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絶賛上演中【動画】『笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-』観劇レポート

帝国劇場『笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-』が、2月19日(土)まで帝国劇場にて上演中だ。14日昼公演を観劇した。

本作は、ミュージカルの金字塔としても知られる『レ・ミゼラブル』の著者、ヴィクトル・ユゴーが自著の最高傑作と評した小説「The Man Who Laughs」を原作に、脚本ロバート・ヨハンソン、音楽フランク・ワイルドホーン、歌詞ジャック・マーフィーという豪華制作陣が生み出したミュージカル。
2018年秋に韓国にて初演された公演、2019年春の日生劇場での日本初演と観てきたが、22年のこの再演は、初演よりセットも豪華に。観客の心をつかむに違いない日本版らしい繊細かつダイナミックな演出がさらに進化。華も実力もある俳優陣が、残酷で美しい世界を見せてくれた。

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主人公のグウィンプレン役は初演から出演する浦井健治。

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新たなヒロインはWキャスト。

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観劇した公演のWキャストのヒロイン・デア役は真彩希帆。”天使の歌声”と称される澄んだ歌声も、儚げなお姿もデアにぴったり。動画からご覧ください。

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もう一人のデア役は熊谷彩春。『レ・ミゼラブル』歴代最年少コゼット役でデビューされた逸材。残念ながら今回は拝見できなかったのですが、ミュージカル『魍魎の匣』で拝見し、清潔さを感じるのびやかな歌声に惚れました。

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金と時間を持て余した貴族・ジョシアナ公爵を今回から演じる大塚千弘。女王の腹違いの妹として、プライドと生きづらさにもがきつつ、女性としての業を感じさせる姿にワクワクしました!

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デヴィット・ディリー・ムーア卿 吉野圭吾 笑みの影に、恐ろしい魂胆を感じる。泣きぼくろも印象的。
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フェドロ  石川 禅 この冷たい目線の底にあるのは…。
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ウルシュス  山口祐一郎 と幼いグウィンプレン
本作では描かれていない彼の人生まで想像したくなる山口祐一郎のウルシュス。
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 主人公グウィンプレンの数奇な運命と、彼を取り巻く人々の愛がたっぷり描かれ、本当の幸せを問う本作。さらに今回の観劇では、グウィンプレンと対する貴族社会の人々の人生もグッと深く描かれいるように感じられ、より一層、この時代の残酷さと本当の幸せを考えさせられた。俳優たちの競演を動画でご覧ください。

ミュージカル「笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-」
脚本:ロバート・ヨハンソン
音楽:フランク・ワイルドホーン
歌詞:ジャック・マーフィー
翻訳・訳詞・演出:上田一豪
出演:浦井健治 真彩希帆 熊谷彩春 大塚千弘 吉野圭吾 石川禅 山口祐一郎
公演期間:2022年2月3日(木)~2月19日(土)
会場:帝国劇場

  公式HP : https://www.tohostage.com/warauotoko/