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筒井康隆の傑作小説『ジャズ大名』を舞台化12月上演 出演は千葉雄大, 藤井隆

KAAT 神奈川芸術劇場では、12 月に、筒井康隆の傑作小説『ジャズ大名』を舞台化する。出演は千葉雄大 藤井隆 ほか。上演台本・演出は、舞台のみならず映像界でも多くの作品に関わり話題を提供し続ける演出家・福原充則が手掛ける。

『ジャズ大名』_千葉雄大・藤井隆_組写真

本作は、江戸末期、アメリカから漂着した黒人奴隷と出会った音楽好きの藩主が彼らの奏でる音楽の虜となり、城中でジャム・セッションを繰り広げる姿を描く奇想天外なコメディ。
音楽好きの小藩の藩主役に千葉雄大、その藩主を支える家老役を藤井隆が演じ、幕末にあったかもしれない歴史の一コマを音楽とダンスの狂乱とともに描く。

演出:福原充則 コメント
私にとって〝筒井康隆〟とは〝歌舞伎町のサウナ〟です。若い頃、西武新宿駅の向かいのサウナで、深
夜番のバイトをしていたのですが、途中 2 時間も休憩時間があるんです。仮眠時間ということで。その時
間に私は、いや、〝おれ〟は、古本屋で買ってきた(売り上げに貢献していませんね、すいません)筒井
先生の文庫本を、むさぼるように読んでいました。客の使用済みサウナパンツの詰まったリネンの袋に寝
っ転がって読み、ぶっ飛び、旅した、数々の異世界の記憶…。『ジャズ大名』の例のシーンも、何かに没頭
している時間の美しさと狂気を、サウナ並の熱さで舞台上に展開できたらと思っております。

千葉雄大(藩主・大久保教義役)コメント
これから始まる福原さん演出の『ジャズ大名』稽古、本番に向けてドキドキとワクワクが行ったり来たりで感
情が忙しいです。藤井さんは俳優を始める前からファンなので本当に贅沢だな、と。子供の頃の僕に教え
てあげたいです。

藤井隆(家老・石出九郎左衛門役)コメント
福原充則さんに楽しそうな舞台に呼んでいただいてとても嬉しいです。沸々としながら物語の中をスカッと
駆け抜けていくのかなぁと想像して心躍らせてます。
千葉雄大さんは初めてテレビの仕事でご一緒した時にとても楽しかったので、舞台という長い期間でまた
ご一緒できるのがとても嬉しいです。
冬の公演なので気を引き締めてと思っていますが、せっかくKAATに通わせていただくので中華街に一度
くらいは行きたいなぁ、と思っています。少しづつ状況が良くなって行くことを期待してます。
まだ少し先ですが、冬の横浜にお越しいただけますようご検討よろしくお願いします。

KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース
『ジャズ大名』
原作:筒井康隆<「エロチック街道」(新潮文庫)所収>
上演台本:福原充則 山西竜矢
演出:福原充則
音楽:関島岳郎
振付:北尾亘
出演:千葉雄大 藤井隆 ほか
会場:KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>
日程:12 月 9 日(土)~24 日(日)
チケット一般発売:10 月 7 日(土)
※KAAT 神奈川芸術劇場メインシーズン「貌」の複数演目を通しでご覧頂けるシーズンチケット<前期>発売予定
チケット取り扱い・お問い合わせ:
チケットかながわ 0570-015-415(10:00-18:00) https://www.kaat.jp
公式サイト: https://www.kaat.jp/d/jazz_daimyo
主催・企画制作:KAAT 神奈川芸術劇場