天海祐希がアダム・クーパーとタッグを組んで挑む新作書き下ろし舞台、『レイディマクベス』が、10月1日(日)~11月12日(日)までよみうり大手町ホールにて、その後11月16日(木)~11月27日(月)に京都劇場にて上演されることが発表された。
シェイクスピアが『マクベス』の中で描いた「マクベス夫人」を大胆に解釈した新作を、ウィル・タケット演出で天海祐希とアダム・クーパーが初共演。世界初演となる。
出演は天海祐希、 アダム・クーパーに加え、鈴木保奈美、 要 潤 、宮下今日子、 吉川愛、 栗原英雄。
ウィリアム・シェイクスピアの『マクベス』で主人公マクベスの妻として、時には「国を滅した女」、「悪女」など様々と語られてきたレイディマクベス。
ここまでシェイクスピア作品の中で「有名」なキャラクターにもかかわらず、シェイクスピアは彼女に名前を与えなかった。『ハムレット』はガートルード、『オセロー』ではデスデモーナ、『リア王』に至っては2人の夫人を含む3人の娘にしっかり名前があるにもかかわらず…。
「〜の夫人」としてのみの認知。誰かに依存しなければ、自分の存在価値を認めてもらえないような感覚、自分は何者なのか、レイディマクベスは幸せだったのか、そして彼女が本当に手に入れたかったものは何だったのか。その理由を探求したくなったことから、この新作は誕生した。
この新作を描くのは、英国若手の気鋭女性作家の一人であり、演出家でもあるジュード・クリスチャン。
演出にはパルコ劇場オープニングシリーズ第一弾となった渡辺謙主演『ピサロ』や、本年3月寛一郎の初舞台となった『カスパー』、4月末には新国立劇場の新作バレエ『マクベス』を発表したオリヴィエ賞受賞演出家・ウィル・タケット。
天海祐希がレイディマクベス役に挑み、14トンの水が降る『ミュージカル『Singin’in the Rain 〜雨に唄えば』で世界を魅了してきたアダム・クーパーがレイディの夫マクベス役を演じる。
さらに、統治者と血縁関係にあることから、常に「特権」という安心感の中で育ち、レイディのそばで強かに生き抜くマクダフ役に鈴木保奈美。
幼少期からのレイディを知る彼女の幼馴染であり野心家のバンコー役に要 潤。
マクベスとレイディマクベスと共に戦場で戦い、二人を「師」として仰ぐレノックス役に宮下今日子。
そしてレイディが戦場に出れなくなった要因でもある出産で生まれた娘役を吉川愛、
国の統治者ダンカン役に昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の大江広元役でその存在感を知らしめた栗原英雄が演じる。
舞台『レイディマクベス』
作:ジュード・クリスチャン 演出:ウィル・タケット
翻訳:土器屋利行 音楽:岩代太郎 美術・衣裳:スートラ・ギルモア
音響:井上正弘 照明:佐藤啓 ヘアメイク:川端富生 演出助手:伊達紀行 舞台監督:本田和男
出演:天海祐希 アダム・クーパー 鈴木保奈美 要 潤 宮下今日子 吉川愛 栗原英雄
■東京公演日程_2023年10月1日(日)〜11月12日(日)よみうり大手町ホール
チケット一般発売_2023年7月15日(土)
■京都公演日程_2023年11月16日(木)〜11月27日(月)京都劇場
チケット一般発売_2023年10月1日(日)
■公式HP https://tspnet.co.jp/ladym/