2025年8月~9月に東京・世田谷パブリックシアターにて、その後、福岡・大阪・愛知にてBunkamura Production 2025『アリババ』『愛の乞食』を、SUPER EIGHTの安田章大主演で、二作連続上演する。
唐十郎の初期作品『アリババ』、『愛の乞食』の二作品は、唐が旗揚げした劇団「状況劇場」によって1966年に『アリババ』が、1970年に『愛の乞食』が初演。初演から50年以上受け継がれる唐十郎初期の名作戯曲を、“関西弁”という新しいアプローチでアングラ演劇を一時の風俗ではなく、次世代へ繋げる演劇として二作連続上演する。
演出を務めるのは、新宿梁山泊主宰の金守珍。唐十郎と蜷川幸雄の両虎を師とし、アンダーグラウンド演劇に真正面から取り組んできた。
主演を務めるのはSUPER EIGHTの安田章大は、今年6月に新宿・花園神社境内に特設される野外テントで新宿梁山泊 第79回公演として『アリババ』、『愛の乞食』に出演することが決定している。同じ演目、同じ金守珍の演出だが、8月に世田谷パブリックシアターで上演する本公演ではあえて全編を“関西弁”で演じ、関西出身の安田が持つ言葉の感覚を通じて、唐が紡いだ叙情的な台詞の数々を新たなアプローチでお届けする。
共演には、元宝塚歌劇団雪組トップスターで退団後はさまざまなジャンルの舞台で活躍する壮一帆、弱冠19歳にして朝の連続テレビ小説や大河ドラマに出演し注目を集める伊東蒼、タレントやグルメリポーターとして知られる一方で俳優としても劇中で強い存在感を放つ彦摩呂、独特の笑いのセンスと卓越した演技力を併せ持つ福田転球、どんな役でも哀愁漂う容姿と芝居で人間味を感じさせる温水洋一、海外映画に多数出演し最近では全編フランス語の芝居に挑戦するなど体当たりの演技を見せる伊原剛志、さらに、表現者としての飽くなき探求心から2021年に72歳にして初のテント芝居に挑戦、その後も出演を重ね、唐作品への造詣を深める風間杜夫。
Bunkamura Production 2025
『アリババ』『愛の乞食』
【作】唐十郎 【演出】金守珍
【出演】安田章大 壮一帆 伊東蒼 彦摩呂 福田転球
金守珍 温水洋一 伊原剛志 風間杜夫 ほか
【東京公演】2025年8月~9月 世田谷パブリックシアター
【福岡公演】2025年9月 J:COM北九州芸術劇場
【大阪公演】2025年10月 森ノ宮ピロティホール
【愛知公演】2025年10月 東海市芸術劇場