©前田晃
2025年9月、期待の若手歌舞伎俳優・片岡千之助主演のルネサンス音楽劇『ハムレット』の上演が決定した。
片岡千之助は、今月28日（日）まであうるすぽっとにて上演中の青春群像劇『ヒストリーボーイズ』に新木宏典とW主演として出演中。さらに、放送中のＮＨＫ大河ドラマ「光る君へ」に一条天皇と藤原定子の第一皇子・敦康親王（あつやすしんのう）役での出演が発表されている。前田晃
本作のハムレット役は、千之助の祖父、十五代目 片岡仁左衛門（かたおか にざえもん）が若き日に演じた大役。
今回の演出は、中世から現代音楽に至るまで、声楽家としても国内外のオペラ・コンサートや『題名のない音楽会』等のTV出演など幅広く活躍し、多数の受賞歴を持つ、彌勒忠史（みろく・ただし）が務め、ルネサンス、バロック音楽のスペシャリストを集めて、初演当時の楽曲を劇中音楽として使い、歌舞伎界とオペラ界のコラボレーションも大きな見どころとなる。
片岡 千之助（かたおか せんのすけ）プロフィール
2000年生まれ。2004年歌舞伎座にて4歳で初代片岡千之助として初舞台を踏む。2011年、
仁左衛門と戦後初の祖父、孫での「連獅子」を実現させる。2012年、12歳から自主公演
「千之会」を主催するなど芸事への研鑽を積みながら、2017年にはペニンシュラ・パリにて
歌舞伎舞踊を披露、また世界的写真家マリオテスティーノの被写体に抜擢され、2020年『カル
ティエ』腕時計パシャのアチバー（達成者）に選ばれる。昨今では大学に復学しながら、
主演映画を続けて勤め、現代劇舞台、ドラマと様々な分野で表現者として邁進している。
ルネサンス音楽劇『ハムレット』
作：ウィリアム・シェイクスピア
演出：彌勒忠史
主演：片岡千之助
東京公演：2025年9月
企画・製作：アーティストジャパン https://artistjapan.co.jp/
【公式HP】近日公開
