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小瀧望主演のミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』本日開幕!ゲネプロ&取材会

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小瀧望主演のミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』が、本日9⽉28⽇(⼟)より開幕する。27日にゲネプロと取材会が行われた。
小瀧は、第一次大戦とその後のパンデミックで働き過ぎ疲れ果てた死神役と、死神が休暇中に化けるロシア皇太子・サーキ役を演じる。潤⾊・演出は⽣⽥⼤和(宝塚歌劇団) 。共演は、⼭下リオ 美園さくら (Wキャスト)、東 啓介、内藤⼤希ほか。

原作はイタリア戯曲で英語化され、1934年に映画化(邦題︓明⽇なき抱擁)。1998年にはブラッド・ピット主演で『ミート・ジョー・ブラック(邦題︓ジョー・ブラックをよろしく)としてリメイクされ大ヒットした。
オフ・ブロードウェイミュージカル版は、『TAITANIC』で成功を収めたピーター・ストーン(脚本)とモーリー・イェストン(作詞・作曲)のコンビにより産み出され(2003年ピーター没後、トーマス・ミーハンが執筆を継承)、オフ・ブロードウェイで2011年6⽉〜9⽉に初演。その後2017 年1⽉〜3⽉にはオフ・ウエストエンドのチャリングクロス劇場で上演。⽇本では2023年に宝塚版が上演された。

死神=サーキが訪ねるランベルティ公爵一家の、個性あふれる人物たちの人間模様と心情が丁寧に描かれ、豊かな音楽に彩られたミステリアスでファンタジックな物語。コメディ要素もブレンドされた楽しい作品。

【ゲネプロ】

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⼀⼈娘・グラツィア(山下リオ)とコラード(内藤大希)の婚約をヴェニスで祝ったはランベルティ公爵⼀家。
ご機嫌で車を飛ばす帰り道。。突如現れた“闇”にハンドルを取られた⾞がスピンし、グラツィアは夜の闇へと投げ出されてしまう。しかし、キズひとつなく帰宅した。

小瀧は禍々しい死神として、魔を感じさせる姿・迫力ある歌声で登場。グラツィアの父・ヴィットリオ(宮川 浩)に、週末2日間の滞在を願いでる。

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恐れおののくも引き受けるしかないヴィットリオ。ふたりの話を聞いてしまった執事フィデレ(宮下雄也)

そして、死神が化けたロシア皇太子・サーキ(小瀧望)がやって来た。

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ランベルティ公爵⼀家はサーキを大歓迎。そこでサーキはグラツィアに会ってしまう。

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ひかれあっていく2人・・・

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そこにエリック(東啓介)がやってくる。エリックはサーキに疑いの目を向ける。

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コラード(内藤大希 右)はグラツィアに婚約破棄されていまう。デイジー(斎藤瑠希)と

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グラツィアの亡き兄の嫁アリス(皆本⿇帆)とエリック

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グラツィアの母ステファニー(月影瞳)は亡き息子エリックへの愛を切々と歌いあげる

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グランドミュージカルらしいゴージャスな歌もダンスもあるので、お楽しみに!

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[グラツィア役Wキャストの美園さくらVr.]

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【取材会】

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潤⾊・演出︓⽣⽥⼤和  山下リオ  小瀧望  美園さくら

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小瀧望:過去イチでいっぱい、いっぱいというか。今日も途中で歌詞が飛んでしまったりしたんです。それぐらい凝縮されてるミュージカル・ファンタジーで、非常に魅力がたくさん積み詰め込まれてるュージカルだと思います。だからこの役も、この作品も最後まで走りきるのはすごく大変だなという印象を受けますけども、必ずすごい達成感と得るものがあると、今確信してるので、最後までこのチームで頑張って走り抜きたい。改めてそう思いました。
(1番苦労したところは?)昨日も今日も歌詞が飛んでて、歌詞が魅力的かつちょっと難しかったりするので。イクタさんが考えてらっしゃるんで。(笑)繰り返しが多かったんですよ。♪A LIVE!という曲。でも本当に綺麗な歌詞だと思いますので、明日からバッチリ行きたいと思っています!

