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佐々木蔵之介主演 東京芸術祭2022「守銭奴 ザ・マネークレイジー」の公開ゲネプロ及び取材会

11月23日(水・祝)から東京芸術劇場プレイハウスにて開幕する佐々木蔵之介主演 東京芸術祭2022「守銭奴 ザ・マネークレイジー」の公開ゲネプロ及び取材会が、11月21日に行われた。
取材会には、佐々木蔵之介、加治将樹、竹内將人、大西礼芳、手塚とおるが登壇した。【撮影:田中亜紀】
東京公演は12月11日(日)まで。その後、宮城、大阪、高知にて上演。

取材会
竹内將人 手塚とおる 佐々木蔵之介 加治将樹 大西礼芳

本作は、今年生誕400年を迎えるフランスを代表する劇作家、モリエールが生み出した傑作喜劇『守銭奴』を、ルーマニアの鬼才、シルヴィウ・プルカレーテによる演出で、佐々木蔵之介主演でお届けする。
プルカレーテ演出×蔵之介主演は、2017年上演の「リチャード三世」以来、5年ぶりとなる。

佐々木蔵之介演じる主人公アルパゴンは、愛しているのは金ばかり、家族よりも何よりも金に執着し、あらゆる金を出し渋る極度の倹約家。
金に纏わることならどんな労力も厭わない異常な人物のたった1日の物語を描く。

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佐々木蔵之介 コメント
プルカレーテさんの稽古は、創っては壊しを繰り返すので、やっとここまでこられたという気持ちでいっぱいです。稽古は、想像のはるか斜め上からのアイデアで演出をしてくださり、皆でお稽古終わりに復習して次の日稽古に挑むものの、ガラッと変わる、ということが多々あるので、役者として学ぶことが多く、とても幸せな時間でした。プルカレーテさんが日本人キャストの作品を演出するのは3回目なので、日本の役者を信じてくれているなとお稽古を通して感じました。フランスの劇作家モリエールの作で、ルーマニア出身の製作スタッフ、そして日本人キャストがお送りする、耽美で妖しく狂気に満ちた今の世界に通ずる喜劇です。ぜひ劇場に楽しみに来てください。

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加治将樹 コメント
今日の公開稽古ではキャスト同士、心を通わせながら演じることができたので、素晴らしいものをお届けできると思いますので、初日を迎えることが楽しみです。プルカレーテさんの演出、ヴァシルさんの音楽、ドラゴッシュさんの美術・衣装・舞台セット、そして役者たちの演技が重なったとき、バチーっと見事にはまって、ここまでイメージしながら作ってくださっていたのだと、感動しました。前回ご一緒してした際は、リモートでの演出だったので、自ら役を演じて演出なさるプルカレーテさんにとって、今回のお稽古はとても楽しそうで、初日から愛がとても熱く、良き時間を過ごすことができました。「守銭奴」を読んでない方、舞台を観たことがない方でも、誰でも楽しめる作品です。ぜひ、楽しみに待っていてください。

竹内將人 コメント
誰も欠けることなく、ここまで来られて有難く感じています。プルカレーテさんのお稽古は作って壊しての繰り返しなので、大先輩たちとお芝居しながら、何とかついていけるよう、毎日お稽古に励んでいました。僕が演じるクレアントは、モンスターのようなアルパゴンに育てられた息子で、繊細な少年です。まっすぐに演じることを心掛けていますが、アルパゴンとの対峙する喧嘩のシーンは、蔵之介さんの表現するアルパゴンの狂気のようなものが、空気から伝わってきて、恐怖を感じながら演じています(笑)。大千秋楽までキャストもお客様も健康第一で駆け抜けたいと思います。劇場でお待ちしております。

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大西礼芳 コメント
23日に初日を迎えられることがとても嬉しく、初日からも身を引き締めて頑張りたいと思います。プルカレーテさんは色んな角度から演出をしてくださるので、芝居がより自由になる感覚で稽古が充実していました。ドケチでとんでもない父だけれど、娘として最低限の敬意をもって、演じるようにしています。境遇がひどすぎると、自分の状況を客観的に見られなくなりますが、もっと幸せになりたいというより、こんな状況のなかでいかに幸せになれるかを考えている役だなと思っています。大好きな音楽を演奏できる役でもあるので、楽しんでいます。どうぞ笑いに来てください!

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手塚とおる  コメント
“ザ・プルカレーテ作品”を日本人キャストで体験できる、珍しい貴重な作品です。ルーマニア出身のプルカレーテさんは民主化される革命の前から芝居作りをしていて、演劇が祝祭でありフェスティバルである貴重な機会だという文化を体験している方なので、日本文化にはないものを芝居に取り込んでいるので、芝居を通して文化交流ができて、人間としても成長できたと思います。今作は、プルカレーテさんのモリエールに対する挑戦だと思っています。日本人にモリエールをどう理解してもらうか、嚙み砕きながら稽古してくださいました。ぜひ“ザ・佐々木蔵之介”を観にきてください!

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『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』
2022年11月23日(水・祝)~12月11日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス
作:モリエール
翻訳:秋山伸子
演出:シルヴィウ・プルカレーテ
出演:佐々木蔵之介 加治将樹 竹内將人 大西礼芳 天野はな 茂手木桜子 菊池銀河
長谷川朝晴 阿南健治 手塚とおる 壤晴彦

宮城公演:2022年12月15日(木) 開演19:00
会場:えずこホール(仙南芸術文化センター)大ホール

大阪公演:2023年1月6日(金)~9日(月・祝)
会場:森ノ宮ピロティホール

高知公演:2023年1月14日(土) 開演14:00
会場:高知県立県民文化ホール オレンジホール

https://www.purcarete-fes.jp/shusendo