作・中谷まゆみと演出・板垣恭一のコンビで送り出された傑作舞台『今度は愛妻家』が、A.B.C-Zのメンバー戸塚祥太を主演にこの秋 8年ぶりの上演が決まった。
本作は、中谷・板垣コンビによって2002年初演、10年に行定勲監督、豊川悦司、薬師丸ひろ子が夫婦役で映画化、14年にリニューアル版上演、さらに韓国版が15年初演、21年に再演された傑作舞台。
今回のキャストには、かつては売れっ子カメラマンだったものの、あることをきっかけに一年間無職で、今は日常をだらだらと過ごしている主人公、 北見俊介役に戸塚祥太(A.B.C-Z)。このダメ夫を朗らかに支えつつ、子作りプレッシャーをかける妻・北見さくら役に三倉佳奈。
俊介が最近 知り合い、下心を持って接しているモデルの蘭子役に黒沢ともよ。俊介のアシスタントでその蘭子に好意を抱いている古田誠役に、関西ジャニーズJr.のユニットAmBitiousのメンバー浦陸斗。そして彼らが贔屓にするバーのママ、文太役に渡辺徹。
【スタッフ コメント】
[作] 中谷まゆみ コメント
明日が今日と同じように、平凡だけど穏やかで、ありきたりだけど幸せな一日とは限らないから、毎日を大切に生きよう。
ちょうど20年前、そんな思いでこの芝居を書きました。コロナ禍を経験した今は、より強く思います。
今日できることは先送りにせず、行きたいところに行き、会いたい人に会い、話したいことを話し、万が一、大切な人と突然 離れ離れになってしまっても後悔しないように、大切な人を大切に、愛する人を愛して暮らしたい。
今回3度目の上演となりますが、若く、フレッシュな出演者の方々が、また新しい『今度は愛妻家』を観せてくれると、私自身ワクワクしております。一人でも多くの方に観ていただきたいです。
[演出] 板垣恭一 コメント
2002年、2014年に上演され、そして2010年には映画にもなった「今度は愛妻家」がこのたび素晴らしいキャストの皆さまをむかえて帰ってきます。売れっ子カメラマンながら、最近やる気を見せない主人公・北見俊介と、その尻を叩く妻のさくらを 中心に、女優志望の蘭子、カメラマン助手の誠、ゲイの文ちゃんが織りなす、大笑いと大泣きが交差する群像劇です。作家の中谷まゆみ氏は初演時に、ある台詞から逆算してこの物語を書いたと語っておりました。それが口にされた瞬間から物語はクライマックスに突入して行き……。舞台版も映画版もDVDなどになっておりますが、もし初めてご覧になるならば、その答えあわせはぜひ劇場で!
戸塚祥太(A.B.C-Z) コメント
ダメ男の北見俊介を演じます。
台本を読んで、北見らしい一面を私自身も持ち合わせているなと感じています。ただのダメ男ではないので、北見の多角的なダメっぷりを心を込めて魂で演じたいと思います。売れっ子カメラマンの一面もあるので、 趣味のカメラを今からずっと触っています。
何処が私と北見の共通点なのか、お楽しみにしていて下さい。
三倉佳奈 コメント
映画館で涙したのが約12年前。その元となった舞台『今度は愛妻家』に自分が立たせていただけること、 大変光栄です。
私が演じるのは夫を愛情深く明るく支える妻・さくら。夫・俊介役の戸塚祥太さんとは今回初めての共演です。2人でのシーンが多いので、どんな夫婦像を作り上げられるのか、今から稽古がとても楽しみです。喜劇と悲劇が絡み合う人間ドラマ。個性豊かな共演者の皆さんと共に、皆様の心に寄り添える作品になりますように。劇場にて、心よりお待ちしております。
舞台『今度は愛妻家』
[作]中谷まゆみ [演出]板垣恭一
[出演]
戸塚祥太(A.B.C-Z) 三倉佳奈
黒沢ともよ 浦 陸斗(AmBitious/関西ジャニーズJr.)
渡辺 徹
【東京公演】10月7日(金)~23日(日) よみうり大手町ホール
【大阪公演】10月26日(水)~30日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
【宮城公演】11月5日(土)~6日(日) 電力ホール