「いとしの儚」は2000年に初演以来、愛され続けて繰り返し公演を重ねてきた横内謙介が生んだ名作戯曲。
石丸さち子による演出で、舞台は時間も空間も無限に広がる。キャスト6人が思いがけない変化を見せ続け、泥から生まれる蓮の花のような感動を生み出す。和の世界へとワープできる2時間となった。
女にも金にもだらしない博打打ちで人間のクズと言われる鈴次郎(鳥越裕貴)だが、博打の神さまに気に入られ、負け知らず。
ある日、鬼シゲ(辻本祐樹)と勝負をして勝ち、理想の美女を手に入れた。
だがその美女・儚(鎌滝恵利)は、鬼婆(原田優一)が、墓場の死体から生み出した肉体に、生まれたばかりの赤子の魂を入れて作った女で、魂と身体がくっつくまでの100日に抱いてしまうと水となって流れてしまうのだ。
最初は欲望を抑えるのに苦労していた銀次郎だが、赤子同然の儚をやむなく育て始める。
観客は日々育っていく儚の姿と
銀次郎の心の変化に引き込まれる。
そして、二人を取り巻く世界に大きく揺さぶられる。
ふたりの迎える100日目とは⁈
そこで、観客が見るものは?
夢か幻か⁈息もつかせぬ120分。
現実を超えた感動が待つ劇場へ、是非、足をお運びください。
舞台『いとしの儚』
【日程】 2021 年 10 月 6 日(水)~10 月 17日(日)
【会場】 六本木トリコロールシアター
【作】 横内謙介
【演出】 石丸さち子
【出演】 鳥越裕貴、鎌滝恵利、辻本祐樹、中村龍介、原田優一、久ヶ沢徹
【チケット料金】 全席指定8,800円(税込)
【主催】 る・ひまわり