人気韓国ドラマの世界初の舞台化となる、舞台「花郎~ファラン~」が、東京・THEATER MILANO-Zaにて、1月8日(水)より開幕する。初日に先立ち囲み取材とゲネプロが行われた。
東京公演は1月13日(月・祝)まで。その後、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて1月17日(金)~1月19日(日)に上演される。
激動の時代を生きた花のように美しい青年たちの運命をダイナミックかつロマンティックに描いた本作。絡み合う人間模様に、熱い友情と恋も描かれ、アクションもたっぷり。目を離す間がない2幕約3時間の舞台だ。(休憩20分を含む)
【取材会】
岩田陽葵 磯野亨 笹森裕貴 和田雅成 和田琢磨 田中涼星 松井健太
和田雅成(ソヌ/ムミョン役):
今回は休憩込で3時間の公演ですけれど、ダイジェストにはしたくないという思いでこの作品に挑む中、キャラクターとの関係性や、どこでどう仲良くなっていくかという距離感の詰め方を話し合ってここまでやってきました。
稽古場でこの作品に向けてやってきたことがしっかり表現できれば素敵なものになってると思うので、それをお客様に見てもらえるように僕たちがお届けできたらと思っております。
(人気ドラマの世界初の舞台化ということで)プレッシャーはありますが、僕たちはありがたいことに2.5次元や原作がある作品に挑ませていただく中で、作品への寄り添い方やお客様に向けての発信は、他の人たちよりは長けてきている部分があると思うので、順応できたのかなと思っております。
和田琢磨(ジディ/チヌン王/サムメクチョン役):
この舞台の稽古前に、ドラマを全話見させていただいきました。各キャラクターにいいシーンがたくさんあり、それを全部入れ込むというのは非常に難しいので、泣く泣く、今回は表現できないところもありますが、舞台ならではの「花郎」の世界観がぎゅっと凝縮したものができたのではないかと思っております。雅成さんがおっしゃってたように、まとめるのは大変でしたけれども、また新たな「花郎」をお伝えできるかなと思っています。
劇場を広く使って表現しておりますので、観ている方が時々,花郎の一員になったり花郎に恋い焦がれる女性たちになっていただいたりと、様々な楽しみ方をしていただけると思いますので、隅から隅までお楽しみいただけたらなと思っております。
(人気ドラマの世界初の舞台化ということで)お話をいただいた時のプレッシャーはありましたけれども、ここにいるキャストの皆さんは本当に心強い頼もしい方々ばかりなので、原作に負けず劣らずとてもいい仕上がりになってると思います。そこは自信を持ってお届けしたいと思います。
笹森裕貴(スホ役):
セットや衣装がすごく華やかで、視覚だけで楽しめちゃうような圧倒的なクオリティで作ってくださるスーパー優秀なスタッフの方々だと感じました。中でも、オープニングで全員が集まるシーンが、原作でのおふたりのシーンを再現してるんだと伝わってきたので、オープニングを楽しみにしていてください。
田中涼星(パンリュ役):
舞台ならではの演出の手法を使っていると思うので、舞台『花郎』として楽しんでいただけるのではと思っております。僕自身もパンリュという役がキャラクター的に初めてに近く、初めての挑戦になるんじゃないかなと思うので、隅々まで見ていただけたら嬉しいなと思います。
磯野亨(ハンソン役):
全てのシーンが凝縮されていて舞台ならではのスピード感で進んでいくと思うので、目を離さずに見てほしいと思います。個人的には中村まことさんがヨンシルという役の中ですごくあばれていらっしゃって、稽古中から笑わせていただいたので、そのシーンにも注目して見ていただけたらと思います。
松井健太(ヨウル役):
ドラマを全部3時間にぎゅっとまとめていますので、本当にどのシーンもすごく素敵なものになっております。それを キャストの皆さん、そしてアンサンブルの皆さんが彩って下さっているので全てのシーンに注目してほしいです。ヨウルとしては花郎の一員としてハンソンとのシーンや、花郎の生活を楽しんでいるヨウルの様子に注目してほしいです。
好きなキャラクターは?」という質問への答えは…
田中涼星(パンリュ役):自分の(役)でもいい?(笑)俺はヨウル(が好き)。(「パンリュじゃないの?!」と和田雅成)自分のキャラクターは好きとして、ヨウルをこの稽古を経て好きになったぞ!(と松井に。松井がにっこりして「ありがとうございます!」)すごく魅力的で憎めないいい奴みたいで、人懐っこいし、すごくかっこいいところもあって。(和田琢磨から「ヨウルにかかってるね」和田雅成から「この舞台はヨウルにかかってる」)僕は好きです。
松井健太(ヨウル役):(好きなのは)ヨウル…。(全員から笑い声があがり)僕は結構スホが好きかなと思います。スホとパンリュのラインには、また別のしっかりした物語がある。稽古を通して素敵なものになって、たぶんお客様にもあの二人もよかったなと思っていただけるキャラクターに仕上げてくださっています。
笹森裕貴(スホ役):僕が(好きなのは)サムメクチョンです。一番葛藤を感じながらも、作品の軸になるおふたりのうちのおひとりで、物語に直接かかわる分、琢磨さんの静かなる表現力がすごい。稽古でもたくさん勉強させてもらいましたし、本番でご一緒するのがとても楽しみです。
和田琢磨(ジディ/チヌン王/サムメクチョン役):語り部の役の岩田さんがストーリーを進めていく係なので、非常に見ごたえがあるんじゃないかと思っております。
岩田陽葵(アロ役):私はハンソンが好きです。私自身が長女なので、タンセの弟・ハンソンを見てると、愛しいなと。この兄弟の絆に、観て下さる方もぐっとくるんじゃないかなと思っています。
磯野亨(ハンソン役):僕はソヌさん。ハンソンとしても好きですが、間近でお芝居させていただいている中で、目からもらえるものがあったり、心の強さだったりを雅さんが表現してくださっているので、楽しみにしていただけたらと思います。
和田雅成(ソヌ/ムミョン役):ソヌです!(笑)見ていて、僕はバンリュが好きです。
舞台「花郎~ファラン~」
原作 :花郎<ファラン>
製作:KBS 演出:ユン・ソンシク、キム・ヨンジョ 脚本:パク・ウンヨン
日 程
東京:2025年1月8日(水)~1月13日(月・祝)THEATER MILANO-Za
大阪:2025年1月17日(金)~1月19日(日)梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
出演者
【ソヌ/ムミョン】和田雅成
【ジディ/チヌン王/サムメクチョン】和田琢磨
【スホ】笹森裕貴
【パンリュ】田中涼星
【ハンソン】磯野亨
【ヨウル】松井健太
【アロ】岩田陽葵 ほか
スタッフ
脚本:赤澤ムック
演出:ほさかよう
ほか
公式HP: https://www.stage-hwarang.jp/