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山下:私自身もミュージカルが10年ぶりなので、本当に私もいっぱいいっぱいです。正直小瀧さんを支える余裕はないという状況で。楽曲はさっき小瀧さんもおっしゃってましたけど、とても難しいですよね。だからこそ、本当に美しい旋律で物語にぴったりだなとも思うんですけど。私は映像の人間だったりするので、今後はもっと音楽と仲良く、この役をこのチームで一緒に音楽を含めて楽しく駆け抜けられたらいいなと思っています。
(10年ぶりのステージは?)やってることは変わらないと言うとおかしいんですけど、やっぱり結局はお芝居、人間との心のやり取りなので。最初はすごく自分で背負ってたというか、「ミュージカルってやっぱこうしなきゃいけないんだよね」とか、その部分とかで苦戦はしてましたけど、今はこだいぶ解放されてきました。自分らしくいようという感じですかね。

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美園:今日は客席で皆様と一緒に(ゲネプロを)拝見させていただいたんですけれども、私も宝塚歌劇団を退団してから 3年ぶりの舞台ということで、お稽古が始まる前からすごく緊張していたんですけれども、その緊張感は未だにちょっとありまして。どうなっていくのかなという自分自身に対する不安みたいなものも漠然とありつつも、でもいつも小瀧さんがどんと構えて受け止めてくださるので、そこの安心感をすごく感じさせていただいております。

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小瀧:ぼーっとしてるだけです。

美園:オーラだけじゃなくて、包み込んでくださるような温かさみたいのを、サーキとしての影のあるようなミステリアスな魅力みたいなのも、ただ立っているだけでも こう感じてしまうような雰囲気でいつも迎えてくださるので、そこに身を任せながらも、今回楽曲も大変難しいので、1つ1つ技術的なところもお客様にどういう風に受け止めてもらいたいかみたいなところをきちんと追求しつつ、1回1回の公演をこなしていけたらと思っております。

小瀧:このミュージカルの稽古が始まった時にはドームツアーやフェスもいくつか抱えていましたが、今はもう(この作品に)全力を注げる状態なので、どっしりとか言いながら、皆さんに支えてもらいながら、 ちゃんと助けてもらってる毎日です。

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生田:(昨年の宝塚歌劇月組公演との違いは?)本質の部分では私としては大きな違いはないと思っています。やっぱりこの物語が持っているエンターテインメント性やファンタジー性、そしてまたロマンチックコメディというか、ラブコミディ的な要素、そして人生の素晴らしさという、最終的にたどり着くメッセージ。そういう部分で本質は変わりないと思っていますが、今回小瀧コタケさんを主演に迎えたバージョンを作るにあたって、キャラクター性よりそれぞれの役者さんたちの思っている人間性を深めて稽古を進めていければいいなと思って今日まで取り組んでまいりました。
また、演出という面では、サーキがお屋敷の中各部屋で様々な人生のそれぞれの様子を学んでいくところを重点的に。例えば音楽の部屋では、音楽から始まってパリという幻を見たりという広がりを 1つ1つ丁寧に作っていけたらと思って今回のバージョンを作らせていただきました。
(小瀧さんの印象は?)以前、ミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』を拝見した時から舞台映えする体格の良さと大きさ持っていながら、演技がすごい繊細な人だなと思ったと同時に、僕が1番その時からずっと今も変わらず魅力的で印象的だなと思っていますのが、声と役作りの深さ、そして客観性を持ってるところ。やっぱり真ん中に立つ人向きの資質を備えている人だなと 改めて稽古も思いましたし、彼が持っている作品全体を俯瞰でとらえる力に僕も随分助けていただきながら、一緒に死神と、そしてサーキを作れる日々を、楽しく過ごさせていただいてます。

美園:(退団後は大学院に通われていて、久しぶりにこの舞台で感じられたことは?)私の舞台経験としては宝塚歌劇団が全てでしたので、女性だけの集団性の演技というものと、やはりこう生身の男性の方ももちろんですけれども、女性の方も様々なバックボーンを持ってらっしゃる方々と混ざり合って勉強をするという経験ができたことがこれからの人生の大きな糧になったと思っております。山下リオと日々いろんなことを話し合いながら1つの役を深めていくという、このダブルキャストという経験も私にとってすごく大きなことで、本当にありがたい機会をいただけたことに感謝しています。

