新作オリジナル朗読ミュージカル「カラフル」が2018年2月10日(土)~12日(月・祝)まで、東京・銀座の博品館劇場にて上演される。
1998年に初版刊行された森絵都の「カラフル」は、第46回産経児童出版文化賞を受賞。出版20年を経過した現在でも「高校生に読ませたい本No.1」(文春文庫調べ)になるなど、ロングセラーを続けている。
2000年秋には監督・中原俊、脚本・森田芳光で実写映画化、2010年には監督・原恵一、脚本・丸尾みほでアニメ映画化されている。
公演は2部構成で、1部に朗読ミュージカル「カラフル」を。2部は実力派キャストの歌声を存分に楽しんでいただける「カラー」をテーマにしたレビューショーを行う。
今回は脚本・作詞・演出に舞台「あさひなぐ」、ミュージカル「シャーロック・ホームズ」等を手掛けた板垣恭一、作曲・音楽監督・演奏は音楽劇「瀧廉太郎の友人、と知人とその他の諸々」等のYUKAを迎えて、「朗読ミュージカル」という形で、原作の世界観を表現する。 キーボード、ギター、ベース、ドラム、ヴァイオリンの生演奏が物語に華を添える。
出演は、小林真役に2017年「レ・ミゼラブル」マリウス役の田村良太。
プラプラ役に2015年「レ・ミゼラブル」マリウス役、2014年「ミス・サイゴン」クリス役の原田優一。
真の兄、満役に「オペラ座の怪人」ラウル役、「美女と野獣」野獣役の中井智彦。
真の母役に「キャッツ」シラバブ役の今泉りえ。
真の事が気になる同級生の佐野唱子役は「アニー」アニー役の水野貴以。
真の初恋相手の桑原ひろか役は「最高はひとつじゃない」、「bare」ヒロイン・アイヴィ役の元AKB48の増田有華。
真の父親役に「アナと雪の女王」ハンス王子役、2000年「レ・ミゼラブル」マリウス役の津田英佑の7名。
ミュージカルの舞台で歌に定評がある実力派が揃った。
【あらすじ】
「気がつくと、僕は小林真だった。」
一度死んだ「ぼく」は、「前世の過ちを償う」ために下界で誰かの体に乗り移って過ごす「ホームステイの修行」をおこなう。「ぼく」の魂は「小林真」という中学3年生の少年に乗り移り、「修行」が始まった。
ところが、お目付役の天使から、両親の行状や真の学校での評判を知らされ、さらに好意を持っていた後輩の女子生徒が援助交際していたことがわかり、すっかり「修行」に消極的に。
しかし「ぼく」は学校で心を開ける友人を見つけ、休日に父から釣りに誘われて会話を交わしたことで、家族の別の姿や真への愛情を知る。「ぼく」はその愛情が真に向けられたものであることに葛藤を覚え、そして「ぼく」が下した決断は。。。
森絵都のベストセラー小説、初のミュージカル化!
【公演概要】
2018年2月10日(土)~12日(月・祝) 銀座 博品館劇場
原作 :森絵都(文春文庫)
脚本・作詞・演出:板垣恭一
作曲・音楽監督 :YUKA
出演 :田村良太、原田優一、中井智彦、今泉りえ、水野貴以、
増田有華、津田英佑
チケット :全席指定7,500円(税込)
協力 :株式会社文藝春秋
企画・製作・主催:株式会社ショウビズ
2月10日(土) 18:00開演
2月11日(日) 13:00開演/17:00開演
2月12日(月・祝) 13:00開演/17:00開演
公演公式サイト : http://www.show-biz.jp/colorful/
チケット取り扱い: 公演公式サイト、博品館劇場チケットパーク、
チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、カンフェティ
【スタッフコメント】
脚本・作詞・演出:板垣恭一
日本の小説を原作にオリジナルミュージカルを作りたいと考えています。「カラフル」は「歌」が聴こえてくる小説なので、ずっとミュージカル化したかった!そして叶いました!原作の言葉を大切に、脚本と詞を書き起こしました。そこにYUKAさんが素敵な音楽をつけて、さらにそれを出演者のみなさんが歌とセリフを使い演劇として立体化する。原作と朗読ミュージカル版、どちらを先に体験しても楽しんでいただける作品になると思います。
作曲・音楽監督・演奏:YUKA
この度、朗読ミュージカルカラフルの作曲を担当させていただきます。
演出、脚本、作詞の板垣恭一さんのもと、歌詞を先にいただき、そこに音を乗せていきました。
