丸山隆平が本格時代劇に挑む舞台『浪人街』が、新橋演舞場での2025年2月20日(木)初日~3月16日(日)公演を皮切りに、名古屋・御園座、京都・南座にて4月10日(木)まで上演される。出演は、丸山隆平に加え、⽞理 ⼊野⾃由 藤野涼⼦ ⼊江甚儀 佐藤誓 ⽮柴俊博 神保悟志 板尾創。
「浪人街」は脚本家・山上伊太郎が書き下ろし、1928年にマキノ正博の監督で制作された「浪人街第一話 美しき獲物」から始まるサイレント映画シリーズ。スター俳優の不在により主演含めほとんどが無名の若手俳優にも関わらず、映画雑誌「キネマ旬報」で同年のベストワンに選出されるなど高い評価を得た大ヒット作品。
時代劇映画において本作で初めて数十名で行う“集団殺陣”というジャンルを切り開いたことも大きな話題となった。
松竹では1990年にマキノ雅広(マキノ正博)監修、原田芳雄主演で4度目のリメイクとして映画化されている。
一番の見どころとなる殺陣はもちろん、オリジナル映画版よりもさらに浪人それぞれにフォーカスし、各々が抱えるものや感情の機微をより丁寧に描くことで人間ドラマとしての面白さを詰め込まれている。
丸山隆平 コメント
出演のお話をいただいた時、久しぶりの時代劇、さらに舞台ということでとても嬉しかったです。
これまで映画や舞台など様々な「浪人街」がありますが、今回はまた新たなストーリーになるということ
で、さらにブラッシュアップして作り上げていけたらと思っています。まず目指すところとしては、佇まい
から説得力を出すこと。背景のあるお役なので、それに基づいた精神と身体作りをして武士らしさを出し
ていきたいです。
今回、「浪人街」という不朽の名作を舞台という形でお届けできることは、僕としても幸福なことだと感
じています。お客様には、不器用な浪人たちが舞台の上で一生懸命生きている姿を目の当たりにしてい
ただき、これまで経験したことのない人生を感じていただけたら嬉しいです。
東京 新橋演舞場: 2025年2月20日(木)初日~3月16日(日)千穐楽
名古屋 御園座:2025年3月21日(金)初日~28日(金)千穐楽
京都 南座:2025年4月2日(水)初日~10日(木)千穐楽