ジャンヌ・ダルク役に、初舞台にして初主演の声優・夏川椎菜を迎えて、深作健太演出による舞台『オルレアンの少女-ジャンヌ・ダルク-』を10月に上演する。
2021年に「深作組ドイツ三部作」と銘打ち、『火の顔』を始めとするドイツ戯曲を三作品上演した深作組による、「新ドイツ三部作」の第一弾となり、シラーの時代から普遍的に続く〈平和〉へのメッセージをこめて、フランス・イングランド両軍の将兵を、あえて同じ俳優が演じる。
出演は、夏川椎菜に加え 溝口琢矢 松田賢二 峰 一作 宮地大介 愛原実花。
夏川椎菜 溝口琢矢 愛原実花
夏川椎菜 コメント
『オルレアンの少女-ジャンヌ・ダルク』でジャンヌを演じます、夏川椎菜です。
演出の深作さんとは、朗読劇でたくさんお世話になりましたが、今回は舞台ということで私にとって新たな挑戦です。
今から緊張と不安で倒れてしまいそうですが、演じるのはジャンヌですから、いつまでもウジウジしていてはいけませんね。
これから始まる、私にとっては未知の舞台お稽古……ジャンヌの勇ましさを借りる気持ちで、粉骨砕身、どうにかこうにか食らいついて色々と吸収していけたらと思います。
夢と挫折と愛国心の物語、どうぞお楽しみに!
深作健太 コメント
これは〈戦争〉について、皆さんと一緒に考える演劇です。
ジャンヌ・ダルクは、日本でも有名なフランスの英雄ですが、
たった一人、十七才の若さで戦場に飛び込み、十九才で火刑にされて散った、彼女を突き動かしていた〈神の啓示〉とは、一体なんだったのでしょうか?
一人の少女の純粋な〈愛国心〉を利用し、搾取する男性原理の社会。
それはとても現代的なテーマをはらんだ戯曲です。
いろんな時代に、多くの名優によって演じられてきたジャンヌ役を、今回はついに初舞台・初座長という形で、夏川椎菜さんが演じます。
夏川さんはこの四年間たくさんの朗読劇で御一緒してきた、僕にとって最も信頼する役者さんの一人、まさにミューズ(芸術の女神)です。
15 年ぶりに御一緒する溝口琢矢さんや、盟友・愛原実花さんら、深作組に御縁のある、素敵なキャストが揃いました。
時代はますます混迷を深めておりますが、この記念すべき祝祭を、大切に盛り上げてゆけたらと思います。
ぜひ皆様、劇場へお出かけください。
舞台『オルレアンの少女-ジャンヌ・ダルク-』
<東京公演>
2022 年 10 月 6 日(木)~10 月 9 日(日) シアタートラム
<大阪公演>
2022 年 10 月15日(土)~10 月 16 日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
◆出演
夏川椎菜 溝口琢矢 松田賢二 峰 一作 宮地大介 愛原実花
◆スタッフ
作:フリードリヒ・フォン・シラー
翻訳:大川珠季
演出:深作健太
音楽・演奏:西川裕一
美術・舞台監督:深瀬元喜 照明:倉本泰史 音響:長野朋美 衣裳:伊藤正美
プロデューサー:児玉奈緒子
主催・企画・制作:深作組/MA パブリッシング/Goh(東京公演)
主催:サンライズプロモーション東京(大阪公演)
◆公式 WEB サイト https://orleans.fukasakugumi-map.jp
◆Twitter アカウント @fukasakuorleans
◆料金 9,000 円(全席指定・税込)