平方元基の初単独主演にして、ソニンが謎の美女を三役を、あべこうじと小松利昌が二人で135 役を演じ分けるという注目の舞台『THE 39 STEPS』の製作会見が4月8日に行われた。
イギリス発のサスペンス・コメディをウォーリー木下が歌ありムーブありのハイパーコメディにして届ける空前絶後の本作の全貌を、稽古を始めたキャスト4人が語ります。
ジョン・バカン原作のスパイ小説 「三十九階段」(1915年)と、それを原作にサスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督 が生んだ「三十九夜」(1935年)。この2つを元に2006年に生まれたのが、本作『THE 39 STEPS』。
ローレンス・オリヴィエ賞最優秀コメディー賞を受賞し、その後はブロードウェイにも進出し、トニー賞にもノミネートされた本作を、演劇のみならず東京2020パラリンピック開会式の演出など、そのマルチな活躍が目覚ましいウォーリー木下が演出。全編にわたって生バンドの演奏を加え、ハイパーコメディとして届ける。
出演者は4人のみ。
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』でデビュー。10年の節目を迎えた平方元基が、この舞台で“単独初主演”。スパイ事件に巻き込まれる(リチャード・ハネイ役)
謎の女スパイのアナベラほか、マーガレット、パメラの3役のヒロインに扮するソニン
人気お笑いピン芸人あべこうじがクラウン役
バイプレイヤー小松利昌がクラウン役
2人のクラウン役が、怒涛の135役を瞬時に演じ分けながら、舞台上のセット転換や小道具のセットも行う。
製作会見に登場した四人は下着(?)姿。上演中は舞台上からはけることなく、舞台上で衣装替え、役替わりもするということから、どの衣装で登場すべきか、悩ましいということから「いっそ、この姿で…」という異例のスタイルでの登場となった。
すでに稽古も始まっているとのことで、4人が本音で本作の魅力を存分に語った会見となっています。
『THE 39 STEPS』 ザ・サーティーナイン・ステップス
脚色:パトリック・バーロウ
原作:ジョン・バカン作「三十九階段」
原作映画:アルフレッド・ヒッチコック監督「三十九夜」
ITV グローバル・エンターテインメントの許諾による
翻訳:小田島恒志
上演台本・演出:ウォーリー木下
出演:平方元基、ソニン、あべこうじ、小松利昌
公演期間 :5 月 1 日(日)~5 月 17 日(火)
劇場:シアタークリエ
チケット料金:11,000 円(全席指定・税込)