板垣さんからの各曲へのリクエストを活かしつつ、何より、カラフルの世界観がより豊かなものとして色づくように、そして、日本語がわかりやすく明確に伝わるように配慮してみました。
皆様に音楽も含めて可愛がっていただける作品になることを願っております。
【キャストコメント】
小林真役:田村良太
森絵都さんによる原作を読んだ時、気がつけば僕自身が小林真に乗り移った魂であるかのように錯覚しました。読書の際の主人公への「感情移入」が「乗り移る」感覚と似ていて不思議な体験でした。
そのため、初めは世界がとても重いものに思えるのに、読み進めると真と一緒になって、自分の周りにある大切なものにどんどん気がついて景色が明るくなるわ、気分が軽くなるわ、ある種の前向きな決意もできるんです。
朗読ミュージカルでもこの経験を皆さんにしていただきたいと強く思っています。
セリフのテンポ、言葉の重み、音楽の力がそれを助けてくれると信じています。
強烈なエネルギーを持った、信頼できる共演者の皆さまが、必ず多彩な色で作品を届けてくれるし、僕は真と同様に、それに助けられるのだと思います。
「カラフル」がお客様の心に届きますように。
プラプラ役:原田優一
多くの方に支持されている「カラフル」に私自身絶大な信頼をおくクリエイター陣とキャストによって、新たな世界がカラフルに彩られていくと思うと楽しみでなりません。
また、演じさせていただくプラプラという天使という役も新たなジャンルへの挑戦です。“人間ではない役”は今までに何度もやらせていただいてますが、天使というジャンルは恐らく初めてかと。皆様に気に入っていただけるキャラクターを作っていきたいと思っております。
小林満役:中井智彦
僕が「カラフル」と初めて出逢ったのは中学生の時、ラジオドラマでした。思春期真っただ中な僕にとって、魂となった「ぼく」の生き方に羨ましさを感じ、その魂が修行のために乗り移った体の持ち主「小林真」の生き方にもどかしさを感じ、自分と重ね合わせていました。そんな想い出の作品に携われる事、とても嬉しいです。真の兄、友達、真を囲む存在としてこの作を盛り上げていきたいです。
母親役:今泉りえ
クスッと笑ってしまったり、言葉が深く心に刺さったり、家族の愛を感じて涙したり。大げさでなく自然に表現されている事で、心の中にスーッと言葉や思いが入って来る素敵な作品。一気に読了しました。
これがミュージカルとしてどう生まれ変わるのか、楽しみで仕方ありません。翻訳ではなく日本語で書かれたものに、そのままメロディがつく。オリジナルだからこその魅力がそこにあると思います!
ずっとご一緒したいと願っていた共演者の皆さん。素晴らしい方ばかりです。早く声を合わせたいです。
佐野唱子役:水野貴以
「カラフル」は学生の頃に小説を読んでいて、今でもすごく記憶に残っていた作品でした。
秘話になりますが、映画「カラフル」のオーディションを受け、見事落ちた鮮明な記憶もあります(笑)
いつの時代にも、老若男女に響く物語なのではないかと思うので、沢山の方に観ていただきたいです。
共演者も、初めましての方、子役の頃からお世話になっている方や、何度も共演したことのある方、カラフルな個性が集まっていて、今からとても楽しみです。
桑原ひろか役:増田有華
台本をいただいてから、あっという間に読み終えてしまいました。カラフルの世界で生きられることがいまから楽しみですし、少女ひろかをどう演じようかとワクワクしています。
共演者の方々はまたまた実力派の皆様。いまからドキドキ。とても良い緊張感です。
“カラフル”の題材通り、私自身この作品を通して色とりどりな表情、歌、お芝居をお見せできたらと思っています。
父親役:津田英佑
初めまして、津田英佑です。
今まで園児の父親役をいただいた事はあっても、中学生の父親を演じるのは役者になって初めてです。普通に考えると40代後半ですから当たり前なのですが、息子役ばかりやってた事を思うと、時が経つのを早く感じます。僕が人生をやり直したいくらいです。笑
周りを見ると経験豊富な頼もしいメンバーばかり!
そして、朗読とミュージカルの融合ともなるとワクワクしかしません!
とにかく歌う事が好きなキャストばかり。きっと皆んな、自分の曲じゃなくても覚えて歌ってるんでしょうね。笑
早く皆んなと歌いたいです。