KAATと新ロイヤル大衆舎が協同して挑む舞台『花と龍』が、2025年2月8日(土)にKAAT神奈川芸術劇場<ホール>にて幕を開けた。開幕に伴い、舞台写真と、演出の長塚圭史芸術監督、出演する福田転球、安藤玉恵、松田凌のコメントが届いた。(撮影: 宮川舞子)
原作は、芥川賞受賞作家・火野葦平が自身の両親をモデルに、激動の時代を生きるゴンゾと呼ばれる荷役労働者たちを中心に描いたスリリングな長編小説。幾度も映画化されてきた人気の物語が、齋藤雅文の脚本、長塚圭史の演出、山内圭哉の音楽で、新たにKAATの舞台に登場した。
出演は、新ロイヤル大衆舎の福田転球、山内圭哉、長塚圭史、大堀こういち、そして安藤玉恵、 松田凌、村岡希美ら個性あふれる俳優たち。
★長塚圭史[演出・出演] コメント
4年ぶりのKAAT神奈川芸術劇場と新ロイヤル大衆舎のコラボレーションがいよいよ幕を開けました。今回はとにかく劇場内がかなり特別なことになっていますので、この楽しさ、美味しさ、賑わいを体験しに来ていただきたいです。そしてもちろん日本の演劇を明るく照らそうと立ち上がった新ロイヤル大衆舎らしく、今回もお客様のイメージを最大活用して世界を立ち上げていきます。『花と龍』は新しい時代がいよいよ幕を開けようという明治後期の北九州が舞台。猛スピードで新しい価値観が押し寄せる現代と重なります。理不尽な世界の中で美しく生きようと足掻く金五郎とマンの荒々しくも清らかな奮闘を是非劇場でご覧頂けたら嬉しいです。いや、それにしても舞台上の屋台が楽しいですからとにかく劇場へ来てみてください!
★福田転球[出演] コメント
初日終わって疲れました。ただ、お客さんの拍手と楽しんでくれているんじゃないかな、というのが伝わってきまして、やれてよかったなと。そして、みんないろんな役をこなしておりますので、苦労も伝わっているんじゃないかと思います。まだまだ公演は続きますが、ぜひともこの劇場に来て体感していただきたいです。
素晴らしいですから、屋台のお店の人たちも本当に頑張ってくれていますから、ぜひともKAAT神奈川芸術劇場にいらしてください。頼みます!
僕も頑張りますので、皆さんも来てね。ありがとう!
★安藤玉恵[出演] コメント
『花と龍』の幕が開きました。長塚さん演出のもと、あたたかい稽古場でみんなで作り上げてきた舞台なんだと改めて思います。お客様の前で言ってみると、齋藤先生が書かれたセリフの一言一言に『花と龍』という刻印が刻まれてるかのような錯覚になりました。山内さん作曲の音楽も心地よいです。そして、食べたり飲んだり出来る屋台もあります。芝居小屋体験をしにいらしてくださいね。転球さん演じる金五郎を追いかけて、20ステージ一生懸命やろうと思います。
★松田凌[出演] コメント
舞台『花と龍』遂に開幕いたしまして、稽古期間からなんて演劇に愛がある場所なんだろうと僕自身思っていました。そんな新ロイヤル大衆舎のみなさま、そしてKAAT神奈川芸術劇場さんの下、賑わいが各都市に訪れると思います。こんな祭りのような本作、見逃すとみなさま損をしてしまうと個人的に思っています。ぜひともこの劇場に明るい希望を探しに来てください。その答えがきっと舞台にあるはずです。よろしくお願いします。
KAAT×新ロイヤル大衆舎 vol.2
『花と龍』
2025/2/8(土)~2025/2/22(土) KAAT神奈川芸術劇場 <ホール>
他、3都市(富山、兵庫、福岡)を巡演
【原作】火野葦平 【脚本】齋藤雅文
【演出】長塚圭史 【音楽】山内圭哉
【出演】
福田転球 安藤玉恵
松田凌 村岡希美 稲荷卓央 北村優衣
山内圭哉 長塚圭史 大堀こういち ほか
【料金】桟敷席・一階席:8,800円 / 神奈川県民割引・平日夜割:7,900円 / 二階席:6,000円 / 24歳以下:4,400円 / 高校生以下:1,000円 / 満65歳以上:8,300円 / やさしい鑑賞回(2/19水):3,500円
公式HP: https://www.kaat.jp/d/hanatoryu
KAAT×新ロイヤル大衆舎 vol.2『花と龍』 松田凌インタビュー記事はこちらから