舞台『アナザー・カントリー』が東京・よみうり大手町ホールにて6月24日(金)に開幕した。初日前にゲネプロと取材会を行った。
本作は1930年代の英国の規律と伝統を重んじるパブリックスクールの寄宿生活を描く。
和田優希(Jr.SP/ジャニーズJr.)が初主演、共演する鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズJr.)もジャニーズではない舞台作品には初出演というフレッシュなキャストが、熱い演劇作品に“直球勝負”で挑んだ。
公演は7月3日(日)まで東京・よみうり大手町ホールにて、7月7日(木)~10日(日) まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて、7月12日(火)~13日(水)まで福岡・キャナルシティにて上演。
取材会には和田優希(Jr. SP/ジャニーズJr.)鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズJr.)とおかやまはじめ、演出の鈴木勝秀が登壇した。
おかやまはじめ 鈴木大河 和田優希 演出の鈴木勝秀
和田優希:(初主演で外部での初舞台となる本作でゲネプロを終えて)ほっとしています。稽古中も今日まで気を張りっぱなしだったので、まずはホッとしています。
(稽古では)死ぬほど苦労しました!
(厳しい寄宿生活の中でも和田が演じるベネット役は)ひたすら明るくて、(規則なども)上手いことすり抜けてやりたいことをやっている役で、自分に似ているところもあるなとやり易さもある反面、俺はこれをやりたいと外に表すのは奥手のところもあったので、ベネットになりたいなと憧れの部分もありました。ベネットなら全力で楽しむだろうと、まずは楽しもうと、ベネットならどうするかと考えてやりました。
鈴木大河 ジャニーズ以外では初舞台となる。
鈴木:セットや小道具もほぼない、衣装替えもないストレートプレイでどうなるかと思ったが、同年代の俳優も多く話し合いながら今日までやってきた。同年代の俳優の存在のおかげでやってこられたと思っています。
難しい単語ばかりで、初めて見るような単語ばかりで言いまわしも難しかったのですが、言っているうちに、普段の生活でもまわりくどくなってしまうくらいで(笑)。もともと理屈っぽいところがあるのに、それに拍車がかかりました。
若いキャストが多い中、ベテランのおかやまはじめ。
おかやまはじめ:自分のスピードに口がついていくかの真剣勝負でやらしていただきました。いろいろ話し合った稽古ばで、いい現場だと思いました。
二人が初舞台とは忘れていました。
演出を担当した鈴木勝秀
鈴木勝秀:こだわりは一点。さらけ出すこと。役者しか見るところがないというところにもっていきたかったので、若者たちがすばらしく、それしかみるところがないというところにもっていきたかったので、最初はセットも小道具もあったのだけれど、稽古するなかでどんどんなくなって結局何も無くなって、この若者たちを見てほしい、それだけになりました。
僕は甘やかすのは好きじゃない。とにかく顔を上げて全部みせる。二人だけじゃなく全員がさらけ出したと思います。
(ジャニーズの)外にでるかぎりは自分でしっかりやる。しっかりやったと思います。稽古場でも全力でやったと思います。みんなが全力でやって、その中に入った。ふたりがひっぱっていくしかないぞと最初に話しました。笑いをとってる間などない。とにかく与えられた役を全力でやる、その一点。剛速球をなげるしかない。変化球などない。
その鈴木勝秀の言葉を受けて
和田優希:僕らが、がっつり芝居をすることがなかったので、テクニックを効かせたりという引き出しも事前になかったので、ひたすらストレートを投げるしかなかったので、やりやすかったのはやりやすかったです。
鈴木大河:想像していたのは、演出家がこうしてと言われるのかと思っていたら、何も言われくて、和田とも何もいわれなかったねと話しんですが、最初は戸惑いもあったのですが、こっちから自由にやらせていただいた。後から考えるとやりやすい環境でした。
同世代のキャストが多い中、和田はパンフレットの座談会をしたのが会って3日目でまだ打ち解けていなかったことを明かし、「そう思って読んでください」。
さらに「多和田くんがひたすら兄貴で話しかけてくれた。多和田くんに感謝です」とも語った。
最後に和田は「映画や舞台になった作品で、それにこれまでの俳優さんたちの看板を汚さないように頑張りたいと思います。初だとは言っていられないので、全力でがんばりたい」と笑顔で初日の舞台へと姿を消した。
舞台『アナザー・カントリー』
作:ジュリアン・ミッチェル
訳:北丸雄二
上演台本・演出:鈴木勝秀
キャスト:
和田優希(Jr. SP/ジャニーズJr.)鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズJr.)/
多和田任益 嘉島陸 山時聡真 岡田翔大郎 中山咲月 近藤廉 浦上晟周/おかやまはじめ
<公演日程>
■東京公演
2022年6月24日(金)~7月3日(日)
会場:よみうり大手町ホール/15公演
■大阪公演
2022年7月7日(木)~7月10日(日)
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール/6公演
■福岡公演
2022年7月12日(火)~7月13日(水)
会場:キャナルシティ劇場/2公演
チケット:9,500円(全席指定・税込)
チケット一般発売日:2022年6月4日(土)
お問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337 (平日12:00~15:00)
公式サイト:https://another-country.com