初演時には堀北真希、再演では有村架純が初舞台を踏んだ舞台『ジャンヌ・ダルク』の、2023年11~12月公演の主演・ジャンヌ役に清原果耶が決定した。清原も本作品が初舞台となる。
フランスの若き救世主ジャンヌ・ダルクの知られざる真実を描いた本作は、演出:白井晃、脚本:中島かずき(劇団☆新感線)、音楽:三宅純、原案・監修:佐藤賢一(直木賞作家)が手を組み、総勢100名の出演者による大スペクタクル作品。
シャルル7世役は小関裕。
さらに福士誠治 荒木飛羽 深水元基 山崎紘菜 坪倉由幸(我が家) 野坂弘 ワタナベケイスケ 粟野史浩 りょう 神保悟志 岡田浩暉 榎木孝明が出演。
オール新キャストでの新時代の『ジャンヌ・ダルク』が幕を開ける。
清原果耶 メッセージ
今回の舞台のお話をいただいて、嬉しい気持ちで胸がいっぱいになりました。
舞台に挑戦してみたいという気持ちは、このお仕事を始めてからずっとありましたし、
まさか「ジャンヌ・ダルク」に参加出来るだなんて思いも寄りませんでした。
ジャンヌのように沢山の人々を導いていく力を自分が持てるだろうか、
そして最後まで懸命に生きてその勇姿を届けられるのかなと、
稽古がまだ始まっていない今から緊張や不安を感じてはいるのですが、
演出の白井晃さんをはじめとするスタッフキャストの皆さんの言葉や生き様を目に焼き付けながら、
皆さんと一緒に作るこの舞台を楽しめれば良いなと思っています。
ジャンヌが信じる道を全うしようと生きていく中で、様々な恐怖や葛藤、そして孤独も抱えていたはずです。
1人の少女ジャンヌにどこまで寄り添い一緒に戦うことが出来るのか、
沢山の方々のお力をお借りして、新たな「ジャンヌ・ダルク」をお届け出来るよう励みます。
小関裕太 メッセージ
7年ぶりに白井晃さんとご一緒できることがまず嬉しいです。
白井さんは観客の目線を操る魔術師。映画でいうところのカメラワークが天才的で、ちょっとひねくれた視
点で見ようとしても、つい「あそこを見たい」と思わされてしまいます。再演の際の映像を観て、出演者の多
さ、その動きの面白さ、すごい迫力に、「こんな壮大なプロジェクトに声をかけていただいたんだ」と、あらた
めて光栄に感じました。
清原果耶さんとは今回が「はじめまして」ですが、いくつかドラマを拝見して、まとう雰囲気も声も、その人
にしかないもので、素敵だなと感じていました。映像の中で輝いていた清原さんが舞台でどう変化し、どん
な表情を見せてくださるのかも、とても楽しみです。
演出 白井晃 メッセージ
たった一人の少女が、民衆の心を動かし、王宮を動かし、軍隊の先頭に立って失地回復をする。その原
動は何だったのか。そして、その少女を火刑にかける人々の心の変化とは。そんな思いで、13年前にこの
作品に臨みました。そのためには、民衆、兵士、学僧などを演じる多くの出演者が必要となり、総勢100名
を超えるスペクタクルになりました。今、もう一度、この舞台に臨むことになりました。今回の再構築にあた
り、清原果耶さんという最高のジャンヌ・ダルクと素晴らしい新キャストを得て、新たな物語が生れます。こ
の10年間の間に世の中は大きく変わりました。人の心のありようも大きく変化しました。一人の少女の物語
は、私たちに新たな生きる意味と希望を与えてくれる気がしています。大きな「生」のエネルギーを、キャス
ト、スタッフ、そして、観客の皆さんと作りたいと思います。
脚本 中島かずき メッセージ
『ジャンヌ・ダルク』を次に上演する時は、清原果耶さんにお願いしたい。それだけのパワーを感じる。近年の
彼女の活躍を拝見して、勝手にそう思っていた。
しかし、この芝居は大勢のエキストラを集めて上演する作品だ。今の状況ではなかなか再演は難しいだろ
う。自分の夢物語として胸のうちに収めておいた。
ところが、プロデューサーから「『ジャンヌ・ダルク』を再演します。主演は清原果耶さんです」という連絡をい
ただき驚いた。誰にも言ってないのに。以心伝心とはこのことか。夢がかなった。
彼女を支える共演陣も芸達者な人達が集ってくれた。感謝しかない。
もちろん演出白井晃・音楽三宅純のお二人も、ますますダイナミックで精緻な舞台を作り上げてくれるだろ
う。世界中が不安定な今だからこそ、己の信仰心をよすがに、たった一人で世界と対峙する少女の物語を舞
台に上げる意味がある。改めてそう思っている。
音楽 三宅 純 メッセージ
初演から 13 年、その間に世界が体験した事象を思うと感慨深いです。今まで私が関わらせていただいた
熊谷プロデューサーの作品は、強固な意志を持ち、数奇な運命に対峙し、時代に翻弄されつつ、過剰な人
生を駆け抜け、自らを燃焼し尽くした類稀な人物の物語でした。
神の声を聴き、民衆の心を掌握し、数万の兵を率いて国の危機を救い、つい
舞台『ジャンヌ・ダルク』
[東京公演]2023年11月28日(火)~12月17日(日) 東京建物 Brillia HALL
[大阪公演]2023年12月23日(土)~12月26日(火) オリックス劇場
[演出] 白井 晃 [脚本] 中島かずき(劇団☆新感線) [音楽] 三宅 純
[出 演]
清原果耶
小関裕太
福士誠治 荒木飛羽 深水元基
山崎紘菜 坪倉由幸(我が家) 野坂弘 ワタナベケイスケ 粟野史浩
りょう 神保悟志 岡田浩暉
榎木孝明
公式サイト https://jd2023.jp/