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市川海老蔵、戸塚祥太出演『六本木歌舞伎2022』製作発表会見

2022年2月18日(金)~3月6日(日)東京・EXシアター六本木にて上演される市川海老蔵、戸塚祥太出演の『六本木歌舞伎2022』について、2021年12月23日(木)に製作発表会見が行われた。

「楽しい、新しい歌舞伎を作ろう」と、2015年から始まった六本木歌舞伎。
2015年2月上演の市川海老蔵と中村、2017年2月には第二弾、リリー・フランキー脚本、三池崇史演出、市川海老蔵と寺島しのぶの出演の『座頭市』、2019年には、芥川龍獅童出演、宮藤官九郎脚本、三池崇史演出の『地球投五郎宇宙荒事』之介の代表作『羅生門』を演出・三池崇史、市川海老蔵、三宅健出演で上演してきた。

今回は三池は監修として参加。藤間勘十郎が演出し、A.B.C-Zの戸塚祥太を迎える。
題材となるのは、伝統的な歌舞伎の演目『青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)』。「白波五人男」として、石川五右衛門、鼠小僧と並んで知られる盗賊5人組を主人公にした物語だ。

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製作発表会見には、市川海老蔵、戸塚祥太が登壇した。

会見開始の直前に初めて会ったという二人。

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初対面の互いの印象を、戸塚は「優しい瞳の奥にラスボスのオーラ、これ以上近付けないというオーラがある」と。

一方の海老蔵は「ジャニーズとしてのご活躍は拝見しているので、今をときめくスターなのだと思います。歌舞伎というフィールドに足を踏み入れることで、それなりの覚悟をしていらっしゃるのだろうなと。第一印象は、優しさがある。かわいらしさがあるんだな」

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演目選択に理由については、「今の世の中の方々に古典(歌舞伎)を感覚的に見てもらうためには、面白く作り変える必要があるのではないかと感じて、劇中劇として『浜松屋』とか『稲生川』をやる予定です」

ヒーローといわれる5人組のTVシリーズも、この「白波五人男」からインスピレーションをもらって生まれたというエピソードも語り「その原型をお見せして、感じるものがあれば…」と。

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本作は2つの時代を超えた物語となり、戸塚は浜松屋の宗之介と、現代の部分ではもう一役・強盗団にひとりとの2役演じる。「歌舞伎の世界に染まっていきたい」「海老蔵さんから吸収させて頂けるものは全部吸収させて頂いて」と前向きな姿勢。「A.B.C-Zのメンバーからはまだ何も(言われていない)。メンバー!コメント募集してますよ!」と呼び掛けて笑いを起こした。

「A.B.C-Zといえばアクロバットですが」という質問を受けて、海老蔵は「現代の部分では闘う場面もある。(戸塚に)特別なアクロバットをしていただくことが(今)決定しました」と答える場面もあり、アクションにも期待できそうだ。

六本木歌舞伎2022公演概要
脚本:今井豊茂
演出:藤間勘十郎
監修:三池崇史
出演:市川海老蔵 戸塚祥太(A.B.C-Z) 中村児太郎 市川右團次 他

チケット料金:一等席 14,000円、二等席 10,000円(全席指定・税込)
前売開始:12月19日(日)
協力:全栄企画/株式会社ちあふる
製作:松竹株式会社

【東京公演】  日程:2022年2月18日(金)~3月6日(日)
会場:EXシアター六本木
お問合せ:Zen-A(ゼンエイ)TEL:03-3538-2300[平日11:00-19:00]
主催:株式会社3Top/六本木歌舞伎実行委員会

【福岡公演】 日程:2022年3月11日(金)~3月13日(日)
会場:福岡サンパレスホテル&ホール
お問合せ:西日本新聞イベントサービス TEL:092-711-5491[平日9:30-17:30]
主催:六本木歌舞伎実行委員会

【大阪公演】  日程:2022年3月18日(金)~3月21日(月・祝)
会場:フェスティバルホール
お問合せ:キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888[11:00-16:00 ※日祝休業]
主催:サンライズプロモーション大阪