「本当にライブ、グループでのライブも、ミュージカルの舞台とかいうものがどうしても好き」と言う小瀧。「実際に目の前で表現したり伝えたりすることが好きなので、このお話をいただいた時はスケジュールが厳しいこともわかってましたし、ヒリヒリした9月になると思ってはいたんですが、迷わず出演を決めましたし、今もやってやれてよかったなと思いますし、明日から精一杯命を燃やして頑張りたいなと思っています」と熱く語りながらも、7月上旬からレッスンを始めたタップダンスについては苦労もあったようだ。

小瀧:宝塚版の映像を見せていただいて、こういうことをやるんだと思っていましたが、ほんとうにタップでの初日に絶望しました。この難しさ。見てると、できそうかなって思うんですよ。やると、ほんとうに絶望しました。タップシューズを履いたのは、ほぼ初めてに近いスタートだったんで、本当に先生に助けてもらいながら、一緒にタップでもデュエットをやる皆本さんにも助けられました。心折れそうになったんですけど、 楽しく頑張れるかなと。
最後の最後に僕のソロがあるんですよ。ほんとちょっとだけ。元々もっと簡単だったのに、生田さんが「もっと難しくしてくれ」と言ったんですよ! (と告げ口口調で)

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生田:想像以上に日々、のんちゃんのタップのスキルがアップしてるからすごい。じゃあ、もっとできると、最後をもっと難しくやってみようって言いました。見どころです。

小瀧:僕としても挑戦がテーマと言っても過言ではないくらい、いろんなことに挑戦しています。役者は苦しんでますけれど、ほんとに素敵な楽曲ばっかりで、音に酔いしれる時間が多いと思いますし、 僕個人はタップが結構挑戦でもありまして、見どころかなと思います。個性的な魅力溢れるキャラクターの方もたくさん 出てきますし、聴いて目で見て楽しめる。演出も本当に素晴らしい。セットも衣裳も豪華です。最後まで観ていただいて、全身で楽しんでいただきたい、楽しんでいただけたらと思います。

ミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』
Book by Thomas Meehan and Peter Stone Music and Lyrics by Maury Yeston
Based on the dramatic play by Alberto Casella
and rewritten for the American stage by Walter Ferris
and originally produced by the Messrs. Shubert
キャスト
死神/サーキ︓⼩瀧 望
グラツィア︓ ⼭下リオ 美園さくら (Wキャスト)
エリック︓ 東 啓介
コラード︓ 内藤⼤希
アリス︓ 皆本⿇帆
デイジー︓ 斎藤瑠希
ヴィットリオ︓ 宮川 浩
ステファニー︓ ⽉影 瞳
ダリオ︓ ⽥⼭涼成
エヴァンジェリーナ︓⽊野 花

フィデレ︓宮下雄也 ロレンツォ/⾶⾏教官︓⻄郷 豊
伊藤彩夏 井上弥⼦ 岡 施孜 蟹々々エミ 上條 駿 熊澤沙穂 篠崎未伶雅
鈴⽊亜⾥紗 ⾼瀬育海 ⻑澤仙明 丹⽻⿇由美 武藤 寛 安井 聡 吉井乃歌 (五⼗⾳順)

スタッフ
作詞・作曲︓モーリー・イェストン
潤⾊・演出︓⽣⽥⼤和(宝塚歌劇団)
主催︓梅⽥芸術劇場・東京グローブ座
企画・制作︓梅⽥芸術劇場
協⼒︓宝塚歌劇団

東京:2024年9⽉28⽇(⼟)〜10⽉20⽇(⽇) 東急シアターオーブ
⼤阪:2024年11⽉5⽇(⽕)〜11⽉16⽇(⼟) 梅⽥芸術劇場メインホール
チケット︓S席 15,000円 A席 10,000円(全席指定・税込)
※未就学児⼊場不可※営利⽬的の転売禁⽌
お問い合わせ︓梅⽥芸術劇場(10:00〜18:00) [東京公演]0570-077-039/[⼤阪公演]06-6377-3800
公式ホームページURL https://www.umegei.com/deathtakesaholiday/