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本日初日!⼩沢道成作・演出×⼋⼄⼥光(Hey! Say! JUMP)主演の舞台 『Bug Parade』「今日まで楽しいが更新されながら進んできた」

⼩沢道成作・演出×⼋⼄⼥光(Hey! Say! JUMP)主演の舞台 『Bug Parade』が4⽉14⽇(⽉)に東京グローブ座にて開幕する。初日に先立ち、ゲネプロと取材会が行われた。舞台写真と合わせてお届けする。

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ぎたろー ⻑井 短 竪⼭隼太 内村颯太
⼩沢道成 篠井英介 ⼋⼄⼥光 伊勢佳世

本作は第31回読売演劇大賞の優秀作品賞/優秀演出家賞を受賞した⼩沢道成による新作書き下ろし。
描かれるのは、八乙女演じる春翔の、奇想天外なある一日。(回想シーンもあり)
なぜか自分は運がないと感じていた春翔は、小学校のときに先生から「自分で選択する」重要性を説かれて以来、間違った選択をしないようにしっかりと考えて選択をするようになったのだが…。

八乙女以外の6人の出演者は、様々な役柄を何役も演じる。きわめて演劇的な手法から、映像や大掛かりなセットも登場。春翔の家族や、すれ違う人たちとの多彩なエピソードが、ノンストップで綴られる様は、まさにパレード。
最後に残るものは?あなたの心に問いかけてくる舞台だ。

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八乙女光:通し稽古は何回もやってきましたが、毎回パワーの出方や流れが違う。その違いに楽しみがあって、今日のゲネプロでもキャストからふくらむパワーみたいなものが溢れ出ていて、初日は素敵なことになるなと思いました。
(初めて台本を読んで)確かにセリフ量は多いかもと気にはなりましたけれど、それより楽しそうで、キャストのみなさんと、どう言葉を交わしていったら、どう膨らむのだろうと早く稽古がしたいと一番に感じました。いざ稽古が始まると、自分が読んでいた世界観よりも、何十倍も膨れ上がって出来上がっていく過程があったので、正直、すごいいい作品に出会えたなと思っています。

(稽古では)テンパる役をテンパって考えるみたいな、それこそがバグ・パレードになっちゃっているんですが、その考える過程もすごく楽しかった。演技がすごく好きな人たちが集まって、話し合ったり、小沢さんも逆に質問してくれたり、みんなで作っていく感じがして、今日まで楽しいが更新されながら進んできたという感じです。

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篠井英介:メインはキヌエさんというおばあちゃんと、たくさんの役をやっております。ゲネプロを終えて、正直なところ大変ですけど、お客様とっては、これは楽しかろうなと舞台から思ってました。できれば客席から観たいな。心に来るだろうなと思っております。

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伊勢佳世 :主に母親役をやっています。稽古場とは雰囲気が違い、楽しい部分もあれば、まだ緊張して慣れてないのがあるので、これから慣れて自由になっていくのが楽しみです。
稽古場は学校みたいで、休憩になると関係ないことを話して、稽古が始まるのに「トイレに行きたいです」と言い出しす人がいたりして。だからお客さまにお見せするとなると、楽しく作ってきたのに、もうできないのかなと思って、ちょっと寂しい気持ちもあります。八乙女さんは絵がすごく上手で勝手に落書きするので、すごく嫌なんですが、でも上手だから嬉しくて。本当に学校みたいで楽しかったです。

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竪⼭隼太:カメラマン役の(と言いかけて、全員から「違う!」「(春翔の)お兄ちゃん」の声が飛ぶ)竪⼭です。お芝居が好きな人たちが集まった、このカンパニーに参加させてもらえたのもすごく嬉しいです。これから初日を経て、どんどん成長していくと思いますので、みなさま、ぜひ劇場までお越しください。
僕は次男なので、こんなお兄ちゃんがいてくれたらいいなっていいなと思って、春翔くんと話す機会は多かったと思います。

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⻑井 短 :主に日傘女の役をやらせていただきました。すごく楽しく、はしゃぎ過ぎちゃったなと思っています。一か所、確実に入れなかったので(笑)、すぐに確認してください。すいませんでした!

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内村颯太 :14役(?)くらいやっていて、主の役は泣き虫男です。頑張るので応援よろしくお願いします。
小沢さんが優しくて。稽古で2回目に間違えると、普通は「言ったじゃん」みたいになるのに、小沢さんは1回目みたいに「いや、こうしよう」みたいに言ってくれるので、僕のストレスというか、そういうのが(無いんです)。

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ぎたろー :タクシー運転手や春翔の父役、あと13役くらいやらせていただいています。ゲネを終えた感想は、お腹がすきまくる。舞台後ろの色々なところにミニハンバーガーとかかくしておきたい。(「結構お菓子があったりするんです」の声があがり、内村が舞台後方の小道具の中からクッキーを取り出して見せて笑いが起きる)とても楽しかったですけど、心を落ち着けて本番に戻りたいと思います。

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小沢道成:僕は正面から見させていただいていて、ヘアメイクや衣装、映像、照明、音声も、舞台美術、全てが見事で、日本で今見れることのできない要素がいっぱい詰まってると思いながら、でも物語としては春翔という青年の抱えてしまったものを物語で、7人の俳優で1人の人間の人生を描くというのは演劇でしかできないことかもしれないなと思いながら観ておりました。これからお客さまが入ってどうなっていくのか、とても楽しみです。
壮大なことではなく、たった1人の人間の外から見ると小さな悩みや抱えていることをどれだけ壮大に劇場で笑いながら、泣きながら、明るくできるかをモットーに芝居を作っています。「自分が悪いのかな、運が悪いだけなのかな」と悩んでしまった青年が、どんどん人生が生きづらくなっていくように描きながらも、僕自身もそういう人生を歩んできたりもしてたので、それが少しでも笑えるものになったり、外から見ると華やかに見えるようにしたいなと思ってこれを作りました。

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最後に八乙女は「このビジュアルを見たら、どういう舞台かと、びっくりすると思うんですけど、劇場に来てくれたら、数分でこの見た目とかはどうでも良くなるような、ストーリーに入っていけるような作品になっています。ひとりの人間の感情とかが目まぐるしくコロコロ変わるんですけれど、観終わった瞬間に、それがたった1日の話かと思うかもしれないです。なので、1回観たのでは物足りないだろうなと、僕はすごく思います。だから観に来てくださる方には2回目、3回目もどうですかと。毎回こういうことを言ってるわけではなく、自分たちのライブだから何回も来てということじゃなく、本当にこの作品だからこそ2回観たいなと思うので。でも1回でもちゃんとした満腹度で帰れると思っています」と語って取材会を終えた。

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東京公演は5月5日(月祝)まで。その後COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール(⼤阪)にて5月10日(土)~12日(月)に上演。

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Bug Parade(バグ・パレード)
作・演出︓⼩沢道成
出演︓
⼋⼄⼥光
伊勢佳世
⻑井 短
内村颯太
ぎたろー
竪⼭隼太
篠井英介

東京公演:2025年4⽉14⽇(⽉)〜5⽉5⽇(⽉祝) 東京グローブ座
⼤阪公演:2025 年5⽉10⽇(⼟)〜5⽉12⽇(⽉)COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
公式サイト︓https://bug-parade.com/