Open Close

本日開幕!髙木雄也主演 ミュージカル『アメリカン・サイコ』ゲネプロ&囲み取材「ビジュアルがすべてです!」「見てて目がハートに」

IMG_7808s2

新国立劇場 中劇場にて3月30日(日)より、ミュージカル『アメリカン・サイコ』が上演される。初日に先立ち、29日にゲネプロが公開され、取材会が行われた。
取材会には、主演をつとめる髙木雄也と、共演する音月桂 石田ニコル 大貫勇輔、演出の河原雅彦が登壇した。本公演は、東京公演の後、大阪・北九州・広島にて上演される。

「アメリカン・サイコ」は、1991年に出版されたブレット・イーストン・エリスの小説で、犯罪物であると同時に、痛烈な社会風刺と皮肉を前面に押し出したブラックコメディ。
2000年にクリスチャン・ベール主演で映画化、2013年にロンドンでミュージカル化され、2016年にブロードウェイに進出、オーストラリア(2019年・2020年)でも成功を収めた。当時の大ヒットソングも多数織り込まれ、髙木演じる主人公・パトリックが登場する驚きのオープニングから、個性的な登場人物たちが歌もダンスもたっぷり披露。息つく暇なく怒涛の展開で繰り広げる約2時間45分(休憩20分含む)。

IMG_7811s2

大貫勇輔 石田ニコル 髙木雄也 音月桂  河原雅彦

取材会に登壇した演出の河原は、本作を「とにかくスタイリッシュ。ビジュアルを非常に重要視して、俳優さんも集めさせてもらいました。すごく目の保養になります。いろいろ言われる、このご時世にルッキズムの塊みたいな舞台です。気持ちがいいぐらい、今の風潮と真逆のことを笑い、すごく楽しいエンターテイメントにしてるような作品です」「身体が締まってないキャストは下ろしていいんじゃないかと。それぐらいビジュアルがすべてです。美しくないと作品にならない」と紹介。「割と薄着のシーンも多いので…」と明かした。

IMG_7889s2

音月は「私は露出は少ない方なんですけど、(出演者は)男性陣も女性陣もみんな鍛えていて、体が芸術作品というか、アートのようです」と絶賛。なかでも髙木について「Hey! Say! JUMPさんのライブも拝見したのですけど、(本作では)アイドルとしての顔とはまた全然違う、役者としてのスタイリッシュなセクシーな顔で、あとは子犬みたいな可愛さもすごい。いろんな引き出しを持ってるから、観にいらした方の一人ひとりの心臓を鷲掴みにしそう。見てて目がハートになる」とべた褒め。それを聞いた髙木は思わず「嬉しい!」。

 

物語の舞台は、1989年NYウォール街。

IMG_7997s2

投資会社のエリート、パトリック(髙木雄也)
昼はエリートビジネスマン、夜はセクシーなシリアルキラー。

IMG_8711

髙木は自らの身体について「公演ポスターの人(=自分)は(今とは)別人ですもんねえ」と背後のポスターを振り返って笑った。「僕はなかなか筋肉がつかないタイプの人間なので、そこはもう本当に苦労しました。食事で一度、脂肪を落として、そこからトレーナーさんと一緒に考えながら筋肉を作ったり。その間にもライブがあったり、グループの仕事に行ったりがあったので、正直きつかったです。でも、やってきてよかったなと今になって思います」「コンサートではケータリングとか、とんでもない量なんですけれど、そこにはなるべく入らないようにして」「ずっと鶏肉を食べてました」と身体づくりの苦労を明かした。

IMG_8121s2

パトリックの秘書・ジーンを演じる音月 桂。
丁寧に歌い上げる姿からも、ジーンの性格が…

「スタイリッシュでカラフルで個性的な出演者の皆さまの中で、私だけシックな感じです。今回は濃いメンバーの中で薄味を担当させていただこうかなと思っています」

IMG_8340s2

IMG_8742
パトリックの恋人・エヴリンを演じる石田ニコル。
わがままでかわいいエヴリンを表情豊かに

「ホントに華やかで観ていてとてもスッキリする舞台になったと思います。楽しんでいただけたらと思います」

IMG_8298s2

IMG_8263s2

パトリックの同僚でライバルのポールを演じる大貫勇輔
「僕だけ脱がない」と残念そうだったが優れた身体能力とダンスは存分に披露。

「台本読んだ時には、正直、何が面白いんだろうと思ったぐらい中身がない脚本だったんですよ。どうやって舞台になるのかと思った。でも、初めて(全編を)通した時に、なんて面白い舞台なんだと感動したんです。で、劇場に入って、さらにセットの照明と音楽と入った時に、わっ!これは面白いと。僕はほんとにすごい好きです」

IMG_8202s2

IMG_8398s2

IMG_8500

 

IMG_7926s2

 

PARCO PRODUCE 2025 ミュージカル『アメリカン・サイコ』
脚本 ロベルト・アギーレ=サカサ
作詞・作曲 ダンカン・シーク
原作 ブレット・イーストン・エリス

翻訳・訳詞 福田響志
演出 河原雅彦
出演 髙木雄也
音月桂 石田ニコル 中河内雅貴 原田優一 玉置成実
高橋駿一 GENTA YAMAGUCHI 松野乃知
ダンドイ舞莉花 エリザベス・マリー 吉田繭 加島茜
秋本奈緒美 コング桑田 大貫勇輔

東京:2025年3月30日(日)~4月13日(日) 新国立劇場 中劇場
大阪:2025年4月19日(土)~21日(月) 森ノ宮ピロティホール
北九州:2025年4月26日(土) J:COM北九州芸術劇場 大ホール
広島:2025年4月30日(水) JMSアステールプラザ 大ホール
公式サイト https://stage.parco.jp/program/AmericanPsycho