Open Close

馬場良馬、菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)W主演 舞台「漫才ギャング -リローデッド-」ひと夏の恋のような青春物語

舞台「漫才ギャング -リローデッド-」が、馬場良馬と、菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)のW主演で5月4日(木・祝)に東京・博品館劇場にて初日を迎えた。前日、ゲネプロが公開され、取材会が行われた。

IMG_1743

「漫才ギャング」は品川ヒロシ作による小説作品。 2011年に佐藤隆太、上地雄輔の主演で映画化され、大きな話題になった。今回が初の舞台化となり、劇団かもめんたるを主宰し、作・演出を務める作品が岸田國士戯曲賞に2年連続ノミネートされた岩崎う大が脚本を、演出はお笑い集団ジョビジョバのリーダで、近年は俳優、演出家、脚本家として活躍しているマギーが演出を担当。
馬場良馬と、菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)が、新たに漫才コンビを組む黒沢飛夫役、鬼塚龍平役を務め、熱い青春ストーリーを描く。キャストたちは、個性的な登場人物を丁寧に造型し、笑いあふれる舞台を作りだした。

 

IMG_1279

相方に突然解散宣言をされた漫才師・飛夫が

IMG_1405

喧嘩っ早い龍平と出会い、飛夫は彼のツッコミにしびれ、彼こそ相方にふさわしいと思い、龍平に相方になってほしいと頼みこむ

次第に親しくなり、龍平も漫才の面白さに目覚め

IMG_1546

そして漫才コンビを結成

IMG_1540

友人のマヤ(富田麻帆)や龍平の妹・千波(夏目愛海)

IMG_1572

ひょんなことから知り合った金井(宮下雄也)や、横山マネージャー(もりももこ)友人のトラキチ(木村優良)たちに応援され、芸人としての励む日々を送る。

IMG_1495

一方で、龍平の昔の仲間、城川(大崎捺希)や佐山(碕理人)との確執もあって、飛夫は龍平が心配でならない。

飛夫と龍平は売れることができるのか?この先、何が待っている?

【囲み取材】

IMG_1716

馬場良馬:舞台は全部そうなんですが、特にこの作品はお客様の笑い声があって完成するだろうという作品なので、 たくさん稽古してやっと明日、初日を迎えられるのが幸せだと思います。明日からお客様の色々なレスポンスや笑い声と組み合わさって、どういう作品に育っていくのかなと、すごく楽しみです。(マギーから「真面目だね」と言われる)
普通の会話も、マギーさんが脚本の意図を踏まえて、漫才のように見えるテンポやリズムで気持ちよさを演出してくださいました。漫才も、そうでないセリフも、漫才のネタ合わせをするかのように、毎日毎日繰り返してたのは本当に楽しかったですし、加えて「漫才って本当に難しいな」と。漫才は細い糸を2人で一生懸命に積み重ねて最後に向かっていくんだなと、その大切さを今日のゲネプロで知りました。

IMG_1720

菅田琳寧:漫才の舞台で、笑い声が僕らキャストとお客様のコミュニケーションだと思いますので、皆さんが笑ってくだされば、僕たちも気持ちよく芝居する環境だと思います。今日がゲネプロで、稽古場で聞いていたような笑い声はあまり聞こえなかったですけれど、明日からはホームのような現場になると思いますので、めちゃくちゃ楽しんでいきたいと思います。
良馬くんとは年も一回り近く離れていますが、稽古の段階からやりやすい環境でやらせてもらいました。やっているうちに会話のラリーがとても上手になったので、今回が初めましてでしたが、10年位芸歴がある位のコンビぽさがだ出せているかなと思います。(馬場から「ハードル上がってない?」とツッコミ)10年は言い過ぎですよね。(笑)
僕は龍平役なので、飛夫を見るとめちゃくちゃ泣けるんです。でも龍平側になると違う感情になる。そういうところが楽しめるところなので、1回は飛夫目線、もう1回は龍平目線で見て頂くと2度美味しい。2回は見なきゃと思います。

マギー:品川さんの原作、監督された映画の『漫才ギャング』を舞台版として新しい解釈や用を取り込んでリローデッドとしてまったく新しいものを作りたいということで、この名前をつけさせていただきました。それに対して品川さんは「マギーが演出するなら、自由にやってくれ」と寛大なお言葉を頂いたので、新しい作品として舞台だからできることにも挑戦させていただき、自分なりのヤンキーや漫才の解釈をやっているつもりです。特に、このお話を普遍的なラブストーリーだと思っています。漫才の相方との関係は、彼氏と彼女みたいなものだとよく言います。漫才師ではない僕はそれに憧れているようなところがあって、今回のお話はある種、ひと夏の恋物語というかアバンチュールというか、そんな鑑賞後感があったらいいなというのが根底にあるので、観て感じていただけたらと思います。
舞台は映画と違って、汗や唾が飛ぶような生感がある。最近の言葉で言うと、“エモさ”になっていると思います。この作品一番の売りは“エモさ”、若者の、僕が選んだ音楽の、演出の“エモさ”だと思っております。
若手を演出して楽しかったのは、ほんとにみんなが成長すること。ちょっと投げかけたら、それに食らいついてきて、なんとか俺の笑い声をもらおう、いいぞという言葉をもらおうとする意思の強さ、意識の高さがあった。毎日稽古場に行くのが楽しかったです。
琳寧は最初は筋肉隆々の雛鳥みたいな感じだったんです。本番をの前に、大きな翼を手に入れて、明日からどんどん羽ばたくのではないかと期待しています。
漫才に出会った時の龍平の「楽しいものを見つけた!」という熱や、漫才のテンポ、リズムの根っこにある飛夫の「俺、これが好きなんだよ」という夢中さや楽しさが伝わることが、今回の漫才のシーンに僕が込めている演出です。「漫才上手で面白いですね」だけじゃない、そんな“エモさ”が伝えらればいいなと思っております。

マギーから「見どころは琳寧の筋肉じゃない?」と言われた菅田は「龍平役になるために、肩のトレーニングを結構がんばりました。ただ筋肉を見て欲しい」と答えていた。

上演時間は、休憩なしの1時間50分を予定している。

<公演概要>
舞台「漫才ギャング -リローデッド-」
原作:「漫才ギャング」品川ヒロシ
脚本:岩崎う大(かもめんたる)
演出:マギー
出演者:
馬場良馬 菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)(W主演)
夏目愛海 富田麻帆 木村優良 碕理人 大崎捺希 もりももこ
児玉智洋(サルゴリラ)宮下雄也
坂田聡

【公演日程】
■東京公演  2023年5月4日(木・祝)~5月21日(日)博品館劇場
■大阪公演 2023年6月2日(金)~6月4日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
【公式サイト】https://manzaigang-stage.com