4月7日(月)から30日(水)まで東京・PARCO劇場にて、その後大阪・福岡・愛知にて、加藤シゲアキ主演舞台 パルコ・プロデュース2025「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」の上演が決定した。
2023年に新国立劇場にて、マキノノゾミ演出、加藤シゲアキ主演で初演された、あの名作戯曲の誕生に隠された抱腹絶倒のドタバタ幕内コメディが2年ぶりの再演となる。
本作は、 映画監督としても活躍するフランスの若手劇作家・演出家アレクシス・ミシャリクによって、2016年にパリで初演され、上演されるやいなや大ヒット。フランス・モリエール賞5冠に輝く、劇場愛にあふれた話題作で、2018年にはミシャリク自身の手によって映画化(「シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!」)されている。
実在する人物を、ユーモアと人間味あふれるキャラクターとして現代に甦らせてきたマキノが、約2年ぶりのエドモンをどのように描くのか。
自身も作家としても活躍する加藤シゲアキが、再び“書けない劇作家”エドモンに挑み、村田雄浩、瀧七海、細田善彦、堀部圭亮、安蘭けいら豪華キャストが総勢12名で約50役を演じ分ける。
【物語】
1897 年12月、パリ。
もうすぐ 30 歳になる劇作家エドモン・ロスタンはスランプに陥っている。家には、妻と2人の子供を抱えながら、2年間も全く書けない。必死になって、彼は偉大な喜劇王コクランに、新作劇・しかも英雄的なコメディ詩劇を書くことを約束してしま
う・・・・。ところが、まったく書けない・・・。大女優の気まぐれ、スポンサーの要求、妻の嫉妬、親友の恋愛、そして彼の周りのすべてを巻き込んで、エドモンは一世一代の新作劇に取り組むが・・・
今のところ、決まっているのは、鼻の大きい詩人のコメディということと、タイトルだけ。
タイトルは・・・・・ そう「シラノ・ド・ベルジュラック」!!!
【マキノノゾミ コメント】
新作劇の初日を開けるまでのムチャぶりの連鎖!迷走につぐ迷走!劇作家の受難につぐ受難ぶり!これはもう同業者として同情を禁じ得ないどころの話ではありません!いやもう実にリアル!実に滑稽!(だって現実の自分自身も、今まさにその状
態の渦中ですから!)
というわけで、日本広しといえども、このフランス発の傑作コメディーを、強烈な思い入れと、熱烈なシンパシーをもって演出できるのは、もはや「このわたししかいない!」と思い上がって、初演の幕を上げてから二年!
何と! 大好評につき再演の運びとなりました!
この二年の間に、わたしは何本かの新作戯曲を書き、加藤シゲアキくんもまた新作のベストセラー小説を書き下し出版いたしました!
つまりまあ、ありていに申せば、わたしと加藤くんは、よりいっそうエドモン・ロスタンの「境地」に近づいているわけであります!
この再演が「面白くないわけがない!」という、いちばんの根拠がそれです!
相変わらず意味なく「!」の多い文章ですが、そういうわけですので、面白くなるに決まってます!ええ、ますます!!
どうぞ、ご期待ください!!!
【加藤シゲアキ コメント】
「『エドモン』を再演したい!」とスタッフから聞いたのは2023年、初演の東京千秋楽でした。まだ地方公演が残っているにもかかわらずそれほど手応えを感じてもらえたのは素直に嬉しかったです。がしかし、「この忙しない舞台をまたしても!?」と思ったのも事実であります。
まるで運動会のように走り回るこの舞台を、自分が本当にまたできるのかという不安は正直に言ってありました。
がしかし、運動会だからこその興奮、感動、達成感は確かにあり、それは観客の皆様にも伝わっていたと自負しています。
作品が書けず追い詰められていくエドモンには、私としてはやはり共感しかありませんし、だからこそ「シラノ・ド・ベルジュラック」という傑作が生み出されたのだと思えば、この再演をやらない理由もなく、私は再び走り回る準備を始めています。
前回来てくださった方々も、前回見逃してしまった方々も、興味を持たれたならばどうぞいらっしゃってください。そして一緒に歓喜しませんか。
パルコ・プロデュース2025 「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」
作:アレクシス・ミシャリク
上演台本・演出 :マキノノゾミ
出演 :
加藤シゲアキ
村田雄浩 瀧七海 細田善彦
福田転球 三上市朗 土屋佑壱 枝元萌 佐藤みゆき 阿岐之将一
堀部圭亮 安蘭けい
公式サイト https://stage.parco.jp/program/edmond2025/
東京公演 :2025 年4月7日(月)~30日(水) PARCO劇場
大阪公演 :2025 年5月9日(金) 15:00 | 10日(土) 12:00/17:00 東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール
福岡公演 :2025 年5月17日(土) 13:00/18:00 | 18日(日) 13:00 福岡市民ホール 大ホール
愛知公演 :2025 年5月24日(土) 12:00/17:00 豊田市民文化会館 大ホール
2025 年4月7日(月)~30日(水)