世界の名作ミステリーを舞台化するプロジェクト「ノサカラボ」による最新作、『呪縛の家』が8月・9月に、東京・福岡・大阪にて上演される。7月20日に記者発表会が行われた。
2021年にノサカラボを立ち上げ、これまでに10回にわたりミステリーを舞台化してきた野坂実。今回手掛けるのは、高木彬光の神津恭介シリーズ「呪縛の家」(光文社文庫)。
頭脳明晰で美貌の名探偵・神津恭介を演じるのは、ジャニーズJr.の林一敬。神津の高校からの親友の松下研三役を濱田龍臣が演じる。
さらに、手島麗央(ジャニーズJr.)、入山杏奈、内海光司、片岡鶴太郎(特別出演)と多彩なキャストが揃う。
記者発表には野坂実と林 一敬(ジャニーズJr.)、濱田龍臣、手島麗央(ジャニーズJr.)、入山杏奈、内海光司が登壇した。
野坂、手島、濱田、林、内海、入山
野坂実:神津恭介は意外と知られていない日本三大名探偵の1人で、かなり面白いと感じ、紹介したいと思いました。難しいことはなるべくわかりやすく説明していく。観に来たお客様がハラハラドキドキする、豪華絢爛でドラマティックな展開に持って行き、やりたかったことに近づけたい。
神津と松下はワンセットで、僕の中では日本版のシャーロックホームズとワトソン。二人が悩みながら葛藤しながら事件を解決していくところが脚本の大きなポイント。舞台美術も採算を度外視して美しいものにしていきます。
林 一敬(ジャニーズJr.): 2回目の主演ですが、前回は周りに支えられましたが、今回は成長した姿を見せられたらと思います。神津は天才探偵で僕がやっていいのかと思いますし、頭の回転の速さは、僕は真逆だと思うので、そこをどう見せるかが課題になると思います。
濱田龍臣:ミステリー作品で名探偵の助手というなかなか無い役。松下はストーリーの潤滑油的な存在だと思うので、松下なりの良さや松下らしさが皆さんに伝わり、緊迫した中で箸休めのようにちょっと気持ちを緩めてもらえたらと思います。
手島麗央(ジャニーズJr.):外部の舞台に出演するのは初めてなので、演技の先輩方にアドバイスしてもらえたら嬉しい。成長したいです。
入山杏奈:1年半ぶりの舞台出演。この作品のためにメキシコから帰国しました。片岡鶴太郎さんの孫娘役なので、本当のおじいちゃんと孫のような関係になれたらと思います。
内海光司:(林の顔を見て)かずとは昨年、ミュージカルで一緒になりました。そして今回は主演で、調子づいているんですよ。(笑)「台詞の量も多いし大変だね」と言ったら「僕は一回覚えたら絶対忘れないんです」と言っていたので、頭いいんだなと。(「頭は良くない」と必死に否定する林)
見どころは、ミステリー作品なので、当然お客様は「犯人は誰か」「トリックや動機は何か」と注目されると思いますが、それだけじゃない人間のドラマ、家族愛、友情もあるので、僕らもしっかり作っていかなきゃいけないし、注目してほしいです。
林は内海を「お父さん」と呼んで、頼りにしている姿が微笑ましくもあった。
本公演を盛り上げるために、劇場に届いた予告状の謎を解く謎解きイベントが企画されている。
無料で配られる謎解きキットを入手して、LINEをつかってストーリーを進め、4つの謎を解くもの。7月22日(土)から東京公演の千秋楽9月3日まで実施されているので、是非楽しんで欲しい。
ノサカラボ 神津恭介シリーズ『呪縛の家』
演出・構成:野坂 実
脚本:須貝 英
音楽:村井邦彦、上野耕路
原作:高木彬光『呪縛の家』(光文社文庫)
出演:林 一敬(ジャニーズJr.)/濱田龍臣 手島麗央(ジャニーズJr.)/
入山杏奈 神志那結衣 関根優那 賀集利樹 福室莉音
岡田達也/内海光司/片岡鶴太郎(特別出演)
太田秀介 東井隆希
【東京】2023年8月26日(土)〜9月3日(日)サンシャイン劇場
【福岡】2023年9月16日(土)~17日(日)キャナルシティ劇場
【大阪】2023年9月21日(木)〜24日(日)サンケイホールブリーゼ
チケット料金(全席指定・税込):S席 前売 9,500円/当日 10,000円
A席 前売 8,500円/当日 9,000円
一般発売:2023年7月22日(土)10:00
公式サイト: https://nosakalabo.jp/kamizu-01/