原嘉孝主演舞台『愛称⇆蔑称(あいしょうべっしょう)』が上演が決定した。
Netflix オリジナル配信ドラマ『全裸監督』(19 年、21 年)の脚本チームに名を連ねた山田能龍が主宰し、いとうあさこ、羽鳥由記らを筆頭に旗揚げした劇団「山田ジャパン」2024 年 3 月公演 として、2024 年 3 月 7 日(木)より 15 日(金)まで東京・六行会ホールにて上演される。
劇団「山田ジャパン」は、独特のコメディ感と哲学感で構築された演劇を得意とし、これまでに数多くの作品を発表してきた。
作・演出の山田能龍は、お笑い芸人から脚本家・演出家に転向した異色の経歴を持ち、笑うことは、人が生き延びるための最後の知恵であるという持論のもと、哲学的なテーマを計算された笑いにのせて問題提起する作風で、多くのファンを魅了してきた。
その山田が最新作のテーマとして掲げたのが“あだ名”。同窓会に顔を出し、あだ名で呼び合えば、その響きと共に記憶が蘇る…。誰もが当たり前に享受してきた文化が、現代社会の新たな常識に晒されたとき、たちまち愛称か蔑称かの境界線が曖昧になってしまう。果たして“あだ名” に正義はまだあるのか??!「笑い」と「哲学」が共存した本作をお楽しみに!
教員免許を持っている原嘉孝が、難問に直面し葛藤する教師歴5年の畑中忠平役を演じ、いとうあさこは口うるさい教頭の大山佳奈役。さらに山田ジャパン劇団員の猛者たちが出演する。
【作・演出】山田能龍 コメント
あだ名を禁止する小中学校が増えているそうです。最初にそれを聞いた時には正直、世代感覚的に「何を馬鹿馬鹿しい」と思
ってしまいました。ただ、この数年で目まぐるしく常識が移りゆく中、自分の感覚も変化しているなと素直に感じます。このあだ名
問題についても、よくよく考えると「確かにな」という気がしないでもない。自分が学生の頃、悪意なく何気に呼んでいたあだ名の
中に、人を傷つけていたものもある気がしてくるんですね。
何が「アップデート」で、何が「ブレる」ことなのか。自分が育ってきた時代と今とを照らし合わせれば、馴染むものと馴染まないも
のがある。揺蕩っているものや、世間の目を恐れ今に合わせて馴染むフリをしているものもある……せっかく作家なのですし、そ
ういったひとつひとつに物語で向き合って、考えをまとめてみようと思いました。
ゲストに原嘉孝さんを迎え、共に見応えのあるお芝居をお見せできるよう努めます。ぜひ劇場にいらして下さいませ。
原 嘉孝(はら・よしたか) コメント
この度「山田ジャパン」初参加させていただきます。あー楽しみ!!
ごめんなさい、ファンみたいな事を言うんですけど山田さんが脚本を手がけた「全裸監督」「CODE-願いの代償-」めっっっちゃ観
てました!今回光栄なことに、自分に当て書きをしていただけるということで、どんな役、作品になるのかが今から楽しみで仕方
ありません!そして初めてご一緒させていただく、いとうあさこさん、劇団員の皆さん!このメンバーで作る空間、面白くないわけ
がないじゃない!!っということでお客さん以上にワクワクしているかもしれません。
必ず素敵な作品をお届けしますので是非劇場に観に来てください!
いとうあさこ コメント
来年 3 月に向けて動き始めました。舞台本番のあの高揚感もですが、このスタート時のワクワクは何回やっても痺れます。
今回初めてご一緒させていただく原さんは、テレビ等で拝見しているととにかく元気でパワフルで明るくて、そしてタンクトップ
(笑)お会いするのが今からめっちゃくちゃ楽しみです。
あ、タイトルで思い出した“あだ名”の話を。幼稚園の頃から“あーちゃん”としか呼ばれなかった私。それが中3の時、当時超ブ
ームだった“ウーパールーパー”があだ名に。のっぺり顔の私はあっという間に「似てる!」となったのです。超思春期の女の子に
はどう考えても“蔑称”ですが、“あーちゃん”オンリーだった私には新鮮で、なんか嬉しかったなぁ。
初めての作品、初めての劇場、そして初めての原さん。さあ、どうなるでしょう。どうぞ皆さま、是非劇場でお確かめください。お
待ちしております。
山田ジャパン 2024 年 3 月公演
『愛称⇆蔑称』(あいしょうべっしょう)
作・演出 山田能龍
出演 原 嘉孝 いとうあさこ 他
(山田ジャパン劇団員) 羽鳥由記 横内亜弓 浜名一聖 長江愛実 高島麻利央 西雲アキラ 金子美紗 他
公演日程 2024 年 3 月 7 日(木)〜15 日(金)【全 14 回公演】
会場 六行会ホール
チケット一般発売 2024 年 2 月 3 日(土)10:00AM~
チケット料金 S 席 前売 7,800 円/当日 8,300 円
A 席 前売 6,800 円/当日 7,300 円
A 席のみ平日昼割 前売 5,800 円/当日 6,300 円(全席指定・税込)
企画・製作・主催 らでん
公式サイト http://yamadajapan.com/stage/aibetsu/