《ゴールデンコンビ》鹿賀丈史&市村正親による大人気のミュージカル・コメディ『ラ・カージュ・オ・フォール』が、3月8日(火)に日生劇場にて5度目の上演の幕を開ける。7日(月)に初日前会見が行われた。
東京公演は3月30日(水)まで。その後、愛知・富山・福岡・大阪・埼玉公演あり。
本作が描くのは、ゲイクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」のオーナーのジョルジュ(鹿賀)と、その看板スター“ザザ”ことアルバン(市村)の物語。ふたりは20年にわたって事実上の夫婦として暮らし、クラブを営んできた。ふたりと彼らを取り巻く人たちの愛あふれる人生模様を華やかなクラブのショーが彩る、見ごたえ満載のミュージカルだ。
香寿たつき 真島茂樹 市村正親 鹿賀丈史 今井清隆 森公美子
鹿賀丈史:5回目の出演になります。こういう状況下で『ラ・カージュ・オ・フォール』という芝居を上演するのは、どういうことかをずっと考えながら稽古してきました。最終的には、観て頂く方に家族であるとか、人を思う気持ちであるとか、楽しく伝わればいいかなと思っております。こういう時期だけに、みんな、張り切っております。明日が初日ですが、是非多くの方に観て頂きたいと思っております。
市村正親:初演の30年前は皆さまから「美しい、美しい」と本音で言ってくれていたのに、最近は本音ではなく、つらそうに「美しいですね」と言われるのが、嬉しいやら悲しいやら。でもザザという役の年齢に近づいてきて、本当のザザを演じることができるのではないかと思います。袖から見ていても、舞台でやっていても本当に良い作品だと思っております。ですので、たくさん、みなさん、来てちょうだい!
真島茂樹:「ラ・カージュ・オ・フォール」の従業員・ハンナ役を始めて初演から37年になります。これが二代目の衣装になります。初代の衣装は鞭でボロボロになってしまって、今回ではないのですが新しく作って頂きました。豪華な衣装です。従業員たちはカジェルといって、個性をもった役を演じ、ザザを頂点に高い声でキャーキャー言いながらステージを務めています。
香寿たつき:私も2008年の鹿賀さんの初演から5回目の出演になりますが、先輩方の演技を見させて頂くと日々進化している。5回目にして、まだここまで進化するんだなと思って、私にとっても良い刺激になっています。2022年版として新しく生まれ変わっていると思います。
今井清隆:私も5回目なのですが、チームワークが素晴らしいカンパニーです。(森)公美ちゃんとも随分長く(夫婦を演じて)倦怠感を迎えた感じは本当に地のままできます。(笑)
森公美子:『ラ・カージュ・オ・フォール』の愛を分かち合い(愛)に来て頂きたいと思っております。私は(本作出演が)37年になりまして、20代で始まりまして60代になりました。多分このキャストの全員を集めて平均をとったら、世界で一番平均年齢の高いミュージカルではないかと。ギネスに申請するか、製作は悩んでいるみたいです。(笑) 実年齢を言わない人がいるんです。ひた隠しにするんです。(それは真島さんのようです)
長く愛され、繰り返し上演されてきた名作が、更に進化しているとのこと。どんな進化を遂げているのか⁈ 東京公演は3月30日(水)まで。その後、愛知・富山・福岡・大阪・埼玉公演があるので、是非、ご自身の目で確かめて欲しい。
ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』
日程:2022年3月8日(火)~30日(水)
会場:日生劇場
料金(全席指定・税込):S席14,000円 A席9,000円 B席4,500円
出演:
ジョルジュ 鹿賀丈史
ザザことアルバン 市村正親
ジャン・ミッシェル 内海啓貴
アンヌ 小南満佑子
ハンナ 真島茂樹
ジャクリーヌ 香寿たつき
エドワール・ダンドン 今井清隆
マリー・ダンドン 森 公美子
他
作詞・作曲:ジェリー・ハーマン/脚本:ハーベイ・ファイアスティン/原作:ジャン・ポワレ
翻訳:丹野郁弓/訳詞:岩谷時子、滝弘太郎、青井陽治/演出:山田和也/オリジナル振付:スコット・サーモン
主催・企画製作:東宝/ホリプロ
愛知公演2022年4月9日(土) 10日(日)愛知県芸術劇場 大ホール
富山公演2022年4月16日(土) 17日(日) オーバード・ホール
福岡公演2022年4月22日(金)~25日(月) 博多座
大阪公演2022年4月29日(金・祝) ~5月1日(日) 梅田芸術劇場 メインホール
埼玉公演2022年5月7日(土) 8日(日)ウェスタ川越 大ホール
公式HP:https://www.tohostage.com/lacage/