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King & Prince神宮寺勇太初の単独舞台主演『葵上』『弱法師』ゲネプロ・取材会

King & Prince神宮寺勇太初の単独舞台主演となる舞台『葵上』『弱法師』―「近代能楽集」よりが、11月8日(月)に東京グローブ座にて開幕した。初日に先立ち公開されたゲネプロと取材会の模様をお伝えする。

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三島由紀夫の代表作のひとつ、「近代能楽集」より、『葵上』『弱法師』二編を、神宮司勇太と5年ぶりの舞台出演となる中山美穂を迎え、宮田慶子の演出で綴る。

【ゲネプロ】
『葵上』は源氏物語の葵巻を元にした能から生まれた物語。
源氏物語では、六条御息所は光源氏への立ち切れぬ思いのために生霊となって光の妻の葵上に憑りつく。

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光源氏を若林光として神宮寺勇太が、六条御息所を六条康子として中山美穂が演じる。

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病に臥せった妻・葵のもとを訪ねた光。毎夜優雅な女性が妻を訪ね来ると知る。

その女性こそは若き日に光が恋した康子だった。

とっくに光の心は康子にはない。だが、彼の心を取り戻そうとする康子。

康子の語る、昔の恋に光も次第に引き込まれていく

青年だった頃の恋を思い出す男、そして現実の男を神宮寺が一幕の中で見せる。

生霊になりたいなどとは思わぬのに、知らぬ間に生霊になってしまった女の深い思いを、中山美穂は語り見せる。

もう一作の『弱法師』では、生みの親と5歳で別れ、15年を育ての親の元で育った俊徳を神宮寺が演じる。
親権を争う2組の親の調停の場で、彼は彼の真実を、調停員(中山美穂)に語ってきかせる。

 

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壮絶な過去を持つ俊徳の真実を、神宮寺が圧巻の語りで聞かせ見せる。

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中山の気品高き癒しも堪能して欲しい。

 

【取材会】

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登壇したのは、演出の宮田慶子  出演した神宮寺勇太  中山美穂

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神宮寺 :(幕が開くのを)楽しみにしています。こういう姿を見て頂くのはなかなかないので、足先から頭の先まで堪能して頂けたらと思います。
みなさんにたくさんご迷惑をかけて、いろんな方にささえて頂いて、僕もレベルアップさせていただきました。作品としては、一人では立ち向かえないくらいの大きな壁という感じで、宮田さんからたくさんアドバイスを頂きました。
「一番記憶に残っているアドバイスは?」と聞かれると思っていました。役を纏ってステージ出るとよく言いますが、宮田さんからは「役を食べちゃえ」と言われました。纏うのではなくて、自分の中に落とし込んで演じるということだと。
中山さんにもたくさん助けられ、引っ張っていただきました。
(たくさんの台詞を)覚えられる自信がなかったです。最初のころは夜も寝られなかった。たくさん稽古して自分の中に落とし込む作業ができたので、助かりました。
岸君からの「神宮司ならできる」という言葉はありがたかったです。

宮田 :神宮司君はとにかく吸収がいい。 底なしのポテンシャルを持っています。日々アップデートされて、掘れば掘るほどいろいろなものが出てきました。

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中山 :神宮司さんは驚くほど素直な方。直観力も働いて、それをすぐに動きに変換できる。私が先輩ですが、舞台経験は豊富ではなくて、心の中で「ごめんね」といいながらでした。(と涙を拭いながら)
(神宮司さんは)初々しかったです。だってかわいいですもの。
宮田さんには、たくさん教えて頂きました。いろんな言葉を作って、あらゆる角度から説明してくださって、全部書き留めてあります。

最後に中山からは「がんばります。来ていただいた方に何かが伝わるように最後までがんばります」。そして神宮寺は「難しい作品だと思いましたが、演じれば演じるほど、三島さんの作品に魅かれました。この機会に三島さんの作品を知っていただけたら」と会見を締めくくった。

 

『葵上』『弱法師』 -「近代能楽集」より-
作  三島由紀夫
演 出 宮田慶子
出 演  神宮寺勇太(King & Prince) 中山美穂
篠塚 勝 木村靖司 加藤 忍 渋谷はるか 佐藤みゆき 金井菜々
公式サイト https://www.aoinoue-yoroboshi.com

【東京公演】
公演期間 2021年11月8日(月)~28日(日)
会場 東京グローブ座
チケット料金 S席9,000円 A席8,000円 B席6,000円(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

大阪公演】
公演期間 2021年12月1日(水)~5日(日)
会場 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
チケット料金 9,000円(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可