2025年6月に 明治座、7月5日に新歌舞伎座にて上演される舞台『サザエさん』の製作発表が4月23日に行われ、出演する藤原紀香 葛山信吾 高橋惠子 松平健が登壇し、意気込みを語った。
国民的人気作の「サザエさん」が2019年、2022年に続き、今年も舞台作品となって東京・明治座と大阪・新歌舞伎座に登場する。
今回上演されるのは、2019年の初演で大好評を博した作品で、10年後の磯野家の物語。相変わらずおっちょこちょいでお調子者のサザエ(藤原紀香)と出世して多忙になったマスオ(葛山信吾)。子供たちの心配をしているフネ(高橋惠子)と定年退職した波平(松平健)、さらにタマ役の酒井敏也という初演からのゴールデンキャストが出演。そこに磯野家の子供たち新たなキャストが加わり、原作漫画やアニメで描かれなかった10年後の変化しつつある磯野家の温かさと笑いがあふれる日常を描く。
高橋惠子 松平健 藤原紀香 葛山信吾
藤原紀香:3作目、めちゃくちゃ嬉しいです。
私がサザエさんと似てるなと思う点は、たくさんドジをしても笑いにごまかしてしまうところだと思います。私生活でもたくさんドジをするので、そういう時に全部笑いに変えます。
そして、サザエさんは悪いこともとてもポジティブに考えることができる人なので、そのあたりは似てると思います。
葛山信吾:今日こう久しぶりにこの扮装で先輩方にお会いして、本当に楽しみで仕方ありません。どうぞ応援よろしくお願いいたします。
(マスオと似ている点は)自分ではしっかりしてるつもりなんですけれども、全然頼りないというか、頼り甲斐がないところですかね。
高橋惠子:割烹着を着て芝居をすることは多分この役ぐらいしかないんじゃないかと思っております。存分に楽しみたいと思っております
(フネと似ている点は)このサザエさんの中で、タマと唯一話ができるのはフネなんですけれども、私も動物とは話ができます。一方的にそう思ってるだけですけれども。でも声に出してよく話してます。はい。動物全般、鳩も。一度ゴキブリとも話したことがあります。ちょっとごめんね、一緒には暮らせないのよと外に出て行ってもらいました。
松平健:最初は今までのイメージじゃないと思ってらっしゃる方も多かったと思いますけども、この扮装をしてみますと、私も何気にいけるんではないかと、自分でもそう思っております。今回も元気で頑張りたいと思います。
(波平と似ている点は)よくふらふら散歩や買い物に出ていくのはありますねえ。家族にはあまり話さずに、思ったらすぐ出かけちゃうんですね。
最後に藤原は「笑いあり、ちょっぴりホロリ。そしてお客さま見終わって劇場を出る時に、いつもより、昨日より、明日からまた優しく生きられるかもというような思いを持ってくれるようなひとときを劇場で伝えていきたいと思います」と語って製作発表を終えた。
舞台「サザエさん」
【原作】 長谷川町子
【脚 本・演出】 田村孝裕
【出演】
藤原紀香 葛山信吾
草川直弥(ONE N’ ONLY)(Wキャスト) 佐藤友祐(lol)(Wキャスト) 平尾帆夏(日向坂46)
藤代翔真(wink first/TRAINEE)(Wキャスト) 松﨑光(wink first/TRAINEE)(Wキャスト) 酒井敏也
高橋惠子 松平健 ほか
東京公演 : 2025年6月5日(木)~17日(火) 明治座
大阪公演 : 2025年7月5日(土)~8日(火)新歌舞伎座