パルコ・プロデュース2024 PARCO劇場スペシャル版『カタシロ～Relive vol.1～』開幕！初日アフタートークを動画で【ネタバレ注意！】

in Report(STAGE/MUSICAL), STAGE/MUSICAL · 2024/12/21

TRPGの大人気作がパルコ劇場に初登場する、パルコ・プロデュース2024 PARCO劇場スペシャル版『カタシロ～Relive vol.1～』が12月20日（金）開幕した。
初日には患者役として、御年83歳を迎え日本を代表する女優・白石加代子が登場。共演のゲームマスター（進行役）となる医者役は、「カタシロ」の作者で演出家・脚本家・YouTuberとして活躍するディズム。もう一人の患者役は2024年の映画版「カタシロ」にも出演した、声優の相羽あいな。公演後のアフタートークの模様をダイジェスト動画でお伝えする。
（☆いつもは顔を見せないカタシロは、公演本編では眼帯をして登場。トークでは顔を隠して登場している。☆動画では、決定的なネタバレは避けておりますが、内容に触れるトークになっておりますので、ご注意ください）

相羽あいな（もう一人の患者役）白石加代子（患者役）ディズム（医者役）

「カタシロ」は、シナリオが約４万冊売れており、YouTubeでのプレイ動画再生数は全ての回を合計すると500万回に達するというTRPG（テーブルトーク・ロールプレイングゲーム）の名作シナリオ。プレイヤー同士で会話しながら物語を進めていく対話型のテーブルゲーム、“大人のごっこ遊び”とも呼ばれる。
その特徴は、「一度内容を知ってしまうと、患者役としては出演できない」ということ。今回の患者役の出演者たちもシナリオの全貌をまったく知らないまま舞台に臨む。会話をしていく中で知らず知らずのうちに素の自分が明かされ、展開も結末もその人次第となる。

このTRPGを、本作では舞台上で出演者が生身でプレイすることで、リアルでスペシャルな体験をお届けしようというもの。一度限りの物語が劇場という場でリアルタイムに生み出される。

PARCO劇場版「カタシロ」公演には、公演毎に白石加代子の他、、七海ひろき、木村達成、立川志らく、いとうせいこう、足立梨花、伊藤理々杏、エル・デスペラード、尾上右近、スギちゃん、紅ゆずる、安元洋貴と、様々なフィールドで活躍する豪華ゲストが登場する。12月28日まで上演される。

ネタバレできないため、公演内容についてはご紹介できるのは、冒頭の場面のみ。患者（白井加代子）が目覚めると、両手を縛られて診療代の上にいた。医者（ディズム）によれば、患者は雷に打たれてこの病院に運び込まれて手術を受けた。記憶を失っており、治療のために医者との対話が必要だとのこと。患者は不安ではるが致し方なし。患者と医者との対話が奇妙な対話が始まる…。

台詞のない舞台とあって、観客も共に考えるせいだろうか、観客の集中度は高い。時折笑いも起こるなか、医者はどんどん進行していく。そしてクライマックスへ。

公演終了後には、毎公演後に休憩を挟んでアフタートークが行われる。そこで覗く出演者の素顔も楽しみとなる公演だ。