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歌舞伎という枠にとらわれない新鮮な演劇体験!JAPAN THEATER『SEIMEI』東京公演が開幕!

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3月1日(土)よりTHEATER MILANO-Zaにて JAPAN THEATER『SEIMEI』が初日を迎えるのにさきだち、公開ゲネプロ&会見が行われた。ゲネプロ後には、出演する市川團十郎、 嶋﨑斗亜(Lil かんさい)と、音楽を手掛けたSUGIZOが会見に登壇した。公演は3月23日(日)まで。また、SUGIZOが3月21日(金)の2公演に出演することが発表された。

【ゲネプロ】客席にまで良い香りがただよい、出演者の客席下りも多く、観客いじりもあり。音楽はSUGIZOが手掛け、神楽振付はケント・モリが担当。團十郎も観客へのアドバイスとして「歌舞伎と思ってご覧にならなくていいのかな。どんどん笑っていただいて、楽しんでいただければ」と述べるような歌舞伎という枠にとらわれない新鮮な演劇体験ができる公演となっている。

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天下が乱れるとのお告げを受けた安倍晴明(市川團十郎)

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平安京の四方を守護する朱雀(嶋﨑斗亜 Lil かんさい、中央下)・青龍(市川右團次、右)・白虎(大谷廣松、左)・玄武(中村鷹之資、中央上)の四神は、都の結界を守るよう命じられる。

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しかし、朱雀は晴明を裏切り、魑魅魍魎とともに都に侵入した第六天魔王に追従する。

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【取材会】

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(SUGIZO 楽曲)(田中傳次郎 歌舞伎音楽) 嶋﨑斗亜 市川團十郎  (今井豊茂 脚本) ( 広井王子演出)

市川團十郎と嶋﨑斗亜が登壇。また、途中からSUGIZOも取材会に登壇した。

嶋﨑:僕たちの普段の舞台やライブにはないような「 嶋﨑」と呼んでくださるお客さんもいらっしゃったりして、めちゃめちゃ嬉しく、毎回新鮮に演技させていただいてます。

市川:私の方も逆にファンの方々が非常にお若い方がたくさん目の前にいらっしゃる場合があって、やっぱり新鮮だなと思います。当たり前だと思ってることがお互いにとっては新鮮だったりするんだなと今感じてます。お客様も斗亜くんの存在、音楽のSUGIZOさんや神楽振付のケント・モリさんでしたり、いつもとは違う新しい方々との交流で何が生まれるのか、見ていただければ何かを感じてもらえるんじゃないかなと思います。
歌舞伎という演劇は、決まったものの中で伝統を守っていくので、ルールというものが必ずありますが、そういうルールを持ちながらも、新しい方々との交流の中でルールを少し削りながら残しながらというさじ加減をやっています。普段の歌舞伎を見てる方々にとってみればどうなんだろうと思うとこもあるかもしれませんが、初めて見る方とかお若い方々が見る場合には、非常にわかりやすいテーマでもあるので、楽しんでいただけるような雰囲気を掴んでいるので、もうちょっと頑張っていきたいなと思います。
(嶋﨑へのアドバイスは)門に日と書いて間と読みますが、歌舞伎の世界だと悪魔の間、魔の字を使う場合とは、そこに怖さがやどっている。物事を良くするのも、悪くしてしまうのも間の存在がある。ですから、今回斗亜には短い期間かもしれませんが、歌舞伎の間を少し輸血するというか、アドバイス的なことだったらそこが1番重要だなと思いましたので、そういう話をたまにさせていただきました。普段の彼のお芝居のリアリズムを追求するものや、ミュージカルや現代劇と歌舞伎の間っていうのはちょっと違う。そういう話をちょこっとしました。(ゲネプロでも)常に私も含めて常に前に進みたいという気持ちなので、常に勉強してますよね。

嶋﨑:はい。アドバイスだとこの時間も、全ての時間が(勉強です)

SUGIZO:元々歌舞伎の存在自体が古典でありながら、元々がロック的な芸術だったと認識しています。それまでの芸術の常識とか決まりを打ち破るような感じなのでミュージシャンとの相性はとてもいいんじゃないかと楽しみにしています。

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JAPAN THEATER『SEIMEI』Supported by 飯田グループホールディングス
<大阪>2025 年 2月19日(水)~2月24日(月) オリックス劇場 【終了】
<東京>2025 年 3月1日(土)~3月23日(日) THEATER MILANO-Za
<出演>市川團十郎/ 嶋﨑斗亜(Lil かんさい)
市川右團次、中村鷹之資、市川男寅、大谷廣松、市川九團次 他
<脚本>今井豊茂
<演出>広井王子
<美術>中村知子
<照明>千原悦子
<楽曲>SUGIZO *3月21日(金) 昼(13:00)夜(18:00)の2回公演に特別出演予定。
<邦楽作曲>今藤長龍郎
<神楽振付>ケント・モリ
<振付>花柳達真
<歌舞伎音楽>田中傳次郎
<主催>大阪公演:読売テレビ/サンライズプロモーション大阪
東京公演:株式会社3Top/テレビ朝日/ニッポン放送/読売新聞社
<企画・制作>株式会社3Top
<運営協力>全栄企画株式会社
<製作>松竹株式会社
<HP>https://japantheater.com/