世界的ダンスパフォーマンスグループ、s**t kingzの持田将史(shoji)と小栗基裕(Oguri)が、世界的ジャズピアニストの小曽根真とともに、壮絶な第二次世界大戦を生き延びた『戦場のピアニスト』の主人公として知られるポーランドのピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの人生を描く舞台「ある都市の死」への出演を発表した。上演台本・演出は瀬戸山美咲。2023年12月 東京・大阪で上演する。
3人が演じるのは、2002年に公開された映画『戦場のピアニスト』の主人公としても有名な、第二次世界大戦を生き抜いたポーランドのピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンと、彼を救ったドイツ国軍将校ホーゼンフェルト、そしてシュピルマンの息子であるクリストファー。
持田と小栗は、シュピルマンとドイツ国軍将校のホーゼンフェルト、シュピルマンの息子であるクリストファーを演じ、語り、またダンスで表現する。
小曽根もピアニスト シュピルマンとして舞台上に存在しつつ、戦争によって破壊されていく街の魂もピアノで表現。
「戦争」が過去のものでなく、今なおアフガニスタンやウクライナで紛争が続き、多くの命が奪われている中、「生きる」ということは一体どういうことなのかをこの作品を通して伝えていく
生の舞台でしか表現出来ない、一度きりのピアノの演奏、声、ダンスを通じて、「一度きりの人生」を描き出す。
舞台「ある都市の死」
【スケジュール・チケット】
東京公演 12月6日(水)~10日(日)草月ホール
大阪公演 12月12日(火)・13日(水)サンケイホールブリーゼ
出演:持田将史 小栗基裕 小曽根 真
上演台本・演出:瀬戸山美咲
公式サイト:https://arutoshi.com
【原作】
ウワディスワフ・シュピルマン(佐藤泰一 訳)『戦場のピアニスト』(春秋社刊)
クリストファー・W.A. スピルマン『シュピルマンの時計』(小学館刊)
【あらすじ】
クリストファーは11歳の時に屋根裏で一冊の本を見つけた。それは戦火の街を一人でさまよい、生き延びたピアニストの父ウワディスワフ・シュピルマンの記憶だった。
1939年ワルシャワ。戦争が始まり、ポーランド放送局の専属ピアニストとして働いていたシュピルマンの日常は一変してしまった。ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害が激しさを増す中、愛する家族とも生き別れになったシュピルマンは、破壊された街で、何度も迫りくる死の危機に直面しながらも何とか生き延びる。しかし、1944年11月、ついにドイツ国防軍の将校ホーゼンフェルトに見つかってしまう。
「君は何者だ?」「私は……ピアニストです。」