世界のトップクリエイターが集結するオリジナルミュージカル『ケイン&アベル』が、2025年1・2月に渋谷・東急シアターオーブ、2・3月に大阪・新歌舞伎にて世界初演として上演される。
ケイン役は東宝ミュージカル初主演となる松下洸平。ケインのライバルのアベル役を松下優也が演じる。
さらに、咲比みゆ、知念里奈、愛加あゆ、上川一哉、植原卓也、竹内將人、今拓哉、益岡徹 山口祐一郎が出演する。
原作は、ジェフリー・アーチャー著の大ベストセラー『ケインとアベル』。
音楽は2001年日本初演の『ジキル&ハイド』から最新作『四月は君の嘘』まで、数多くのミュージカルを手掛けるフランク・ワイルドホーン。『ザ・ミュージック・マン』を手掛けたダニエル・ゴールドスタインが振付・演出を手掛ける。
演劇の殿堂・帝国劇場が2025年2月に建て替えのために休館されることに寂しさを感じている方も多いことでしょう。
その帝劇の精神を宿した東宝ミュージカルの最新作、ミュージカル『ケイン&アベル』の世界初演の幕が2025年の幕開けと共に上演される。
本作は、イギリスの波乱万丈のベストセラー作家、ジェフリー・アーチャーの小説を原作に、東宝/キューブ製作により生まれるオリジナルのミュージカル。クリエイティブスタッフは、ワイルドホーン、ゴールドスタインに加え、歌詞はミュージカル『アメリ』のネイサン・タイセン、編曲は『リトル・ウィメン ~若草物語~』のジェイソン・ハウランド、振付は、トニー賞 2022-2023 に『&Juliet』『KPOP』でノミネートされたジェニファー・ウェーバーと豪華。
描かれるのは、20世紀初頭——同じ日に生まれた宿命の2人、ボストンの名家ケイン家に生まれ、祝福される人生を歩むウィリアム・ケインと、ポーランドでドイツ侵攻により孤児となり、何とかアメリカに辿り着いたヴワデク(後のアベル・ロスノフスキ)の物語。
ケインは銀行頭取に、アベルはホテル王へとのし上がり、そして、二人は出逢う。
宿命的に出逢った二人は、戦い、失い、再起し、また衝突し、彼ら自身の世界を変えていく。
原作1000ページの激動のドラマを、ミュージカルでどう見せるのか?!
松下洸平は「原作を大切にしながらも、作品作りの醍醐味でもある、僕らなりの僕らにしか出来ない『ケイン&アベル』を目指したい」「言葉や文化の違いを超えて、オリジナリティ溢れる熱い物語、ミュージカル『ケイン&アベル』にしたい」と意気込む。
松下優也は「僕もプライドをかけて日本発のミュージカルをお届けできたら」「意見交換しながら作品を作り上げていくことはどちらかというと大得意な方だと思っています。(笑) 『ケイン&アベル』は新作なので、0から作り上げていくのは難しい作業だと思いますが、今回もみなさんと意見交換をしつつ、いち演者として緊張感を持って作品と向き合っていければ」と意気込みを語っている。
Musical
KANE and ABEL
ミュージカルケイン&アベル
2025年1~2月 東急シアターオーブ / 2025年2~3月 新歌舞伎座
原作:ジェフリー・アーチャー
音楽:フランク・ワイルドホーン 歌詞:ネイサン・タイセン
編曲:ジェイソン・ハウランド
振付:ジェニファー・ウェーバー
脚本・演出:ダニエル・ゴールドスタイン
出演
松下洸平 松下優也
咲妃みゆ 知念里奈 愛加あゆ 上川一哉
植原卓也 竹内將人 今拓哉 益岡徹
山口祐一郎
製作:東宝/キューブ