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ヒロインに門脇麦! 田中哲司、大森南朋、赤堀雅秋の演劇ユニット新作舞台『ケダモノ』4月上演

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上段左から 清水 優 赤堀雅秋 新井 郁
下段左から あめくみちこ 門脇 麦 大森南朋 荒川良々 田中哲司

田中哲司、大森南朋、赤堀雅秋の演劇ユニットが約2年半ぶりに集結し、赤堀雅秋プロデュース『ケダモノ』の上演が決定した。ヒロインに門脇麦を迎え、さらに荒川良々、あめくみちこ、清水優、新井郁と豪華キャストを迎えての新作公演として2022年4月21日(木)東京公演を皮切りに、札幌、大阪の3ヶ所で上演する。

2016年2月に光石主演、麻生久美子など豪華な顔合せで、舞台『同じ夢』の上演し、2019年には、長澤まさみ、でんでん、江口のりこ、石橋静河を迎えて、第二回『神の子』を上演してきた田中哲司、大森南朋、赤堀雅秋の演劇ユニットが、3回目の公演とするのは、『ケダモノ』。

そのイントロダクションは
“今日もまた起こる。電車の中で無闇に刃物を振り回し無関係な老婆が亡くなった。捕まった無職の男は、誰かを殺して自分も死刑になりたかったと言う。雑居ビルにガソリンを撒き火を放った老年の男は、天罰だと叫んだそうだ。路上で煙草を吸っていたサラリーマンの背中をいきなり傘で突き刺した若い男は、ルールは守れと幾度も呟く。ビルの屋上から若い女が飛び降り、スーパーでマグロの刺身を万引きした老婆は、淋しかったと涙を零した。鈍色の空を見上げると、名前の知らない大きな鳥が飛んでいた。奴らの足音が聞こえる。いよいよやって来た。”

ストーリーはまだわからないが、時に無様な、時に滑稽な様をみせる人間たちの機微を独自の観点から描き出し、独特のユーモアを交えながら、観客をあたかも登場人物たちの日常を覗き見しているような不思議な空間へと誘う、赤堀ワールドの新作を期待して待ちたい。

≪赤堀雅秋 コメント≫
大森南朋さんと田中哲司さん。お二人は友人であると同時に、自分の作品を非常に厳しい視線でジャッジしてくれるコワくも有難い存在だと思っています。そんなお二人に加え、内容も定まらない段階から、意気に感じて参加してくださる役者の皆さんと一緒に物作りができるこのユニットは、今の自分にとってはホームというべき場所。回を重ね、三度目を迎えられることには感謝しかありません。
作品を一つ終えるたび、いつも「次の、違う段階へ行かねば」と感じます。年齢と経験を重ね、それなりの技量はあるというささやかな自負。そんなものに安住することなく、チャレンジし続けるための衝動、その象徴がタイトルの『ケダモノ』という言葉かも知れません。人間も所詮は動物、そんなありきたりだが根源的な視点で物語を紡ぎたいと思っています。
すべての予定調和をぶち壊したいという乱暴な気分でもあります。

≪大森南朋 コメント≫
2021年末に、マネージャーからLINEで送られて来た「ケダモノ」の四文字が始まりで、今ある全てです(笑)。赤堀さんに会い、探りを入れたところ「南朋ちゃん、ワルモノかも……」などというつぶやきが。これまでの作品ではダメなりにイイ人役だったので、新作ではそれが覆るかも知れません。もしや自分がケダモノなのか? 赤堀さんは何かをブチ壊そうとしているのか?? 何が出て来ようと、赤堀作品への信頼は自分にとって絶対的なもの。たっぷりエネルギーが必要な芝居づくりになりそうですが、追い詰まるほどにソリッドに研ぎ澄まされていく赤堀作品の時間を、今回もしっかり味わい尽くそうと思っています。

≪門脇麦 コメント≫
下北沢の小劇場で『その夜の侍』など、赤堀さんの劇団作品をいくつも観ていました。人間の、目を覆いたくなるような残酷な部分を敢えて剥き出しで描くことは、絶望しているからではなく、むしろ人間を諦めないからこその創作なのではと感じ、いつかご一緒できたらな、とずっと思っていました。その夢が叶った今回。今はタイトルだけですが、赤堀さんが今の私の何を見て、どんな役と物語を書いて下さるのか期待しかありません。私が経験したことのない演劇、創作のディープ・ゾーン=謎の森で迷うことまでも楽しみたいと思っています。

≪田中哲司 コメント≫
赤堀作品を演じることは、自分にとってガソリン補給のようなものです。数年に一回は彼の書いたヒリヒリする台詞を身体にたっぷりと吸収して、吐き出さないと俳優としての自分が枯渇してしまう気がするんです。「そんなこと書かなくてもいいじゃない……」というほど、人が隠しておきたいようなグロテスクな心情までをも描く。胸をえぐるような赤堀作品を演じることは僕にとって大きな喜びです。今はまだタイトルしかない清々しい状況で(笑)、誰がどんなケダモノになるかもわかりません。でも、いつにも増して振り切った感があるので、少しずつ見えてくるであろう世界を楽しみに待っています。

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赤堀雅秋プロデュース
『ケダモノ』
作・演出:赤堀雅秋
出演:
大森南朋
門脇 麦
荒川良々
あめくみちこ
清水 優
新井 郁
赤堀雅秋
田中哲司

《東京公演》
会   場:本多劇場(住所:世田谷区北沢2-10-15)
<チケット>料   金:全席指定  7,800円(税込)
U25チケット3,500円(税込)(観劇時25歳以下対象・当日指定席券引換・枚数限定・要身分証明書)
チケット一般発売日:  2022年3月1日(火)

《札幌公演》
日   程: 2022年5月14日(土)~15日(日)
料   金: 全席指定 一般 8,000円(税込) / U30チケット 3,500円(税込)
会   場: かでるホール (住所:札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル)
主   催: 公益財団法人北海道文化財団
協   賛: 株式会社ジェーシービー  制作協力:ダブルス
お問合せ: 公益財団法人北海道文化財団 TEL:011-272-0501(土日祝除く 9:00~17:30)

《大阪公演》
日   程: 2022年5月20日(金)~5月22日(日)
料   金: 全席指定 一般 8,500円(税込) / U25チケット 4,500円(税込)
会   場: サンケイホールブリーゼ (住所:大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼタワー7F)
主   催: 関西テレビ放送、サンケイホールブリーゼ
お問合せ: ブリーゼチケットセンタ- TEL06-6341-8888(11:00-15:00)
制作協力:PRAGMAX&Entertainment 制作:佐々木康志 新居朋子 プロデューサー:西田圭吾
公式HP:https://www.comrade.jpn.com/kedamono/