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筧利夫が「かなりの賞を取ることになる!」実話から生まれたブロードウェイミュージカル『クラスアクト』が開幕!

大ヒットミュージカル『コーラスライン』の作詞家、エド・クレバンの⽣涯を描いた感動の実話から生まれたブロードウェイミュージカル『クラスアクト』が5⽉30日に東京・サンシャイン劇場で開幕した。エド役は6年ぶりのミュージカル出演となる筧利夫。さらに紫吹 淳、高橋由美子、吉田要士、ブラザートム ほかが出演。全国16か所で上演される。
初日に先立ちゲネプロが公開され、取材会が行われた。

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吉田要士  高橋由美子 筧利夫  紫吹 淳  ブラザートム

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ブロードウェイでは『CATS』に抜かれるまで最長のロングランを記録したミュージカル『コーラスライン』。その作詞を担当し、トニー賞を受賞したエド(筧利夫)。恵まれたミュージカル人生かと思いきや、実は “作詞“よりも“作曲” 家として認めてもらいたかったのだ。しかし、その夢叶わぬまま、癌のため48歳の若さでこの世を去った。

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そのエドの若き日から失意の晩年まで、紆余曲折の人生を、彼を囲む人々と共に描き出す。

筧:千秋楽、そして全国公演終わるまで、もうこの舞台衣装を外さないようにしようと。劇場とホテルを往復してるんですけども、寝るときも風呂にも入らず、ずっとこの格好で過ごそうかと思ってます。 (笑)
(難しい役ですねと問われて)もう毎日、意識が飛んでるんです。 途中でもう何を喋ってるのかもわからないし、何を歌ってるのかわからない。早く意識がちゃんと全部繋がるようになるまでにしようと思ってるんですよ。セリフは多くないんだけど、歌がいっぱいあって、それが台詞と交互に来るんで。 僕は(元々)ミュージカルの畑じゃないの。だから音符通りに言葉を出すっていうのがね、すごく特殊なことなんですよ。 つかこうへいさんっていう、大御所の先生に鍛え上げられた僕の根本と、こういうアメリカのミュージカルが、やってるとこうなる(葛藤するような動作)んですね。それで、意識が毎日飛んでるんです。今日ご覧になったゲネプロも飛んでました。2幕でやっと戻ってきました。(笑)

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エドの初恋の人、ソフィを演じる紫吹淳

紫吹:じゃぁ、私も右に習いで白衣ですかね、千秋楽まで。(笑)ここ東京が終ってから全国をまわっていくので、体に気を付けて楽しく皆さんと盛り上げられたらなと思ってます。
10代から50代のちょっと前まで演じ分けているんですけど、エドとどう関わっていくかっを大切にやりたいなと思っております。宝塚のトップ(スター)の時にお医者さんでショートカットで眼鏡かけていた役をやったので、それとダブらないようにスカートを履いてるんですよ。

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見どころになる(?)名作の上演シーンも。

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エドの最後の恋人ルーシーを演じる高橋由美子

高橋:もうすぐ始まります。頑張ります。個人的には、何も考えずにただ楽しく演じることができる鳥の精の役があります。本役(ルーシー)は組み立てて緻密な計算の中でやっていかなきゃいけないので、好き放題やることができないので、 鳥の精はすこぶる好きにやらせていただいてるので、それはちょっと皆さんに観てほしいです。

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『コーラスラインの作曲家』マーヴィン役の吉田要士:このカンパニー、11人というね、そんなに大所帯じゃなく、すごく小さくもないカンパニーなんですけれども、とにかく11人で力を合わせて、いい舞台をお届けしようと思います。

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ミュージカル教室の先生トム:できる限り頑張ります。沖縄とか、いろんなところに行くんですが、どの人がどの役か、公演を観に来る前にYouTubeで クラスアクトを検索して見ていただくとお話しもわかりやすいので、是非YouTubeを見てください。

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最後に筧は「全国の皆様、開幕でございます。おそらくこのミュージカルはかなりの賞を取ることになり、 今後2度、3度、4度、5度と再演していくことになると思います。その1番最初の、この日本の初演を見られるかどうかは、今後のあなたたちの話題にかかってるんですね。兄弟、親戚の皆さんと、私たちはあれを見たんだよと。それを味わいにぜひ来てください」とコメントして気勢を上げた。

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ブロードウェイミュージカル「クラスアクト」
2024 年 5 月 30 日(木)~6月2日(日)サンシャイン劇場
作曲・作詞:エド・クレバン
脚本:リンダ・クライン、ロニー・プライス
オリジナル・ブロードウェイ版演出:ロニー・プライス
<日本版スタッフ>
日本語台本(訳詞含)・演出:西田直木
振付:川崎悦子
音楽監督:宮﨑 誠
<キャスト>
エド:筧 利夫
ソフィ:紫吹 淳
ルーシー:高橋由美子
マーヴィン:吉田要士
リーマン先生:ブラザートム
フェリシア:松岡美桔
モナ:星野真衣
ボビー:  広田勇二
チャーリー:平山トオル
マイケル:吉田 潔
ダンサー:市川由希
公式サイト: https://aclassact.jp
版権コーディネート:東宝ミュージック
製作:ナッポスユナイテッド、あなぶきエンタテインメント

全国ツアー
宮崎公演:宮崎市民文化ホール6月6日(木) 18:30
熊本公演:熊本城ホール6月8日(土)15:00
鹿児島公演:鹿屋市文化会館6月9日(日)18:00
愛知公演:愛知県芸術劇場大ホール6月13日(木)19:00
岡山公演:倉敷市芸文館6月16日(日)|13:30
青森公演:リンクステーションホール青森6月20日(木)18:30
静岡公演:沼津市民文化センター6月22日(土)14:00
香川公演:ハイスタッフホール(観音寺市民会館)6月29日(土)13:00
愛媛公演:愛媛県県民文化会館6月30日(日)18:00
沖縄公演:那覇文化芸術劇場7月6日(土)開演17:00 7月7日(日)開演13:00
福井公演:フェニックス・プラザ7月13日(土)
北海道公演:札幌市民ホール7月18日(木)18:30
兵庫公演:神戸国際会館こくさいホール7月26日(金)14:00
大阪公演:南海浪切ホール7月27日(土)17:45
長崎公演:長崎ブリックホール8月3日(土)17:30