西田大輔の原作・脚本・演出、「ふぉ〜ゆ〜」の越岡裕貴主演「GARNET OPERA」が、1月21日(金)にEX THEATER ROPPONGIにて開幕した。上演に先立ちゲネプロと取材会が行われた。
『GARNET OPERA』は西田大輔主宰「AND ENDLESS」にて本公演を重ね、2010年シアタークリエで上演し、熱狂的なファンを生み出した作品。
描かれるのは、第六天魔王・織田信長が、木下藤吉郎(秀吉)、明智光秀、徳川家康、上杉謙信、武田勝頼、真田幸村など、戦国オールスターを呼び寄せて繰り広げる命がけの宝の争奪戦。
今回の上演にあたり、12年ぶりにキャストを一新した。
描かれるのは、信長が天下布武を推し進めている時代。信長が配下の武将たちを呼び集め、「ゲームをしよう」と命令した。そのゲームには木下藤吉郎、 明智光秀、 徳川家康ら信長配下のみらず、なぜか上杉謙信、武田勝頼、真田幸村までが参加。
さぁ、戦乱の世でのゲームの勝者は、一体誰なのか?
主役の織田信長役は、「ふぉ〜ゆ〜」の越岡裕貴。圧倒的なエネルギーを発散して、武将たちを従える。
ジャニーズJr.内のユニット「IMPACTors」のメンバーで、単独での舞台出演は初となる、横原悠毅が木下藤吉郎役。
2019年「仮面ライダーゼロワン」で滅/仮面ライダー滅役で人気を集めた砂川脩弥が知性の人、明智光秀役。光秀の内面の苦悩がにじみ出る演技をみせた。
お濃役を矢島舞美。信長の妻としての貫禄もあり美しい殺陣も披露。
左)煕子役に片山萌美 ミステリアスな女性を演じる。
山口大地が武田勝頼を、 井澤巧麻が真田幸村を
村田 充 が貫禄ある上杉謙信を見せる
【取材会】通して演じるのがほぼ初めてというゲネプロで終えた直後に5人が登壇。
片山萌美 砂川脩弥 越岡裕貴 横原悠毅 矢島舞美
越岡裕貴:まさか人生で織田信長を演じさせてもらえるとは思っていなかったので、夢のようで。この時代の背景が結構好きなので、僕自身とはキャラクターが似ているとは思ないですが、筋の通った信長を演じたいと思っています。殺陣が400手近くやるので、「エンドレスショック」でもそんなにないので(堂本)光一くんを超えてるんじゃないかな。無我夢中でやっています。(横原くんは)生意気です。10年ぐらい違うのに、僕に強く当たって来る。でも一生懸命やっているので、かわいい後輩で、そうも言いつつ好きです。
横原悠毅:役柄もあって、キレイな殺陣ではなく、腕や足を使う動き回る殺陣なんで、はけたときは結構苦しいです。切られ役とは違って。でも楽しいです。(初の単独舞台出演については)不安より楽しみで、稽古中も楽しくできました。座長が越岡くんというのもあり、稽古場も和気あいあいとして楽しいです。(越岡の自分に対するコメントについて)越岡さんが「かまってほしい」のが出すぎて見え見えなので。
砂川脩弥:(殺陣は越岡さんが僕の)10倍ぐらいあって、殺陣もキレイだし、体力もあって尊敬しているし、役の中でも尊敬しているので(ここで、越岡が「今のは絶対に書いてください」と記者に)やりやすいです。
矢島舞美:(千秋楽翌日の2月7日に30歳になることについて)20代はいっぱい苦しみもありながらもがき続けながら走ったので、30代に楽しみもいっぱいあります。この舞台も若い子もたくさんいて、上もいてエネルギーを感じるので、私も30代にちゃんと若い子たちをひっぱっていけるように、良い手本になれるように、この瞬間はがんばりたいと思っています。
片山萌美:(殺陣について)みなさん、疲れているように見えないのが、本当にすごい。稽古場ではマスクをしているのに、息があがっているようにも見えずすごい。舞美ちゃんはすごく美しい、舞っているような殺陣で、かっこいい美しい殺陣です。
『GARNET OPERA』
原作・脚本・演出:西田大輔
出演:越岡裕貴(ふぉ~ゆ~) 横原悠毅(IMPACTors/ジャニーズJr.) 砂川脩弥 /
矢島舞美 片山萌美 山口大地 井澤巧麻 伊藤玻羅馬 松田昇大 こぴ/
護あさな 星 智也 根本正勝 村田 充 ほか
<東京公演>日程:2022年1月21日(金)~30 EX TEATER ROPPONGI
<大阪公演>日程:2022年2月4日(金)~6日(日)森ノ宮ピロティホール
公式サイト:http://GARNET2022.com
公式Twitter:@garnet_opera