8月19日（月）より東京国際フォーラムホールCにて、岩本照主演のミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」が開幕する。初日に先立ち、演出・翻訳・訳詞の上田一豪と、出演する岩本照、仙名彩世、吉田栄作が登壇しての取材会と、フォトコールが行われた。
公演は9月8日(日)まで東京国際フォーラム ホールCにて、9月13日（金）～9月17日（火）まで大阪・オリックス劇場にて上演。
本作は、1980年に出版されたフランク・W・アバグネイル・Jr著の自伝小説『世界をだました男』をもとに製作された映画のミュージカル版。2022年に岩本照主演で上演し、今回は大好評を博しての再演。
初演から続投するキャストも多い中、新たなヒロイン役として仙名彩世を迎える。
プレスコールを終えて取材会に登壇した4人。
上田一豪 仙名彩世 岩本照 吉田栄作
コロナ禍での初演から2年。
岩本は「前回やらせていただいた時よりも稽古日数は たっぷりとって稽古に参加させていただきながらやらせてもらったので、作り上げてきたという自信、みんなで作り上げてきたものを、お客さんに見せるだけだなっていう楽しみ、ワクワクの方が強い印象です」と初日を迎える気持ちを語り「（初演の稽古中）僕もコロナになり、皆さんにご迷惑をかけた中での本番だったので、今回は元気に過ごしてきており、そこもより進化した姿に見せることにも繋がるんじゃないかなと思ってます」と初日への手応えをのぞかせた。
だが「この役は自分にはまったと思うか？」と問われると「そういう感じではないですけど。皆さんがその日、その瞬間に投げてくれるエネルギーを僕が受け取って、ぐしゃぐしゃにしながらお客さんの方に届けるような感じの、キャッチャータイプで動けています。あまり決めずにいて過ごさせてもらっている作品だなと僕は思います」と、作品への思いを語った。
初日を迎えることを「この作品に関しては、飛び立っていく瞬間ですかね」と例えたのは、吉田栄作。
再演の話がきたときには「まず頭に浮かんだのは岩本照くんの顔でした。たぶん誰よりも再演を望んでいたのではないかなと、僕が勝手に思っています。ステージ上でスポットライトを浴びて誰よりも輝く照くんを見ていますから。前回40公演やって、そこでのコミュニケーションと信頼関係があって、今回はさらに深めることができた稽古の日々だったと思います」と、岩本と顔を見合わせながら話した。
仙名彩世は「この作品は華やかな場面がたくさんありますし、ワクワクする瞬間が立て続けに目前で展開していくので、客様は心が忙しいかと思うんですけども、身を任せていただけたらいいなと思いながら稽古をしていました」 と作品への思いを語る。稽古中のエピソードとして、「通し稽古中の出番前にふらっと来た岩本さんが上の方をキョロキョロしていらして」と、岩本がぶら下がるところを探しているところを探していたと明かし、さらに岩本のキャッチャータイプという話もあり「（岩本の）受け止め力がとてつもない。みんながやってることを、こぼさず全て受け止めて取り込んでくださる印象がある。そのおかげで日々みんなが安心して稽古できている。さすが主演、座長だと日々感じておりました」と笑顔いっぱいに語った。
天才詐欺師の役を演じるということで、「最近ついた嘘は？」と問われて、岩本は「その質問はいろんな方に言っていただくんですけど、（僕は）嘘がつけないタイプです。顔に出ちゃう。嘘をついたり、嫌だなと思ったりすると顔に出ちゃうのは本当の話。 そういうエピソードすら嘘なのかみたいになっちゃうと思いますけど、嘘をつけないという本当の話です」と話していた。
最後に岩本は「嘘のような本当の話のこの作品。とんでもなくエネルギーの強い作品だと思いますし、再演ですが、初心の気持ちでみんなで一丸となって作っています。お時間作って観に来てくださる方たちの気持ちや時間を、嘘無く本当のエネルギーで満たしてあげられるという自信が揃っていますので、ぜひ気をつけて劇場に足を運んでほしいと思います」とメッセージを送って、取材会を終えた。
ミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
脚本：テレンス・マクナリー作曲：マーク・シャイマン作詞：マーク・シャイマン、スコット・ウィットマン
演出・翻訳・訳詞：上⽥⼀豪
出演：
岩本照 仙名彩世 岸祐⼆ ⽣⽥智⼦ 阿部裕 春野寿美礼 吉⽥栄作
鎌⽥誠樹 伊藤広祥 中⾕優⼼ 可知寛⼦ 清⽔彩花
榎本成志 尾関晃輔 輝⽣かなで 菊地まさはる 鈴⽊満梨奈 ⽥中真由 中嶋紗希 元榮菜摘 ⼭⽥美貴
横⼭達夫 りんたろう
⽇程：
【東京公演】2024年8⽉19⽇(⽉)〜9⽉8⽇(⽇)東京国際フォーラムホールC全27回公演
【⼤阪公演】2024年9⽉13⽇(⾦)〜9⽉17⽇(⽕)オリックス劇場
公式HP：https://www.musical-cmiyc2024.jp
