桜井玲香 水田航生
前)河原雅彦 中山優馬 森雪之丞 亀田誠治
★カンパニーを立ち上げて本作で舞台は5作目となる森雪之丞(作・作詞・楽曲プロデュース)
ブロードウェイではキャロル・キングの名曲(ミュージカル『ビューティフル』)や、ザ・フォーシーズンズ(ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』)など、音楽の史実に基づいた話がミュージカル仕立てで人気を得ています。日本でもそういうオリジナル・ミュージカルが作れたらいいなと思って本作を作りました。
ビートルズが初来日した時、僕は中学1年生で校長から「武道館には行くなよ」と言われたのですが、そんなこともこの物語には入っています。
そこから日本の音楽はRockにどんどん加速していき、いろんな時代の流れが押し寄せてきました。そんな中、一人のロック少年が、どこに夢を見て、夢と現実の間で揺れるのか。そんな物語を作れたらいいなと思いました。
今回、亀田誠治さんをお迎えすることができたのですが、僕たちの先輩たちのロックが僕らの中に流れていて、それを亀田さんはきちんと彼なりの音楽として素敵なロックを、その時代の音楽を作ってくださったと思います。かっこいいです。どうぞお楽しみに。
★亀田誠治(音楽)
森雪之丞さんから3年くらい前に、今お話しされたように史実に基づいた音楽劇をつくりたいと、お話を頂きました。「亀さん、腕を振るって!」と言われました。一番ハードルが高いのですが、台本を読みながら、楽しく本当にたくさんの楽曲を手掛けさせて頂きました。
稽古が始まって、コロナ禍ということもあり、稽古場にはなかなか行けない、リモートだったりしたのですが、キャストの皆さんが僕の作った曲を歌って踊ってくれる時に「これだ!」とパソコンの画面に向かって涙を流した瞬間が何度もありました。
エンターテイメントの力、音楽の力を演劇の力で、みなさんを元気にできるのではないかと思います。
★河原雅彦 (演出)
いつも通り、良い演劇を作っています。それだけです。
さっき、ヘアメイクの人が「肌をおさえましょうか」と来てくれたのですが、僕は現場の人間なので、僕だけ抑えずにいます。いい作品になるようにがんばります。
★中山優馬コメント (楠瀬涼役/「THE REASON」 のボーカル )
やっとこの日が来たかという気持ちです。稽古が始まって、毎日、どこか不安の中にいるような感覚はあったのですが、早くこの舞台をお届けしたい気持ちで一日ずつ強くなってきました。今、こうして皆さんの前に立てることが本当に嬉しいです。
この作品を上演している時間は、苦しいことを拭いされる時間だと思うので、その時間をしっかり提供できるように一生懸命頑張っていきたいと思います。
★桜井玲香 コメント(及川真実役/姉妹アイドルデュオ「ウエハース」)
本当に魅力あふれる作品です。どこを見たらいいのかわからないくらい、見どころがたくさんある作品なので、早く皆さんに見て頂きたいと思います。楽しみです。
★水田航生 コメント(山下勝也役/「THE REASON」のリーダー&ギタリスト)
この格好が今日から世間に広まっていってしまうんだというドキドキとワクワクです。自分自身、この格好をするとその時代に行ったような気持ちで、その世界にのめりこむことができるので、観に来て下さった皆さんも昭和のロックを胸にたくさん吸収して気持ちのいい思いや明るい気持ちになってくださるのではと思います。
このご時世に今日まで稽古を重ねてきて、公演できることに感謝を持ちつつ、最後まで駆け抜けられるように日々精進したいと思います。
★玉置成実 コメント(荒木三枝子役/隣に越してきた“お姉さん”)
雪之丞先生作、亀田さん、河原さんという大尊敬している皆さんとご一緒できて、新たなミュージカルを1から作れるということで大変光栄に思っております。
キャストの皆さんも個性が全然違うので、その個性がぶつかり合って、すごくパワフルな舞台になっていると思います。楽しんで頂けるように千穐楽まで頑張って行きたいと思います。応援宜しくお願い致します。
★浜中文一(グループサウンズのスター 野村正嗣役)
昭和の古き良き八百屋で唯一売れ残ってしまったキノコ役を演じます。(爆笑)
すごくみんなで楽しんではしゃいでやっておりますので、是非楽しみにしてください。
【ゲネプロ】物語の始まりは、1966年6月30日。ビートルズ来日に沸く日本。中学生の楠瀬涼(中山優馬)は、隣の“お姉さん”荒木三枝子(玉置成実)にROCKを教わり、すっかりに夢中になり、ギターを弾き始めた。涼の青春が始まった!
グループサウンズ全盛期へ。
高校生、大学生と涼の成長につれて、愛する音楽は変わっていく。まさに時代と共に。
ただ、その頃のヒット曲が流れるのではなく、そのテイストばっちりの本作オリジナルの楽曲が次々流れる。音楽だけでなく、ファッションや当時のヒットテレビ番組も、その頃を彷彿とさせながらもスパイスが効いていて、取材陣からも笑いが起こる。
やがて涼は誘われて、ロックバンド「THE REASON」を結成。メインボーカルとなる。
伊丹俊介(⼩松利昌)⼭下勝也(⽔⽥航⽣)岡島⼤樹(汐崎アイル)真柳満(⼭岸⾨⼈)
一方、及川真実(桜井玲香)はアイドルを目指して上京。スカウトされて、ワケアリげな芸能事務所に所属。
姉妹デュエットを結成、デビューする。
三枝子さんは業界で作詞家を目指すことに。
やがて涼と真実は出会い、恋に落ちるのだが…。
輝かしい日々は、1980年12月8日、ジョン・レノンの死を機にくずれていく。
音楽が軸となる作品だけに、音楽から時代の香がぷんぷん漂う。物語もツッコミどころが満載。どこからフィクションかわからないのが、また楽しい。あふれるエネルギーに時間を忘れる160分(休憩20分)。
ロック☆オペラ『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー
〜The Pandemonium Rock Show〜』
出演:中山優馬 桜井玲香 水田航生/汐崎アイル 小松利昌 山岸門人 野口かおる 大堀こういち
/玉置成実 浜中文一 他
作・作詞・楽曲プロデュース:森雪之丞 音楽:亀田誠治 演出:河原雅彦
<東京公演> 日時:2021年9月18日(土)~10月 3日(日) 会場:日本青年館ホール
チケット料金 S席:11,500円 A席:8,500円 B席:6,000円(全席指定・税込)
<大阪公演> 日時2021年10月8日(金)~10月11日(月) 会場:森ノ宮ピロティホール
チケット料金 S席:¥10,000 A席:¥8,500 (全席指定・税込)
オフィシャルウェブサイト:http://pandemonium-rock.com