山寺宏一 、山口勝平ら豪華声優陣と佐久間大介が出演する、「怪人二十面相」をモチーフにしたノサカラボのオリジナル朗読劇『FIEND/FRIEND in 20faces』が1月30日(木)に幕を開ける。初日に先だち1月29日にゲネプロ取材会が行われた。
野坂実(演出・構成) 井上和彦 山寺宏一 佐久間大介 梶裕貴
本作は、山寺宏一と山口勝平がWキャストで遠藤平吉(怪人二十面相)役を演じ、井上和彦と大塚明夫がWキャストで明智小五郎役を、そこに小林少年役の梶裕貴と、本作のオリジナルキャラクターの燕谷麟太郎役の佐久間大介が加わるという豪華キャスト。この日の取材会とゲネプロには、山寺宏一、井上和彦、梶裕貴、佐久間大介が出演。取材会には、この4名と演出・構成の野坂実が登壇した。
野坂:僕は一緒にやりたかった役者さんたちと一緒にこの場に立てていることがものすごく幸せです。尊敬する先輩、一緒にやりたい仲間たちと、役に関しても、「この役はこの役者さんに任せたいです」とお話しながら作ってきたので、ぜひともこの素敵な役者さんたちを楽しんでいただければなと思います。
山寺:私は遠藤平吉というサーカス団員の役です。果たしてその遠藤平吉が怪人二十面相なのかどうかは、ぜひ劇場で…って、ぶっちゃけ二十面相です!(笑)朗読で変装して(怪人二十面相だ)って、どうなるのかと思っておられるでしょうけれど、楽しんでいただけるんじゃないかと思います。もうやる気満々。今ワクワクしております。 僕、二十面相になりたくて声優になったもんです。(笑)
Snow Man並みの早着替えで怪人二十面相を演じる山寺。佐久間から「山寺さん、Snow Manだったんですね」と言われて、山寺は「(Snow Manが)6年目から1人増える?!」と冗談を飛ばした。
井上:ご存じの明智小五郎役です。子供の頃からずっと怪人二十面相を見てて、明智に憧れていたので、この役ができて、しかもこんな素敵な衣装作っていただいて、生きててよかったなと思ってます。 精一杯頑張ります。
梶:私は小林芳雄という明智先生の弟子のような少年探偵団の男の子を演じさせていただきます。 私が演じる小林少年は、劇中ですと大体12歳前後。衣装もほんとに素敵なものを作っていただいて。ですが、今年で40になります。そこも声優ならでは、朗読劇だからこそ超えられる垣根であり面白さかなと思いますので、その辺のファンタジー性も含めてお届けできればと思っております。
僕も怪人二十面相という作品は知っていたものの、今回はオリジナルキャラクターの佐久間くん演じる麟太郎というキャラクターが登場しての公演ですので、どんな物語になるのかすごくワクワクしてました。皆さんにも絶対に楽しんでいただける内容になってるかと思います。
佐久間:燕谷麟太郎役を務めます佐久間大介です。麟太郎は警察官ですけれども、なぜ警察官になったのか、生い立ちに色々あるので、それをどうこの舞台の中で紐解いて、どう成長していくのか、すごい楽しみになるようなキャラクターです。麟太郎と一緒にこの舞台を続けていくうちに成長できたらいいなと思っております。
佐久間:(本作のきっかけは)6年前ぐらいに、野坂さんが演出される舞台で一緒になり、その時からずっと「一緒に舞台やりたいな」という話をしてくださってて「僕もやりたいです」と。今回やっと叶えました。(その時は)Snow Manではありましたが、デビューする前でした。(野坂が「ちょうどデビューする直前に『観に来て』と言われて、その時に『デビューすんじゃないの?』と言ったら、ニコッとしたから「うわ!」と喜んで帰ってきました」)(梶が「そこからの5年が怒涛だね」皆が「5周年おめでとう」と祝福)ホントにありがたいことに!(と頭を下げ)野坂さんとも一緒にできて、そして素晴らしすぎる偉大すぎる大先輩方と一緒に舞台に立たせてもらえることが、本当に嬉しいです。
稽古日数は4~5日で、皆が揃うことがなく、声優業界の忙しさを痛感しました。先輩たちに追いつきたくてしょうがなかったので、必死に練習させてもらいました。
佐久間の演技について質問が出ると、野坂は「もっと稽古しなきゃいけないかなと思っていろいろ組んでいたのですけれど、稽古初日に佐久間くんと僕と会って、須貝さんもいてやって、終わった後に『これなら多分大丈夫だよ』となった」と最初から上出来だったことを明かすと、井上も「(佐久間の)セリフが刺さってくる。将来が楽しみというか、あんまり(声優を)やってほしくないな(笑)」と褒めた。山寺も「声優の仕事をいっぱいやっているんでしょと(佐久間に)言ったら、オーディションで落ちてますって言うんで」と佐久間の返事に驚いたという表情を見せた。
佐久間は「Snow Manの自分のプロフィールにボイスサンプルを作りまして、声優業に力を入れて今後やっていきたいという気持ちがあります」「必死で受かるようにオーディション受けまくっています。(先輩方と)ご一緒できるように頑張りたいです」と声優としての意気込みをあふれさせていた。
本公演は2幕、約2時間45分(休憩25分を含む)。東京公演は2月2日(日)まで。その後2月6日(木)より9日(日)まで大阪にて上演。
ノサカラボ Reading Echoes『Fiend/Friend in 20faces』
(リーディングエコーズ『フィーンド/フレンド イン トゥエンティフェイシーズ』)
演出・構成:野坂実
脚本:須貝英
出演:
山寺宏一/山口勝平(Wキャスト)
井上和彦/大塚明夫(Wキャスト)
梶裕貴
佐久間大介 ほか
(A)明智小五郎:井上和彦・怪人二十面相:山寺宏一
(B)明智小五郎:大塚明夫・怪人二十面相:山口勝平
東京公演:2025年1月30日(木)~2月2日(日)THEATER MILANO-Za
大阪公演:2025年2月6日(木)~2月9日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
公式サイト: https://nosakalabo.jp/FF20/