京極夏彦の異色の名作を原作とする舞台『死ねばいいのに』が、シライケイタによる脚本・演出、新木宏典主演により、2024年1月20日(土)に初日を迎えた。
主人公、渡来健也(新木宏典)は。自宅マンションで何者かに殺された鹿島亜佐美について知りたいと、亜佐美の関係のあった人物を一人ひとり訪ねて話を聞こうする。
新木宏典 津村知与支
宮崎香蓮 新木宏典
健也と亜佐美の関係者との1対1の会話により、亜佐美と、彼女に関わりのあった人たちの人生が浮かびあがってくる。観客が健也と共にミステリーを解く道行は、スリリングな緊張感と意外な進展への驚きに満ちて、あっという間の1時間50分。ストレートプレイの醍醐味を満喫できる1作だ。
本公演は28日(日)まで新宿・紀伊國屋サザンシアターにて。
伊藤公一 新木宏典
魏涼子 新木宏典
【新木宏典 コメント】
いよいよ幕が上がるのかと思うと、とても楽しみであり、また、怖くもあり、なんだか不思議で複雑な心地良い気持ちです。
原作を読んだ時は静かで暗い夜の海のようなイメージでした。
稽古を進めていく中で、感情の変化が大きく、とてもリズミカルな…、風の強い日の夜の海に、今は感じるようになりました。
これは舞台というエンターテイメントで見せる上で生まれた世界に思います。
原作をご覧になった方にも楽しんで頂けるよう、舞台を通して原作にも興味を持って頂ける舞台版の『死ねばいいのに』を精一杯お届けする所存です。
【シライケイタ コメント】
いよいよ開幕です。
救いようのないタイトルの作品ですが、稽古場はとても明るく、楽しい現場でした。
それは、「死ねばいいのに」というキーワードと背中合わせにある「精一杯生きなさいよ」というメッセージを、全てのキャストとスタッフが必死に体現しようとしていたからだと思います。
そう、辛いことも多いけど、きっと楽しいものだと思うんです、生きるって。
観ていただいた方にそう思って頂きたくて、精一杯作りました。
舞台上で必死に生きる俳優達を、どうぞ目撃して下さい。
お待ちしています!!
阿岐之将一 新木宏典
福本伸一 新木宏典
舞台『死ねばいいのに』
原作 京極夏彦=「死ねばいいのに」(講談社文庫)
脚本・演出=シライケイタ
出演=新木宏典
津村知与支 宮﨑香蓮 伊藤公一 阿岐之将一 魏涼子 福本伸一
劇場名=紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
公演期間=2024年1月20日(土)~28日(日)
公式サイト http://stage-shinebaiinoni.jp/